この記事の目標
macレスでiOSアプリ開発をするという夢を見る
記事を書いたひとはどんな人?
- iOS開発のためにジャンク屋で半日かけて探したM2 MacbookAirを開発専用機にした
- 12年ぶりにApple Developerアカウントの課金を再開した
衝撃の事実
x86で・・・iOSアプリがリリースまでできただと???
これは試すしかない
つかうもの(つかったもの)
- ArchLinux on Proxmox
- こだわりがなければ仮想VMである必要はないです
- omarchy-apple-dev
- Claude Code(もちろんCodexなどでもOK)
やってみよう
Arch Linuxのインストール
isoのダウンロード
ここから適当なmirrorを指定してDL
isoを使ってインストール
ディスクを入れて起動し、以下のコマンドを打つことで割と容易にインストールできます
archinstall
こまかいところは、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
再起動後の初期設定
OpenSSHをインストールするとSSHできるようになりますので忘れずに。
sudo pacman -S openssh
sudo systemctl enable sshd
sudo systemctl start sshd
あとはgitが必要なので追加
pacman -S git
yayのインストール
どうやら、yayなるものが必要そうなので、以下のサイトを参考に導入
unzipのインストール
必要っぽいのでこれもインストールしておくとよい
sudo pacman -S unzip
omarchy-apple-devを準備する
GitHubリポジトリの指示に従ってインストール
git clone https://github.com/joshuaswarren/omarchy-apple-dev
cd omarchy-apple-dev
./install-toolchain.sh
結構かかるので気長に待ちましょう。
途中で失敗した場合は
こんな感じで「iOS SDKを入れろ」といわれる。
Xcodeのバイナリをダウンロードする
公式サイトから、Xcodeのxipファイルをダウンロードします
※AppleDeveloperの登録が必要なので注意
2026年10月時点ではXcode27が最新なのでこれをダウンロード。
これを転送しておく。
※ホストマシンから実行する
scp Xcode_27.xip [user]@[host]:/home/[Linuxユーザー]/Xcode_27.xip
これで再実行
XCODE_XIP=/home/[Linuxユーザー]/Xcode_27.xip ./install-toolchain.sh
ログインする
インストールログで以下のことを言われたのでログインする。
今回の流れで進めるなら不要な気もするが、念のためやっておくとよさそう。
== 7. Apple ID sign-in (interactive, needed before device deploys) ==
Run: /home/[User]/.local/bin/xtool auth
Done. Next: plug in the iPhone and run ./device-run.sh
API Keyの取得
CLIからAppleDeveloperを操作するためのAPIキーを取得する。
いったん、Storeの情報をいじらせたくないのでDeveloperのみを設定する。
API Keyを作成したら、必要な情報を集めて以下のコマンドを実行
~/.local/bin/xtool auth
画面の指示に従って指定する。
パスを通しておく
echo 'export PATH=$PATH:~/.local/bin/' >> .bashrc
source ~/.bashrc
動作確認
$ xtool -h
OPTIONS:
--version Show the version.
-h, --help Show help information.
CONFIGURATION SUBCOMMANDS:
setup Set up xtool for iOS development
auth Manage Apple Developer Services authentication
sdk Manage the Darwin Swift SDK
DEVELOPMENT SUBCOMMANDS:
new Create a new xtool SwiftPM project
dev Build and run an xtool SwiftPM project
ds Interact with Apple Developer Services
DEVICE SUBCOMMANDS:
devices List devices
install Install an ipa file to your device
uninstall Uninstall an installed app
launch Launch an installed app
See 'xtool help <subcommand>' for detailed help.
プロジェクトを作成する
まずは動作確認のため、作ってみる
xtool new HelloApp
cd HelloApp
xtool dev run
こんな感じでデバイス待ちになればOK
$ xtool dev run
Planning...
Building for debugging...
[97 / 98] HelloApp-App-product
Build complete! (17.74 secs)
Waiting for device to be connected...
Claudeの準備
yay -S claude-code
Claudeを起動してリポジトリを読み込ませる
claude
いくつか打ち込んで、問題なければ大丈夫そう。
そのほか、いくつか分かったこと
Xcode作ったプロジェクトをそのまま読み込めなかった(ものによるかも)
すでに作っているプロジェクトを読み込もうとしたのですが、SwiftProjectがないと怒られてしまいました。
リンクとかを張ってちょっと回避する必要がありそうです。
Watchアプリはビルドできない
Claudeにも聞いたのですが、対象はiOS系のみで、Watchには対応していない模様。
おそらく、前項の制限についてもiPhone用のProjectとWatch用のプロジェクトの両方あるのがポイントになってるかもしれない。
そもそもこれ、アウトでは?
こちらの記事でもほかの方も提言した通り、Xcodeのバイナリを使ってインストールをするという時点で怪しい。
実際のところ、今回扱ったOmarchyはスクリプトがメインであるためリバースエンジニアリングとかはしていませんが、
Appleの規約で考えるとXcodeのバイナリをmac以外で動かすのは規約違反になりそうです。
デベロッパは、Apple SDKをAppleブランドでないコンピュータでインストール、使⽤もしくは
実⾏しないこと、iOS、iPadOS、macOS、tvOS、visionOS、watchOS、およびプロビジョニングプロファイルを
Appleブランド製品以外のデバイスで、またはAppleブランド製品以外のデバイスに関連して、インストール、使⽤また
は実⾏しないこと、および他者がこれらの⾏為をすることを可能ならしめないことに同意するものとします。デ
そのため、Omarchyを使って実際にDistributionまで進めようとした場合、規約違反になってあとから消される可能性もあります。
まとめ
macレスでアプリビルドをするという夢は見れた。
- 規約違反になりかねないので、夢を見るだけで終わらせたほうがよい
- Watchびるどができないなど制限もあるため、できたとしてもmacは必須と考えた方がいい
- 構築も割と面倒なので、ジャンクのmac買って母艦にしたほうが安心
というわけで、「自分がMacbookを買ったこと」を完全肯定しつつ、記事を締めたいと思います。



