返すカラム(値)はQSYS2.SysDiskStatビュー と同一です。相違点はストレージへのI/O回数などの統計情報をリセットするパラメーターが追加されている点です。
5250でWRKSYSSTSコマンド等を実行した際のPF10キーと同様なパラメーターです。
概要
■表関数名:QSYS2.SYSDISKSTAT()
■カテゴリ:ストレージサービス
■サポート:IBM i 7.3 SF99703 Level 22 Enhanced: SF99703 Level 24以降
■参照URL(IBM i 7.5):https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.5?topic=services-sysdiskstat-table-function
使用例
統計情報のリセット有無を指定するRESET_STATISTICSパラメーターが増えています。
SELECT * FROM TABLE(QSYS2.SYSDISKSTAT(RESET_STATISTICS=>'YES'));
実行例
上記は統計情報をリセットした実行例です。ELAPSED_TIMEが0になっており、実行時点での各種I/O回数が画像の向かって左側に表示されますが、経過時間中の各種I/O回数は画像右側のように - で表示されます。
次に、統計情報をリセットせず実行してみます。
SELECT * FROM TABLE(QSYS2.SYSDISKSTAT(RESET_STATISTICS=>'NO'));
ところで、IBM i サービス全般の注意点ですが、パラメーターの大文字小文字は厳密に指定が必要です。上記の例では必ず大文字で YES / NO と入力します。
Yes / No / yes / no 等はすべてエラーになりますのでご注意ください。
実行結果は下図のようにELAPSED_TIMEに経過時間が表示され、そのインターバル間の統計情報が画像右側に表示されています。
p.s
表のSysDIskStatはIBM i 7.2ベースで追加されました。その後、この表関数がIBM i 7.3で追加されています。地味ですがちょっとずつ機能をあげている様子が伺えますね(^^