NTTPCコミュニケーションズのwebarenavpsを利用しているが、[AmazonS3互換かつ低価格な、Wasabiオブジェクトストレージ]の無料キャンペーンがあったので、Wasabiを使ってみた。
- WebARENA Wasabi オブジェクトストレージ最大1TB分相等額(税込834円/月)が年内無料
- データの保管先は、NTTPCではなくWasabiのサーバで国内にはない
- S3互換なので、awscliからアクセス可能(一手間必要)
- ブラウザから直接ファイル参照ができる。動画も配信できる。!!!
- AmazonS3は、データ保存量に加え転送量でも課金されるが、Wasabiは転送量課金がなく、データ保存量課金のみ。そして834円/月・1TB。年額10,008円
Wasabiのアカウント作成
キャンペーン案内メールに従い応募したら、アカウント作成用の情報がメールできたので、これで自分専用のサブユーザを作成した、
- WasabiURL: https://console.wasabisys.com/#/subuserLogin
- ルートアカウントメール又はエイリアス: 57211976d4c94665a404846fc60acd2a@ecl.ntt.com
- サブユーザー名:xxxxx
- パスワード:xxxxx(初期パスワード)
ストレージを利用するためのユーザを作成
[ここを参考に] (https://magnets.jp/web_design/webservice/11009/)
- Bucket : オブジェクト(ファイル)を格納する場所。名前はWasabiユーザをまたがって一意のようで、
test
などのアリアリの名前は already exist を言われ作成できない。また、Bucketをpublic公開すると、httpsでアクセスできるようになるが、その際のurl中のパス名になる。 - Policy : User に Policy を割当て(attached)することで、Bucket と User のアクセスコントロールをする
- User : s3fs,awscliなどでアクセスする際に使用するユーザを作成する。実際にはユーザ名ではなく、ユーザに紐づく鍵情報を設置する。
UserにPolicyが割当てされ、このPolicyでUserがどのBucketにアクセスできる、決まる。
実際に使ってみる
Wasabiコンソール
https://console.wasabisys.com/ にアクセスすると、ブラウザからファイルのUPLOAD/DOWNLOADができる
DISKマウントして使う :: s3fs
s3fsのインストール
ここを参考に s3fsをインストール。
アクセスキーの設定
echo "bucketName:accessKeyId:secretAccessKey" > ~/.passwd-s3fs
の形式でアクセスキー情報を設定。
chmod 600 ~/.passwd-s3fs
もやる。
raspbianでエラー
macosでは発生しなかったが、raspbian(raspi2)ではこんなエラーが出た。
ここを参考に対処
s3fs: There is no enough disk space for used as cache(or temporary) directory by s3fs.
# mkdir /var/s3fs_cache
# s3fs -o noatime,use_cache=/tmp/s3fs_cache BUCKET-NAME /mnt/s3fs/
マウント(アンマウント)する
$ mkdir /MOUNT/DIR
$ s3fs BUCKETNAME /MOUNT/DIR -o passwd_file=/PASSWD/DIR/.passwd-s3fs -o url=https://s3.us-west-1.wasabisys.com
url の us-west-1 はBucketを作成するリージョンにより異なります。
fusermount -u /MOUNT/DIR
アクセスする
アクセス方法 | コマンド |
---|---|
s3fs でマウント | s3fs BUCKETNAME /MOUNT/DIR -o passwd_file=/PASSWD/DIR/.passwd-s3fs -o url=https://s3.us-west-1.wasabisys.com |
ブラウザ | https://s3.us-west-1.wasabisys.com/BICKETNAME/DIR/FINENAME ※1 |
ブラウザコンソール | https://console.wasabisys.com/ |
※1:ファイルをpublic公開にする必要があります。