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Entra ID(旧: Azure AD) で IAM Identity Center(旧:AWS SSO) にユーザ/グループをプロビジョニングする時にメンバーが同期されない事がある

Last updated at Posted at 2024-10-10

なんか不思議な現象を目にしたのでメモがてらです

問題の再現

  • Entra ID
    • グループ A を作る
    • ユーザ B をグループ A のメンバーに割り当てる
    • エンタープライズアプリの IAM Identity Center でグループ A を割り当てる
    • プロビジョニングをする

これで IAM Identity Center 側にユーザ B とグループ A とそのメンバーが作成される。ここまでは正常。

その後、色々なトラブルがあったので IAM Identity Center 側を操作をしていたら問題が発生した。

  • IAM Identity Center
    • ユーザ B を削除する
      • この時点でグループ A のメンバーではなくなる
  • Entra ID
    • グループ A のメンバーのユーザ B をプロビジョニングして、復活させようとする
    • ユーザ B は再作成されるが、何故かグループ A のメンバーの同期が RedundantExport としてスキップされる

The state of the entry in both the source and target systems already match. No change to the User 'foo@example.' currently needs to be made.

意味のなかったリカバリ策

Entra ID のプロビジョニング先は色々あるだろうが、一般的にはグループ A を消して再同期したらメンバーも同期されるようになった、という報告が散見されたので試す

  • IAM Identity Center

    • グループ A を削除する
  • Entra ID

    • グループ A とメンバーのユーザ B をプロビジョニングする
    • グループ A は作成されるが、そのメンバーの同期が RedundantExport としてスキップされる :thinking: :thinking:
  • IAM Identity Center

    • グループ A とユーザ B を削除する
  • Entra ID

    • ユーザ B をプロビジョニングする
    • グループ A とメンバーのユーザ B をプロビジョニングする
    • ユーザ B とグループ A は作成されるが、そのメンバーの同期 RedundantExport としてスキップされる :thinking: :thinking: :thinking:

どうやらグループやユーザを削除しても、グループメンバーの割当だけキャッシュされているような気配があり、無意味だった。

有効だったリカバリ策

  • IAM Identity Center
    • グループ A をグループ A-backup にリネームする
    • グループ A を新しく作り、ユーザ B をメンバーにする
    • エンタープライズアプリの IAM Identity Center でグループ A を割り当てる
    • プロビジョニングをする

これで IAM Identity Center 側にユーザ B とグループ A とそのメンバーが作成される。
グループは別物なので、他の用途で使っていたりすると地獄です

後片付け

  • IAM Identity Center
    • エンタープライズアプリの IAM Identity Center でグループ A-backup の割当を削除する
    • プロビジョニングし、グループ A-backup を IAM Identity Center 側から削除する
    • グループ A-backup を削除する
    • おしまい

感想

冪等ではない同期やめてね

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