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【MS-900】Microsoft365 Fundamentals試験の勉強方法(2020年9月合格)

今回は「MS-900: Microsoft 365 Fundamentals」に合格したため、その学習方法を記載します。

■筆者情報(2020年9月時点)

・インフラエンジニア。
・AWS資格はプロフェッショナルまで取得済み。
※詳細は「【AWS認定試験】6試験(CLF・SAA・SAP・SOA・DVA・DOP)合格までの道のりと勉強方法について(2020年4月時点)」参照。
・Azure資格は「AZ-900:Azure Fundamentals」のみ取得済み。
 詳細は「AWS資格取得者がAZ-900:Azure Fundamentalsを受験する際の効率的な勉強方法(2020年3月合格)」参照。
・Microsoft365系の資格は初受験。
・Microsoft365は業務でも利用しているので、機能名はだいたい理解している状況。
 ただし、管理機能等の知識はない。

■受験動機

パブリッククラウドのIaaS基盤としてAWSやAzureについて学習を進めてきましたが、Azureに関してはSaaSであるOffice365サービスの導入を合わせて検討することで、大きな導入効果が発揮できると考えるようになりました。AzureADで連携できる部分も多く、セキュリティ対策なども統合的に実施できる部分があるからです。その為、基礎知識の習得は不可欠と考え、今回の受験に繋がっています。

■試験内容

試験内容は以下の通りです。

区分 内容
試験コード MS-900
試験名 Microsoft 365 Certified Fundamentals
受験料 99 USD
試験時間 60分
取得可能資格 Microsoft 365 Certified: Fundamentals
資格の位置付け 基礎

Microsoft365の基礎資格の位置づけとなります。
image.png

Microsoft 365 で利用可能なオプションと、Cloud サービス、Software as a Service (SaaS) Cloud モデル、および Microsoft 365 Cloud サービスの実装の利点を理解していることを証明します。

上記が資格取得により証明される内容となります。

この試験の内容は、2020 年 7 月 8 日に更新されました。以下の試験スキルの概要をダウンロードして、これまでの変更点を確認してください。
クラウドの概念について説明する (10-15%)
Microsoft 365 の主要なサービスと概念について説明する (30-35%)
Microsoft 365 のセキュリティ、コンプライアンス、プライバシー、信頼について説明する (30-35%)
Microsoft 365 の価格設定およびサポートについての説明 (20-25%)

評価されるスキルは以下の通りです。試験スキルの概要はダウンロードして確認できます。
ただし英語なので、翻訳して頑張って読む必要があります。
この試験は2020年7月8日に改定されているのですが、その改定前と改定後の試験内容の比較表が掲載されているのがポイントです。

■活用した教材

勉強方法と活用した教材は以下の通りです。

教材名 区分  勉強方法
試験スキルの概要 Web(無料) 出題内容と配点が記載されています。また2020年7月の改定前と改定後の変更点が記載されています。

ラーニングパス Web(無料) 試験情報のWebサイトにラーニングパスが記載されており、試験を受ける為に必要なラーニングが記載されています。基本的にこの内容を実施すれば試験範囲の学習は実施できます。

ただし、この試験が2020年7月8日に改定された事もあり、ラーニングの内容の8割くらいが日本語化されていない為、英語を翻訳しながら学習する必要があります。

また、説明内容も解りやすい記載ではないので、解る人は解ると思いますが、基礎知識が不足している部分はネットで調べまくる必要があります。

無料試用版 Web(無料) Microsoft365 Business Premiumが30日間無料で利用できます。とにかくどんなものか解らない時には触ってみるのが一番です。

■受験(2020年9月:合格)

ポイント 内容
試験会場 試験会場は「PSI」と「ピアソン VUE」から選択できます。私はAWS資格試験の時と同じく慣れしたんだ「ピアソン VUE」で申し込みました。
所感 受験規約のため試験内容は記載できませんが、日本語文自体におかしいところはなく、粛々と問題を解くことができました。覚えていないと解けない問題が多いです。60分の時間がありましたが、ゆっくり実施しても40分程度で終了しました。
結果 終了ボタンを押した途端に合否結果が表示されます。750点台後半でした。MS-900は試験終了後にスコアレポートの印刷物を提供してくれます。

