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Azure Blockchain Serviceを試してみる4(コンソーシアム管理編)

Last updated at Posted at 2019-09-04

はじめに

前回の記事では、構築したチェーンにブロックチェーンエクスプローラの導入を行いました。今回の記事では、コンソーシアムへのメンバの追加、削除といったコンソーシアム管理機能を試してみます。

コンソーシアムにメンバを招待する

コンソーシアムのメンバ管理は、Azureのポータルからは行うことができず、PowerShellを使ってコマンドラインで行う必要があります(2019/9/4時点)。

PowerShellを起動して、以下の流れで招待を行います。

Web3の接続確立

$Connection = New-Web3Connection -RemoteRPCEndpoint 'トランザクションノードが提供するエンドポイントURL'
$MemberAccount = Import-Web3Account -ManagedAccountAddress 'メンバアカウントのアドレス' -ManagedAccountPassword 'メンバアカウントに設定したパスワード'
$ContractConnection = Import-ConsortiumManagementContracts -RootContractAddress 'ルートコントラクトのアドレス' -Web3Client $Connection

メンバの招待

$ContractConnection | New-BlockchainMemberInvitation -SubscriptionId '招待するメンバのサブスクリプションID' -Role USER -Web3Account $MemberAccount

招待が完了すると、ポータルのコンソーシアムメンバ一覧にステータスがInvitedのサブスクリプションIDが追加されます。
スクリーンショット 2019-09-04 13.03.11.png

コンソーシアムに参加する

招待されたコンソーシアムへの参加はメンバ作成画面から行います。コンソーシアムの選択欄で、招待されたコンソーシアムを選択します。
スクリーンショット 2019-09-04 19.30.25.png
必要情報を入力し、「Review + create」をクリックしてデプロイを行います。
デプロイを終えるとノードの同期が行われ、ブロックがノードに追加されます。
スクリーンショット 2019-09-04 20.20.45.png

コンソーシアムからメンバを削除する

$ContractConnection | Remove-BlockchainMember -Name '削除するメンバ名' -Web3Account $MemberAccount

メンバを削除すると、ポータル上で該当メンバのアカウントアドレスが0x0に変わっている事が確認できます。

おわりに

今回の記事では、コンソーシアム管理機能を使ってメンバの追加や削除を行いました。次回の記事では、コンソーシアムの複数メンバ間におけるプライバシー関連の機能を試します。

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