はじめに
前回のNFTに続いてweb3編第二弾として今回は「DAO」について書いていきたいと思います!
今年になって「DAO」という言葉を色々な場面で目にすることが増えましたね。
「DAOが人々の働き方を変える!」なんて言われてたりしますが内容をあまり理解していなかったので今回調べながらまとめていきます!
記事の流れ
- DAOとは
- 分散型(Decentralized)とは?
- 自律(Autonomous)とは?
- どのように運用されているのか
- 最後に
DAOとは
DAOとは「Decentralized Autonomous Organization」の略で日本語では「分散型自律組織」と言われています。
とりあえずここでは「新しい組織の形」とだけ覚えておいてください。
組織というのは「株式会社」とか「サークル」とかそういったものですね。
組織というのはわかったと思いますが「分散型」「自律」とは何なのでしょうか?
分散型(Decentralized)とは?
一言でいうと「中央管理者がいない」いう意味です。
株式会社だと「株主」「役員」と言った中央管理者に権力が集中していますがDAOはそうではないということです。
株式会社の場合、重要な意思決定は取締役会で決められますが、DAOの場合は組織メンバーの投票によって意思決定がされます。
(出典:https://tabiryman.com/decentralized-autonomous-organization/)
自律(Autonomous)とは?
これも一言でいうと「自分で自由にできる」いう意味です。
DAOに所属するのも辞めるのも自由、組織の中でどのような行動をするのかも個人の自由というわけです。
このような意味でDAOは人々の働き方はより自由なものへ変えると期待されています。
このように分散型で自律的な組織のことをDAOと呼んでいるわけです!
DAOはどのように運用されているのか?
DAOの運営
まずDAOにはそれぞれに独自の「ガバナンストークン」(仮想通貨)というものが存在します。これがDAOの運営に不可欠になってきます。
ガバナンストークンを手に入れるには
- DAOに貢献するともらえる
- 例えばwebサービスを作っているDAOであれば機能開発を手伝うことでガバナンストークンが貰えたりします。
- OSSにコントリビュートするついでにトークンが貰えるようなイメージです。
- お金を出して購入することもできる
ガバナンストークンの使い道
- 組織の意思決定にはそのガバナンストークンを持ったメンバーの投票(多数決)で決定します。
- トップダウンによる意思決定ではなくDAOで何かをしたい場合は必ず投票で決定します。
DAOでお金を稼げるのか?
- ガバナンストークンは取引所で売買できるので
DAOに貢献する → ガバナンストークンが配布される → それを売る事でお金を得る
というような稼ぎ方ができます。- もちろんDAOに価値がないとガバナンストークンに価格がつかないため大した金額にはなりません。
- それ以外にもDAOで利益が出た場合はガバナンストークンを持っている人に分配すると言ったルールを設定してる所もあります。
実際の運用例
Qiitaで「個人開発でDAOをやってみる」を書いた人のDAOを見るとより具体的にどのような運営がされているのか見えてくると思います!
ドキュメントは公開されてるので是非読んでみて下さい!よりDAOの理解が深まると思います。
最後に
起業家は株式会社の代わりにDAOを設立し、労働者は自分の「好きな時に、好きな場所で、好きなDAOで働く」そんな未来があるかもしれませんね!
つよつよエンジニアの皆さんは是非DAOにコントリビュートしてみてはどうでしょうか!もしかしたら稼げるかも?!?!
参考