スコアレポートにはセクションごとの成績(理解度)が記載されています。私の場合は「Microsoft365のセキュリティ、コンプライアンス、プライバシー、信頼性について説明する(30~35%)が極端に悪かったため、この部分の勉強不足が反省事項です。点数配分が最も大きいところなので、十分に勉強するべきでした。
image.png

■学習のポイント

私が試験を通じて感じた学習のポイントを記載します。

英語の翻訳ツールをフル活用する

2020年7月に試験内容が改定されており、それに合わせてラーニングパスの見直しが行われたようです。その結果、2020年9月時点では以下のように8割くらいのラーニングパスが英語の状況でした。
image.png
これに関しては、日本語版のラーニングパスがリリースされれば改善しますが、それまでは翻訳ツールをフル活用して挑む必要があります。その為、今回実施した内容を「英語力が無いSEの暫定的な翻訳ツール活用術(2020年9月時点)]」としてアップしました。興味がある方は、こちらの記事を参照してください。

製品群の差異をしっかり覚える

Microsoft365には多くの製品群があります。まずはその内容をしっかり覚える必要があります。以下は私がまとめた表です。赤字の部分がアプリケーション的な差異であり、とりあえずこの差異を認識しておくことをお勧めします。

旧称 現在 内訳 支払い
Office 365 ProPlus Microsoft 365 Apps for enterprise Word+EXCEL+Outlook+PowerPoint
+OneNote+Access+Publisher+OneDrive
月額
Office365 E1 OneDrive
+Exchange+SharePoint+Skype+Teams+yammer
月額
Office365 E3 Microsoft 365 Apps for enterpriseの機能
+Exchange+SharePoint+Skype+Teams+yammer
月額
Office365 E5 Office365 E3の機能+PowerBI Pro 月額
Microsoft 365 F1 Microsoft 365 F3 Office365 F3
+Windows 10 Enterprise
+Enterprise Mobility+Security

※基本的にすべての機能に制限あり
月額
Microsoft 365 E3 Office365 E3
+Windows 10 Enterprise E3
+Enterprise Mobility+Security E3
月額
Microsoft 365 E5 Office365 E5
+Windows 10 Enterprise E5
+Enterprise Mobility+Security E5

※基本的にE3の+αの機能
月額
Office 365 Business Essentials Microsoft 365 Business Basic Exchange+SharePoint+Teams+OneDrive 月額
Office 365 Business Premium Microsoft 365 Business Standard Microsoft 365 Business Basicの機能
+デスクトップ版Officeアプリケーション
月額
Microsoft 365 Business Microsoft 365 Business Premium Microsoft 365 Business Standardの機能
+Windows 10 Enterprise
+Enterprise Mobility+Security
月額
Office 365 Solo Office Personal 2019 Word+EXCEL+Outlook 永続
Office Home & Business 2019 Office Personal 2019の機能+PowerPoint 永続
Office 365 Business Microsoft 365 Apps for business Office Home & Business 2019の機能
+Access+Publisher+OneDrive
月額
Office 365 Personal Microsoft 365 Personal Office Home & Business 2019の機能
+Access+Publisher+OneDrive+skype
月額
Office365 A1 Web版Office+AzureAD 月額
Microsoft 365 A3 Office365 A1の機能
+Windows10+EMS+デスクトップ版Office
月額

上記はあくまでアプリケーション的な差異を記載したのみであり、他にもセキュリティ設定等で多くの差異があります。それぞれの製品の差異は以下を確認してください。差異を明確に理解する過程で、機能についても理解が深まります。

