TL;DR
GitPodを利用すると、iPadでIDEもjupyterも使えるから最高やんけ!
GitPodの特徴
GitPod
は以下のような特徴があります。
- VS codeライクなIDEを利用可能
- chromeとfirefoxで使用可能
-
GitHub
とアカウント連携して利用可能 - publicリポジトリは無料、privateリポジトリは有料(9$/月〜)で利用可能
今回のゴールと手順
iPadのchrome上で
Pythonのプログラミング環境(IDEとjupyterlab)構築をします。
大まかな手順は以下の通りです。
- GitHubにリポジトリを作成し、3つのファイルを置く
- GitPodへアクセス
- jupyterlabを立ち上げる
GitHubでの準備
適当なリポジトリに以下の3つのファイルを置きます。
1ファイル目は、GitPod上で利用するdockerファイルです。
FROM python:3.7
RUN apt update -y && apt upgrade -y
RUN pip install pipenv
2ファイル目は、GitPod
の設定ファイルです。
8888番ポートを開いている理由はjupyterlab
を利用するためです。
image:
file: .gitpod.Dockerfile
ports:
- port: 8080
onOpen: open-preview
- port: 8888
onOpen: open-browser
3ファイル目はPipfile
です。
これは、pipenv
で仮想環境を構築していることを想定して準備したファイルのため必須ではありません。(pipenvを利用するとローカルの環境などをそのままGitPod上でも利用できるのでオススメです。)パッケージはjupyterlab
とpandas
などがあればいいかなと思います。
[[source]]
name = "pypi"
url = "https://pypi.org/simple"
verify_ssl = true
[dev-packages]
[packages]
pandas = "*"
jupyterlab = "*"
matplotlib = "*"
[requires]
python_version = "3.7"
ここまでで、以下の3ファイル(とREADME.md)がリポジトリの直下に配置されていると思います。
(リポジトリルート)
|-.gitpod.Dockerfile
|-.gitpod.yml
|-Pipfile
|-README.md
GitPodへアクセス
GitPodへのアクセスはGitHubリポジトリのURLにgitpod.io/#
を付与するだけです。
たとえば、GitHubリポジトリのURLが以下だった場合、
https://github.com/[user_name]/[repository_name]
GitPod
にアクセスするURLは次のようになります。
https://gitpod.io/#github.com/[user_name]/[repository_name]
毎回打ち込むのは大変なのでGitHubのREADME.mdなどにリンクを貼っておくと便利です。
GitPodのIDEは、初回は起動に10分程度かかりますが、2回目以降は1~2分で起動します。
jupyterlabを立ち上げる。
リポジトリに、Pipfile
があるので、以下のコマンドを叩くだけでjupyterlabを立ち上げることができます。
$ pipenv install
$ pipenv shell
([repository_name])$ jupyter lab
pipenvのshellを立ち上げて、
jupyterlabも起動・ログインがiPad上で操作できます。
iPadでGitPodを利用するTips
iPadでGitPodを利用していると、画面下に予測候補などが現れる長いバーが出てきます。(画像下部の2色になっている黒いバー)
これは、iPadの「設定」→「一般/キーボード」の「入力補助」をオフにすると消えてくれます。
いつぞやのアップデートで、再び出るようになったので、
iPadの「設定」→「一般/キーボード」の「予測」もオフにしておくことをお勧めします。
(日本語を打っているとたまにしたから現れることがありますが・・・。)
おわりに
iPadで出来ることがどんどん増えてきているので、
簡単なプログラミングなら、本当にiPadだけで十分だなと思う今日この頃です。
(ちなみに、この記事もiPadで書いてます。)