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INTECAdvent Calendar 2019

Day 5

Raspberry PI で Lepton3.x を使う(その4)

Last updated at Posted at 2019-12-04

はじめに

簡単に温度測定をしようと Lepton 3.5 を使っています。
当初思っていたほど『簡単』ではなかったことについて
いろいろ書いている記事の4回目です。

課題解決へ

  • 課題はこれ(↓) (『Raspberry PI で Lepton3.x を使う(その2)』を参照)
    2019-10-09-164413_340x290_scrot.png

  • この課題については、チョット時間があいた時に、チョット調査する程度の扱いになっていました。

  • チョットの調査の積み重ねで分かったことは、Qt の処理負荷が影響しているということ。

    • 画面を書き換えなければ、データ取得は問題ない(と思われる)
    • RaspberryPI にとって、短時間での画像更新処理は負荷が高い
  • Lepton3.5 は、データ量が Lepton2.5の4倍

    • 高解像度となり取り扱うデータ量が増え、データ処理負荷が増えるのは避けようがない
    • Lepton2.5 と違って、Lepton3.5 は1/4画面ずつデータを取得しており、Lepton2.5と同様の仕組みで画面を更新すれば、残念ながら Lepton3.5 では画面更新頻度が4倍となる
  • ここで思いついた『1画面分のデータがそろったタイミングで画面更新すれば良いのでは?』

    • 取り扱いデータ量は4倍かもしれないが、画面更新頻度は4倍にならない!
    • Qt の処理負荷を軽減できる!
UpdateImageのタイミング 備考
修正前 20191115-UpdateImage-4times.png データ取得のタイミング(4回ごと)に UpdateImage
修正後 20191115-UpdateImage-once.png 4番目のデータ取得のタイミングで UpdateImage
  • 大した修正量もなく実装できてしまった
    • かなり改善した動き!

その後(PullRequest など)

  • commit したよ
  • fork 元に連絡したよ(2019/11/13)
    • Please try this version.
  • fork 元から返事が来たよ(2019/11/13)
    • Thanks for your persistence with this. This looks like a very good update, I'll try it out as soon as I can. [翻訳]
      • persistence(固執) って言われたよ(苦笑)
      • merge されるといいな
  • fork 元から返事が来たよ(2019/11/16)
    • I tried to run this again on my pi4 and continued to have the same problems. [翻訳]
      • やっぱり動かないらしい(涙)
    • Partially Works On RPi4/RPi3 with Buster. (長いので省略) [翻訳]
      • どうやら、RPi3/RPi4の機種依存ではなく OS 依存(Stretch/Buster)らしい
  • 使っている RPi3 に Buster 入れてみたよ(2019/11/20)
    • 彼の言う通りだ(runs for a few seconds and stops [翻訳])再現したよ
    • SPI 通信が怪しそうだったので '-ss 30' オプション付けて動かしてみたら、マシになった
    • とりあえず、この↑オプションを試してもらうよう伝えた
    • さて、どうなるか?
  • 最終的に merge されました(2019/12/21)

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