ubuntu等のLINUXにはデフォルトでpythonの2系がインストールされているが、PythonとOpenCVの互換性の面からPythonの3系を使いたい場合がある。
しかし、Pythonのデフォルトは2系になっているため、3系をメインで使いたい場合、デフォルトにしておくと便利である。今回は、Pythonの2系から3系をデフォルトにする方法を説明する。
バージョンの確認
ターミナルで$python
でPythonを起動するとデフォルトに設定されているバージョンが立ち上がる。
環境変数の設定をする
環境変数の設定を行う場合、'bash'に記述する。bashには、'bash_profile'と'bashrc'があり、このファイルに設定を記述することで使用環境をユーザ好みにカスタマイズできる。
'bash_profile'はログイン時に一回実行される設定で'bashrc'はシェルの起動時に一回実行されるといった特徴があり、今回は'bashrc'に記述をする。
まずは
$which python3
でPythonの3系がインストールされている場所のパスを確認する。
次に、
$vi ~/.bashrc
で設定ファイルを開き、好きな場所に
alias python = 'Pythonの3系がインストールされている場所のパス'
を記述する。
最後に、
$source ~/.bashrc
で設定を反映させる。
設定をしたら再び、
$python
でPythonを起動し3系が立ち上がれば設定完了です。