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IBM i 7.6 TR1が発表されました 2025.09.21 ②Db2 for i 関連

Last updated at Posted at 2025-10-19

IBM i 7.6 TR1 OS関連拡張①の続きです。
出典はこちら
IBM adds new capabilities and enhancements with IBM i 7.6 Technology Refresh 1

具体的なIBM i 7.6 TR1拡張内容はこちら
IBM i 7.6 - TR1 Enhancements

Db2 for i の機能強化サマリー

INSERTステートメントの強化-VALUES を使用した INSERT で名前付き列をサポート。
URL_ENCODEスカラー関数ー入力文字列と結果が 1MB から 2GB に拡張された。
URL_DECODEスカラー関数ー入力文字列と結果が 1MB から 2GB に拡張された。
Visual Explainの強化ー科学的記数法ではなく 10 進数形式で数値を返すようになりました。これにより、データベースエンジニアのユーザーエクスペリエンスが向上します。

Db2 for i サービス

SQLエラー・ログ機能 (SELF) の拡張ーSYSIBMADM.QIBM_SELF_BY_DAYS グローバル変数が追加されました。これにより、SELF データの保存をユーザーが制御できるようになります。

索引アドバイザーの拡張ーSYSIBMADM.QIBM_SYSIXADV_BY_DAYS グローバル変数が追加されました。これにより、索引アドバイス・データの保存をユーザーが制御できるようになります。

ANALYZE_CATALOG表関数の拡張ーIBM i が IBM iサービスの実行準備が完了し、使用可能かどうかを確認する手段が提供されました。これにより、IPL プロセス中の起動プログラムで SQL サービスが早期に使用された場合に発生する可能性のある競合状態が解消されます。

IBM i サービス

CERTIFICATE_USAGE_INFOビューー証明書を使用する登録済みアプリケーションと関連する証明書情報に関する情報を返します。
※当ビューはIBM i 7.5以降でサポート

JOURNAL_CODE_INFOビューー各ジャーナルコードと各ジャーナル項目タイプのテキスト説明を返します。
※当ビューはIBM i 7.5以降でサポート

PROGRAM_RESOLVED_ACTIVATIONS表関数ー特定の ILE プログラムまたはサービスプログラムに対してアクティブ化する必要があるサービスプログラムに関する情報を返します。この表関数は、静的にアクティブ化されるサービスプログラムごとに 1 行を返します。さらに、遅延アクティブ化が定義されたサービスプログラムの行も返すことができます。
※当表関数はIBM i 7.5以降でサポート

SFP_TRANSCEIVER_INFO ビューーネイティブ接続されたファイバーチャネル (FC) アダプターのSFP光トランシーバー情報を返します。アダプターポートと接続ポートの情報が返されます。
※当ビューはIBM i 7.4以降でサポート

OBJECT_LOCK_INFOビューー修飾ジョブ名の各部分について追加の列を返すように拡張されました。
※当ビューはIBM i 7.3以降でサポート

RECORD_LOCK_INFOビューー修飾ジョブ名の各部分に対応する列が追加されました。
※当ビューはIBM i 7.3以降でサポート

GROUP_PTF_INFOビューーPTFグループレベルの適用日時を示す列が追加されました。
※当ビューはIBM i 7.3以降でサポート

AUTHORITY_COLLECTIONビューーオブジェクト属性を示す列が追加されました。
※当ビューはIBM i 7.3以降でサポート

SEND_MESSAGEプロシージャーーターゲットメッセージキューのライブラリと名前に関する新しいパラメーターが追加されました。
※当プロシージャーはIBM i 7.3以降でサポート

SERVER_SHARE_INFOビューー作成日時、最終変更日時、最終アクセス日時を示す列が追加されました。
※当ビューはIBM i 7.3以降でサポート

SYSTOOLSライブラリー

SYSTOOLSスキーマはDb2 for iのサンプルとツールのコレクションを提供します。多くのツールは、学習用に抽出可能なSQLソースコードを提供しています。すべてのツールは、一般的なIBM iタスクのためのユーザーフレンドリーなインターフェースを備えています。

GENERATE_SPREADSHEETスカラー関数ーKILL_DAEMON、OVERWRITE、STARTING_SHEET、STARTING_ROW、STARTING_COLUMN、およびSPREADSHEET_QUERY_IFSという追加パラメーターが含まれるようになりました。
※当プロシージャーはIBM i 7.4以降でサポート

USER_DRDA_AUTHENTICATION_ENTRIES表関数ーユーザーのDRDA認証エントリーのリストを返します。
※当プロシージャーはIBM i 7.5以降でサポート

OVERRIDE_INFOビューージョブのファイルオーバーライドごとに1行を返します。
※当ビューはIBM i 7.5以降でサポート

PROBLEM_INFO表関数ーTYPE(*BASIC)オプションを指定した問題表示(DSPPRB)CLコマンドを使用しても確認できる詳細情報を返します。
※当表関数はIBM i 7.5以降でサポート

EVENスカラー関数ー引数が2で割り切れるかどうかを示すブール値を返します。
※当スカラー関数はIBM i 7.5以降でサポート

ODDスカラー関数はー引数が2で割り切れないかどうかを示すブール値を返します。
※当表関数はIBM i 7.5以降でサポート

監査ジャーナルヘルパー関数ー特定の監査ジャーナル項目タイプに対応する新しい表関数がSYSTOOLSに追加され、Navigator for iまたはSQLを使用してセキュリティ適用をアーカイブできるようになりました。

アプリケーション開発

IWS:統合Webサービスサーバーとは

統合Webサービスサーバーは使いやすく堅牢なRESTおよびSOAPベースのAPI作成・ホスティング環境を提供します。ILEプログラムやサービスプログラムをREST APIとして簡単に公開できます。さらに、整形式SQLをREST API呼び出しでラップすることもできるため、ODBCまたはJDBC接続を外部に開く必要がなくなります。

IWSのアップデート内容

IWSエンジンのアップデートーIWSランタイムエンジンが刷新されました。このエンジンは、最新のJakartaEEサポートに基づいて構築されています。この重要な変更により、IBM i 向けのIWSサポートは最新の業界標準に準拠することになります。この重要なアップデートは、今後の多くのアップデート、パフォーマンス向上、セキュリティ強化のためのフレームワークを提供します。

IWSの最新のアップデートと機能強化については、IWSテクノロジーアップデートページをご覧ください。

③に続きます。

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