比較対象 内容
比較概要 比較の概要です。
Microsoft365 Enterprise E3、E5、F3の比較です。
Officet365 Enterprise E1、E3、E5、Apps for enterpriseの比較です。
Office365 E3とMicrosoft365 E3 Microsoft365とOffice365のEnterprise版の差異が明確に解ります。
Microsoft 365 for business Basic、Standard、Premiumの比較です。
Microsoft365 Home Personal、Office Home & Business 2019、Office Personal 2019の比較です。
Microsoft 365 Education A1、A3、A5の比較です。
AzureAD 無料、P1、P2、Microsoft365の比較です。
Information Protection 無料、Office、P1、P2の比較です。
Microsoft Defender for Office 365 (MSDO) P1、P2の比較です。
クラウドサービス Iaas、PaaS、SaaSの比較です。

製品群の新旧名をしっかり覚える

Microsoft365は2020年の4月頃に大幅な名称の変更を実施しています。

旧称 現在
Office 365 ProPlus Microsoft 365 Apps for enterprise
Office 365 Business Essentials Microsoft 365 Business Basic
Office 365 Business Premium Microsoft 365 Business Standard
Microsoft 365 Business Microsoft 365 Business Premium
Office 365 Solo Office Personal 2019
Office 365 Business Microsoft 365 Apps for business
Office 365 Personal Microsoft 365 Personal
System Center Configuration Manager (SCCM) Microsoft Endpoint Configuration Manager(MECM)

この変更をしっかり意識しておく必要があります。MS-900のラーニングパスですが、残念ながら2020年4月以降の名称にすべてが更新されている訳ではなく、それ以前の呼び名のまま修正されていない箇所があります。また、ネット上にある情報も旧名称のままのものが多く、きちんと変更前後を意識しておかないと、理解ができなくなります。

また、マイクロソフトの名称変更自体も混乱に拍車をかける原因となっています。例えば「Microsoft 365 Business Premium」の旧名称が「Microsoft 365 Business」であり、「Microsoft 365 Business Standard」の旧名称が「Office 365 Business Premium」だったりします。単純に「Office」から「Microsoft」に変更しているだけではなく、「Premium」をつける製品が変更になってしまっています。その為、混乱しない為にも名称の前後はしっかり意識する必要があります。

製品群の連携図をしっかり意識する

各製品を理解する為にも、製品がどこ(オンプレ・Azure・Office365等)にあって、どんな機能で、どう連携(特にオンプレ・クラウド間)しているか、ということをしっかり意識する必要があります。私はラーニングパスを実施しながらEXCELで連携図を作成することで、各機能の内容を理解してきました。連携を理解するために有効な資料を以下に記載します。

資料 説明
Configuration ManagerとIntune Configuration Managerがオンプレに、Intuneがクラウドにいることが明確にわかる重要な連携図。MS-900ではオンプレとクラウドのどちらを管理する機能かを明確に理解することが非常に重要。この理解が不足していると、迷子になります。
IntuneとAzureAD IntuneとAzureADの連携図です。
Enterprise Mobility + Security Enterprise Mobility + Securityに関する連携が記載されている資料。特にP.3以降の連携説明が解りやすいです。
Active DirectoryとAzure AD オンプレミスのActive DirectoryとAzureADの連携方式となります。

ラーニングパス以外の資料で補完する

とにかくMicrosoft標準のラーニングパスだけだと説明不足で理解しにくい部分が多々あります。理解を助ける資料を以下に記載します。以下は一例ですが、どれだけ解りやすい資料を探すかが、学習の効率化に繋がります。

資料 説明
Office365が最高のセキュリティを提供できる理由 マイクロソフト社がセキュリティ・プライバシー・コンプライアンス等の内容を解りやすく纏めた資料です。MS-900で最も点数が取りにくい部分の理解に繋がります。
Microsoft 365 が実現するデジタル時代のセキュリティ 画面のハードコピーや関連図があってイメージしやすい。

また、特段「Microsoft365ソリューションおよびアーキテクチャセンター」は解りやすい図が多いので、私の学習の補助として役に立ちました。以下、役に立ちそうな情報を列挙します。このHPを探索していると、色々と役に立つ観点の資料が見つかると思います。

