UnityでchatGPTのAPIを使う準備

2025.9.11時点の記事です。

Unityプロジェクトの準備

・Unity HUBをインストール
・Unityをインストール（例2022.3.22）（最新版でないほうがトラブル少ないと思う）
・適当にプロジェクトを作る。（URPテンプレでOK）

NugetとOpenAIのインストール

OpenAIいれるのに、Nugetからのほうが簡単らしい。

ここから、NuGetForUnity.4.5.0.unitypackageをダウンロードする。

Unityメニューから、先のファイルを指定してインストールして、

Nugetメニューが増えることを確認。

Nuget Managerを起動する

サンプルコードの準備

chatGPTに5ドル課金し、APIでアクセスするためのkeyを発行する。
手順は省略するが、課金上限は設定しておいた方が良い。
chatGPT plusプランである必要はないらしい。

シンプルなテキストエディタなどでapi_key.txtというファイルを作成し、内容は先のアクセスキーの文字列をコピペしておく。

そのapi_key.txtファイルをUnityのAssets直下に置く。
（アプリとして書き出す場合は、直下ではダメらしい。）

Assetsフォルダの中で、右クリックメニューから、Create、C# Scriptを選択し、GPTという名前に変更する。

できたGPTファイルをダブルクリックして、編集ソフト（VisualStudioなど）を起動し、次の内容にする。
(try catchは省略)

using System;
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
using System.IO;

using OpenAI;
using OpenAI.Chat;
using System.ClientModel;

public class GPT : MonoBehaviour
{
    async void Start()
    {
        var apiKey = LoadApiKey();
        if (string.IsNullOrEmpty(apiKey)) return;

        OpenAIClient client = new OpenAIClient(new ApiKeyCredential(apiKey));

        var model = "gpt-4o-mini";
        // Chat用のClientを取得（機能ごとにClientが存在する）
        ChatClient chat = client.GetChatClient(model);
        List<ChatMessage> chatMessages = new List<ChatMessage>();

        // AIに送るメッセージ
        string message = "日本の著名人の名前を5人挙げて";
        chatMessages.Add(new UserChatMessage(message));

        // チャットの送信
        var response = await chat.CompleteChatAsync(chatMessages);

        // ChatGPTの返答
        var responseText = response.Value.Content[0].Text;
        Debug.Log($"ChatGPTの応答:{responseText}");
    }

    private string LoadApiKey(){
        // Assets直下の api_key.txt を参照
        var path = Path.Combine(Application.dataPath, "api_key.txt");

        if (!File.Exists(path)){
            Debug.LogError("api_key.txt が見つかりません: " + path);
            return null;
        }

        var key = File.ReadAllText(path).Trim();
        if (string.IsNullOrEmpty(key)){
            Debug.LogError("api_key.txt が空です");
            return null;
        }
        return key;
    }
}

サンプルコードの実行

プログラムを適当なオブジェクトに割り当てる。
ここでは、Cubeオブジェクトを用意する。

つくったcubeの一番下のadd componentからGPTプログラムを検索して、追加する。

実行

こんな感じで、Consoleタブに、返答が出力されればOK