Granite4.0がリリースされました
IBMがGranite4.0シリーズをリリースしました。
https://www.ibm.com/new/announcements/ibm-granite-4-0-hyper-efficient-high-performance-hybrid-models
watsonx Orchestrateからもwatsonx/ibm/granite-4-h-smallが利用可能になっているため、さっそく試してみたいと思います。
モデルの確認
ADKから利用可能なモデルをリストしてみます。
orchestrate models list
watsonx/ibm/granite-4-h-small がリストされています。
このままでもADK上は利用可能ですが、以下のコマンドで、UI上から選択可能にしてみます。こちらの記事も参考にしてください
orchestrate connections add -a wx_gw_creds
orchestrate connections configure -a wx_gw_creds --env draft -k key_value -t team
orchestrate connections set-credentials -a wx_gw_creds --env draft -e "api_key=gateway"
orchestrate models add --name "watsonx/ibm/granite-4-h-small" --app-id wx_gw_creds
エージェントからの利用
エージェント・ビルダーで確認すると、以下の様に正しくリストされています。
現状、DefaultエージェントだとTool呼び出しが正しく動作しませんでしたが、Reactエージェントでは正しくToolを呼び出すことができました。また、日本語に対応しているモデルであるため、Tool呼び出し時に日本語が文字化けするといった問題もなさそうです。
まとめ
新しくリリースされたGranite4.0でエージェントを動作させ、ReactエージェントでのTool呼び出しや、日本語での動作も確認できました。現状デフォルト・エージェントではTool呼び出しが動作しない等、課題もありそうですが、Granite4.0は効率的でコスト・パフォーマンスに優れたモデルということですので、比較的シンプルなタスクを計画する場合に活用できそうです。