資料 説明
エンタープライズ アーキテクト向け Microsoft クラウドのイラスト PDF資料として各機能の概要を整理してくれています。
Microsoft 365 Foundation ソリューションの概要 MS-900のラーニングパスのように機能の説明を羅列しているだけではなく、想定される場面から必要な機能の説明をしてくれているので、私としては理解しやすかったです。
Microsoft 365 セキュリティ (ビジネス意思決定者向け) 特段このセキュリティの資料は解りやすかったです。

模擬問題は自分で作成する

マイクロソフト社の試験には模擬テストがあります。
今回のMS-900でも以下の通りリンクがあるのですが・・・・
image.png
残念ながら公式なのにリンクが死んでいる状態です。
image.png
しかし、テスト勉強のために模擬問題は重要です。その為、MS-900のラーニングパスの各章の最後に2~3問ある問題をEXCELに纏めて模擬問題集を作りましょう。

無料で効果的に試験勉強する

MS-900は基本的に有料研修を受けたり参考書を購入しなくても受かることが可能だと思います。
私も試験代以外の費用は発生していません。私の実施した試験勉強方法を記載します。これから試験を受ける人は、更に効率化して頂ければと思います。

試験勉強を実施した時間としては約2週間です。土日は2日間がっつり勉強しました。平日は0~2時間くらいでまちまちです。全部トータルしても20~30時間くらいだと思います。

(1)ラーニングパスを実施する

ラーニングパスを実施します。この際に以下の4点を実施します。

ステップ 勉強方法 OUTPUT
無料試用版のMicrosoft365 Business Premium環境を利用して、ラーニングパスに記載のある部分を確認しながら勉強を進めます。どんなものか解らない状態で学習を進めるのは非効率です。
EXCELに各章のキーワードを纏めてキーワード集を作成します。自分の知識整理にも役立ちますが、特定のキーワードの復習をしたい場合にも重宝します。 EXCELキーワード集
EXCELにシステムの連携図を記載して、連携イメージを纏めます。特にどの機能がオンプレにあって、どの機能がクラウドにあるか、それぞれの管理範囲は、といったところを理解することが非常に重要になります。 EXCELシステム連携図
ラーニングパスの各章の最後に2~3問ある問題をEXCELに纏めてます。合計で67問くらいあります。 EXCEL模擬問題集

(2)EXCEL模擬問題集を実施する

ラーニングパスが1周完了したら、EXCEL模擬問題集を実施します。問題を解く際には答えと回答に対する自信(〇、×)を記載します。多分最初は4割くらいは間違えるかと思います。回答に対する自信が×であった箇所、答えが間違った箇所に関して徹底的に勉強します。

これを何度も繰り返します。そのうち、自身がすべて〇、答えも全問正解になるかと思います。この問題を解きながら自分で作成したEXCELシステム連携図も見て、少しでも解らないところがあれば、ネットで調べて補完していきます。これを反復して実施していれば、知識が固まります。EXCELキーワード集、EXCEL関連図は随時更新していきます。

(3)特にセキュリティ・コンプライアンス分野の学習に力を入れて学習する。

「Microsoft365のセキュリティ、コンプライアンス、プライバシー、信頼性について説明する(30~35%)」は特段配点が大きいのですが、点数を取りにくい分野です。他の機能的な部分は無料試用版の環境を見れば理解しやすいのですが、ここは概念的なところが多いので、しっかり勉強する必要があります。特段力をいれてラーニングパスや関連資料を読み込むことをお勧めします。この部分は私ができていなかった反省事項になります。

■感想

MS-900試験自体は、基本的にラーニングパスを勉強したら受かるレベルでした。ただ、現状は日本語訳版がリリースされていないので、英語が苦手な方は日本語化されてから受験されても良いかと思います。

私にとってはMicrosoft365の管理機能やセキュリティについて理解できたのは大きな収穫でした。Azureの勉強はしていましたが、SaaS環境であるMicrosoft365とセットでの提案活動をしてこそ意味が出てくると思うので、今回学習した知識を役立てていこうと思います。

以  上

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