Vimのリリースされたpatchの説明です。
(9.1.0455 ~ 9.1.0516)
新機能、大幅な仕様変更には、が付いています。
runtimeファイルも直接commitされるようになりました。ただ、数が多いので基本的にはここでは取り扱わないことにします。
-
9.1.0509:
bindtextdomain()
を追加しました。gettext()
に第2引数 {package} を追加しました。メッセージの翻訳検索のベースパスを設定/指定します。 -
9.1.0507: 自動イベント
CursorMovedC
を追加しました。コマンドラインのテキストが変更されていない状態の時に、コマンドラインでカーソルを移動した後にトリガーされます。(関連patch: 9.1.0511) -
9.1.0503:
'completopt'
のサポート値にfuzzycollect
を追加しました。指定時はインサートモード時のデフォルトのキーワード補完のあいまい収集を有効にします。(関連patch: 9.1.0463) -
9.1.0500:
popup_setbuf()
を追加しました。ポップアップウィンドウ {id} のバッファを {buf} に設定します。 -
runtime(nohlsearch): シンプルな
nohlsearch
プラグインを同梱しました。(:h nohlsearch-install
) (関連oatch: simplify mapping) -
9.1.0476: ハイライトグループ
PmenuMatch
とPmenuMatchSel
を追加しました。それぞれ、ポップアップメニューの、通常の項目内のマッチしたテキスト、選択されている項目内のマッチしたテキストのハイライトを指定できます。 - runtime(doc): 組み込み関数のマニュアル(help)に、戻り値の型の記載を追加しました。(関連patch: runtime(doc), ........)
-
runtime(cpp): ファイルタイプが C++ の場合の
'commentstring'
の値を//\ %s
に変更しました。 -
9.1.0465:
filecopy()
を追加しました。ファイル {from} を {to} へコピーします。 -
9.1.0464:
'commentstring'
のデフォルト値を変更しました。コメント記号とコメント文字の間に空白を開けるようにしました。(関連patch: runtime(comment), runtime(cpp)) -
9.1.0463:
'completopt'
のサポート値にfuzzy
を追加しました。指定時はインサートモード時の補完にあいまいマッチを使用します。(関連patch: runtime(doc), 9.1.0466, 9.1.0467, 9.1.0484, 9.1.0487, ........)
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
Vim開発者向けの追加、変更 | |
'hoge' |
オプション (:h options 参照) |
:hoge |
Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() |
組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge |
Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge |
feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。