IBM i Services Directory : SYSTOOLS.Ping 表関数 リモートからSQLでIBM i のPING実行

リモートからIBM i にIBM i サービスで接続（コマンド投入）して、IBM i上でPingした実行結果を返します。

概要

■表関数名：SYSTOOLS.PING
■カテゴリ：通信サービス
■サポート：IBM i 7.4 SF99704 Level 26以降
■参照URL（IBM i 7.5）：https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.5?topic=services-ping-table-function

使用例1：ホスト名指定

ホスト名を指定する場合。Windows他と変わりはありません。

SELECT * FROM TABLE(SYSTOOLS.PING('IBMI74'));

※上記でIBMI74はPING対象システムのホスト名です。

実行結果はこちら。（リモートシステムIPはマスクしています）

其々を説明する必要はなさそうに思いますが、PINGの成功数・率・応答時間平均・最小・最大・リモートシステムホスト名・IPアドレスですね。

使用例2：IPアドレス指定

IBM i で何気にン？となるポイントのIP指定時のフォーマットがちょっと他と変わっています(^^;

SELECT * FROM TABLE(SYSTOOLS.PING(REMOTE_IP_ADDRESS => '192.168.1.1'));

※単純にIPを指定することはNGで、IBM I サービスの場合は、上記例のようにREMOTE_IP_ADDRESS..と指定します。

※実行結果はこちら。適当なリモートシステムが無くて(^^; 127.0.0.1ですすみません(^^;

エラーの実行例

相手IPが見つからない場合などは下記のように RESULT列がFAILUREと返ります。

参考　5250でのIPアドレス指定 PINGコマンド例

ホスト名指定の場合は単純に PING IBMI74 ですが、IPアドレス場合は下記のように指定します。

PING RMTSYS(*INTNETADR) INTNETADR('127.0.0.1')

RMTSYSパラメーターがホスト名を指定するパラメーターで、ここに*INTNETADR と指定し、さらに
INTNETADRパラメーターにIPを指定します。

ちょっとクセあり(^^;結果は特に変わりなくこんな感じです。