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Redbook : IBM i 7.6 Features and Function を読む Chapter.6 アプリケーション開発③ RDi

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RDi - Rational Developer for i

Eclipse フレームワークを基盤とする RDi は、編集、検索、ビルド、分析といった基本的な開発ツール、リファクタリング、デバッグを統合環境に統合します。
IBM i 上のソースコード開発とPCローカル(またはコードサーバー上)のソースコード開発の両方が可能。SEU、SDA、PDM といった従来の5250開発ツールに代わる、豊富な機能を提供します。

RDiのエディションとフィーチャー

現時点での最新版、RDi V9.9での記載だと思います。

RDiのエディションとして以下の記載がありますが、

  1. RPG and COBOL Tools
  2. RPG and COBOL + Modernization Tools (Java Edition)
  3. RPG and COBOL + Modernization Tools (EGL Edition)

ソースコード管理ツールとしてRTC(Rational Team Concert)を組合せ可能とありますが、RTCは現在BM Engineering Workflow Management (EWM)という製品名になっていたと思います。

以下機能概要の説明ですが
Integrated i デバッガーのサポート
ILE言語、OPM言語(RPGⅢやILEでないCOBOL, CLPなど)をサポート

リファクタリングのサポート

アウトライン・ビュー
アウトライン・ビューには、Remote Systems LPEX エディターで現在開いているソースコードの構造的な内訳が表示されます。

オンラインおよびオフライン編集機能
iプロジェクト・パースペクティブはオフライン開発用途、RSE(リモートシステムエクスプローラー)パースペクティブはIBM i 上のソースコード開発するオンライン開発用途です。

ACSを統合
RDiのショートカットから 5250 セッションや SQL ツールを直接呼出し可能。

コード・カバレッジ
コード・カバレッジは、IBM i アプリケーションがテストによってどの程度実行されたかを示します。実行された行の割合を報告し、実行された行と実行されなかった行を強調表示します。デバッグ可能なあらゆるアプリケーションで機能します。

スクリーン・デザイナー
以下の3つのタブを使用してDDS表示ファイルを視覚的に編集できます。
– 「デザイン」タブ : 5250用DSPFの編集(レコード、フィールド定義の編集など)をGUIの開発画面から実行できます。
– 「ソース」タブ : LPEXエディターで表示ファイルを開き、直接DDSを編集できます。
– 「プレビュー」タブ : コンパイルせずに実行時に画面レイアウトを表示テストが可能

レポート・デザイナー
レポート・デザイナーは、DDS *PRTFをGUI環境で視覚的に編集できます。

アプリケーション・ダイアグラム
IBM i アプリケーションの構造をグラフィカルに表示します。ILE RPG、COBOL、CL ソース・メンバーなどのリソースと、プログラム・オブジェクトおよびサービス・プログラム・オブジェクトが、RSE内でどのように相互に関連しているのかを示します。

RDiの位置づけ(vs. Code for i)

RDiは、IBM の最新の IBM i 開発戦略の要であり続けています。VS Code などのツールが普及しつつあるとはいえ、RDi は依然として ILE アプリケーションの強化とデバッグのための強力なツールです。IBM i との緊密な統合により、既存のコードベースの管理とモダナイゼーションに取り組むチームにとって RDi は不可欠な存在となっています。
IBM と Fortra社の協業により、RDi は継続的に改善され、モダナイゼーション、コード品質、そして開発者の効率性への注力をさらに強化しています。RDi は段階的に廃止されるのではなく、エンタープライズ・アプリケーション開発向けにカスタマイズされた機能を提供することで IBM i 開発を補完します。IBM i 環境全体におけるワークフローの合理化と生産性向上において、RDi は依然として重要な役割を果たしています。

RDi における MFA の考慮事項

現在、RDi は多要素認証 (MFA) をサポートしていません。将来のアップデートでこの機能が導入される可能性がありますが、現在 RDi を利用している開発者は、MFA が有効になっていないプロファイルを使用する必要があります。

RDi の情報リンク

"How to Learn RDi"
https://www.ibm.com/support/pages/node/6120837#labs

相当量のリンクがありますね。
ハンズオン研修用のマテリアル一式もありました。(英語ですが・・有用だと思います。)
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