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Microsoft Bingを試して、Google Cloud Platform上にNetApp Cloud SyncのData brokerを作ってみた

Last updated at 2023-03-16Posted at 2023-03-16

以前、下記の記事でAmazon Cloud向けにCloud Syncを使用して、NetApp Cloud Volumes ONTAP（CVO）とAmazon FSx for NetApp ONTAP（FSxN）間でデータを同期する方法と、Data Brokerの作成方法を紹介しました。

今回は、Google Cloud Platform上でData Brokerを作成する方法について紹介します。そもそも、Cloud Syncとは何でしょうか？以前の記事「Microsoft Bing と ChatGPT を試して、NetApp Cloud Volumes ONTAPの Terraform テンプレートサンプルを作成」でも紹介しましたが、最近話題になっているBingに聞いてみましょう。

まずは、「NetApp Cloud Syncとは何ですか？」から始めます。

続きに、表示された質問「NetApp Cloud Syncの利点は何ですか？」をクリックしてみます。

また、「他のクラウドサービスと比較してどうですか？」を押します。

そもそもCloud SyncのData brokerはなぜ必要かも教えてくれます。

「NetApp Cloud Sync Data BrokerをGoogle Cloud Platformに作成する」をクリックすると、表情を添えて回答を表示してくれましたね。とても面白かったです。

では、Bingの回答と共に、こちらのガイド「Creating a new data broker in Google Cloud」を参照して作成します。

手順

1.Google Consoleにより、Cloud SyncのData brokerに必要なIAM roleなどを準備
2.BlueXPのGUIにより、Data brokerを作成・動作確認

1.Google Consoleにより、必要な`IAM role`と`Service Account`を準備

必要なIAM role
Data brokerを作成するのに必要なIAM roleをCloud SHELLからCLIで作成します。
こちらのガイドを参照して、YAMLをコピーします。

YAMLはそのままではなく、下記の図のように「title」や「includedPermissions」などの情報を先頭に追加し、コマンドを確認してから実行します。
$ gcloud iam roles create NetAppCloudSyncDatabrokerUserRole --project=mybluexpconnector1 --file=NetAppCloudSyncDatabrokerUserRoler.yaml

Google ConsoleからIAM & Admin ->Rolesにいって、上記の作成を確認します。
Cloud Syncを利用するService account
同じガイドのPermissions required for the service accountのYAMLをコピーします。

同じようにtitle、includedPermissionsなどを追加します。

service account roleをコマンド $ gcloud iam roles create NetAppCloudSyncDatabrokerServiceRole --project=mybluexpconnector1 --file=NetAppCloudSyncDatabrokerServiceAccountPermission.yamlで、service accountをコマンド$ gcloud iam service-accounts create cloud-sync-service-account --description="NetApp Cloud Sync Service Account" --display-name="NetApp Cloud Sync Service Account"で作成します。

作成したservcie roleとservice accountをbindingします。
# gcloud projects add-iam-policy-binding mybluexpconnector1 --member="serviceAccount:cloud-sync-service-account@mybluexpconnector1.iam.gserviceaccount.com" --role="projects/mybluexpconnector1/roles/NetAppCloudSyncDatabrokerServiceRole"

上記のservice roleとそのpermissionsを確認します。

上記の作成したservice accountを確認します。

ここまでは準備が完了です。

2.BlueXPのGUIにより、Data brokerを作成・動作確認

Data brokerを作成
BlueXPのGUIからMobility ->Copy & sync ->Manage Data Brokersにアクセスして、Manage Data Brokersのタブをクリックし、Add New Data Brokerを選択します。

Google Cloud Platformのアカウントを選択します。もしアカウントが表示されない場合は、右上の四角をクリックしてallowを許可すると選択できるようになります。

ガイドに従って先程作成したservcie accouontが表示されるようになるので、それを選択します。また、Public IPをEnableにします。

Proxyは今回使わないので、そのままでContinueを押します。
動作確認
しばらく待つと、Google Cloud ConsoleとBlueXPのGUIにActiveになっていることを確認できます。

BlueXPのGUIから、上記のData brokerを選び、Azure Blob StroageとGoogle Cloud Stroageの間にSync Relationshipを作成します。

Azure blob storageにあるデータをGoogle Cloud Storageに転送できました。