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Windows版Affinityの2種類のインストーラ、両方入れてみた

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入れられないと思い込んでいたが…

3.0.0のインストーラトラブルで、期せずして2種類のインストーラを試すことになったAffinity。
その時はMSIX→MSI/EXEの順に試し、MSIXの方は削除していた。

だが、こんな報告が上がっているのを目にし…

せっかくなのでMSIXの方も追加で入れてみることにした。

2つのアプリの見分け方

問題なくインストール完了。
スタートメニューに同じアイコン・同じ名前が2つ並んでいる。
先に入れた方がMSI/EXEなので、上がMSI/EXE、下がMSIXとなっている。
affinity_install1.png
※この時はこの並び順だったが、その後入れ替わりも発生したので、並び順すらあてにならない…。
そこでよーーーーく見るとMSI/EXE版のアイコンは影付き、MSIX版のアイコンはフラットでちょっとだけ大きい気が。

どちらのインストーラ由来かを知るには、右クリックメニューを開けばよい。
詳細に「ファイルの場所を開く」があるのがMSI/EXEでインストールした方。
affinity_install2.png

詳細にファイルの場所がなく、アプリの設定となっているのがMSIXでインストールした方である。
affinity_install3.png

タスクバーへのピン留めも別々になる。
affinity_install4.png
よく見るとアイコンが違う!!
四隅にドットがある方がMSIX、ないのがMSI/EXEである。

デスクトップのショートカットはMSI/EXEのみで、MSIXのインストール時には作られず、置き換えもされなかった。

設定ファイルのフォルダも分かれている

この2つのアプリケーション、同時起動はできず、設定ファイルの保存場所も異なっている。
これまでFAQなどで示してきた設定ファイルの場所の2つ。それぞれMSIX用とMSI/EXE用のフォルダだったわけである。

  • MSIX用→ユーザー→(ユーザー名)→.affinity
  • MSI/EXE用→ユーザー→(ユーザー名)→AppData→Roaming→Affinity

となる。

試しに、MSI/EXE用のフォルダの中身をMSIX用のフォルダに上書きしたところ、MSI/EXEの時の環境が再現できた(問題がないとの保証はできないので、試すのは自己責任で)。

そもそも他のアプリでも同様のことができるのか

こうした、MSIX版とMSI/EXE版のインストーラが提供され、両方ともインストールできてしまうという例は他にもあるようだ。

Power Automate for desktopの場合、共存させてはいけないと解説がある。

MSIX版とMSI/EXE版が別アプリ扱いで同内容だろうと検知できないのは、複数の環境を用意したい場合には有効でも、たいていの場合はトラブルの元になりかねないようだ。

普通は両方ともインストールなどやらないにしても、配布元が念押しで一言補足してほしいところである。

むやみに2つともインストールすることは避ける

以上、複数のインストーラを同時に入れることができる件について解説した。
意図的に2つともインストールし、異なる環境を作って使用したいという場合は自己責任でやるとよい(私は一方を英語UIにしようと考えている)。

ただし、Windowsのことに詳しくなく、手当たり次第インストールしなければと考えた人が両方インストールしてしまう可能性がある。
その場合、起動するショートカットを間違えて、設定が無くなったと慌てることになるかもしれない。

原則として、どちらか一方だけのインストールにとどめるべきである。
おすすめはMSIX形式で、MSIXだとうまく動かない時(先にMSIXをアンインストールしてから)、またはインストール先を変える必要がある場合のみMSI/EXEを使用するとよい。
アップデートはMSIX形式だと自動、MSI/EXE形式だと手動(インストーラのダウンロード画面に飛ぶので、ダウンロードして実行)になる。

最後に、Affinity公式ヘルプのインストーラ解説を再掲しておく。

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