カスタム・スタンプを使用したい
Daeja ViewONEでは、アノテーション機能を用いて、文字や図形などをPDFファイルに追記することが可能です。利用可能なアノテーションにはスタンプ機能が含まれ、テキストを含むスタンプや、画像イメージをスタンプとして利用することが可能です。紙からデジタルへのシフトが進んでいるといっても、ハンコ文化が根付いており、スタンプを押印したいという要件はまだまだあります。この記事ではカスタム・スタンプを機能を用いて任意の画像イメージをスタンプとして利用する方法について説明します。
カスタム・スタンプの利用方法
カスタム・スタンプを利用するには以下の様にパラメータを指定すればOKです。
image:を指定することでイメージ・ベースのスタンプを指定することが可能です。
今回は固定の相対URLを指定しましたが、javascriptやサーブレッドなどを使用して異なる画像を用いるような要件に対応することも可能です。
https://www.ibm.com/docs/en/daeja-viewone/5.0.x?topic=style-stamps
<param name="annotationStamp1" value="image:../../hanko.png" />
<param NAME="annotationStampProperties1" value="<menu=はんこ>">
実際の動作イメージ
実際に動作確認してみましょう。
以下の様にスタンプメニューからスタンプを選択可能になります。
PDFファイルにスタンプを押すことが可能です。
また、テキスト・ベースのスタンプでは日付やユーザ名などを挿入することも可能になっています。
焼き付け処理
ViewONEでは焼き付け処理をサポートし、PDFにアノテーションを焼き付けることが可能です。しかし、残念ながら、イメージ・ベースのカスタム・スタンプの焼き付け処理はサポートされていません。焼き付けが必要な場合には、テキストベースのスタンプや他のアノテーションを利用するなど、代替案を検討する必要があります。
まとめ
Daeja ViewONEでは、PDFにアノテーションを付加することが可能で、カスタム・スタンプ機能を用いることで任意の画像をスタンプとして利用することが可能です。