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IBM i サービスの活用例:CLPからSQLベースへのオープン化・標準化

Last updated at Posted at 2024-06-17

いろいろとIBM i サービスをご紹介していますが、IBM i サービスの大きな目的・メリットは「従来のIBM i独自操作やスキルをなくしていこう、クラウド・オープン系と共通でSQL、APIで統合管理していこう という点にあります。

CLPはUNIXやWindowsのシェル、バッチと同じで色々と巧みな技が活きますが、継承、や標準化の観点ではデメリットも言われるようになってきました。

ということでIBM i サービスの使い方の基本的な考え方をご紹介します。

IBM iの運用管理一覧(例)

全体像はこんなかんじでしょう。
image.png

ユースケース例:ユーザーパスワードの変更

レガシーなやり方(左)をIBM i サービスを基本にSQL、オープン標準に移行できます。
image.png

ユースケース例:バックアップ実行

image.png

サンプルコード?的なものもfyi程度ですが貼ります。

image.png

例:SAMLPE で始まるジョブが実行中かどうかを取得

	SELECT * FROM TABLE ( QSYS2.ACTIVE_JOB_INFO( 
    		:
  	JOB_NAME_FILTER => 'SAMPLE*‘, 
    		:) 

IBM iサービス QCMDEXECプロシージャーで後続処理を実行
例:DEMOLIB/BCH110を実行

	CALL QSYS2.QCMDEXC('ADDLIBLE DEMOLIB’);
	CALL QSYS2.QCMDEXC('CALL DEMOLIB/BCH110');

注意点・考慮事項

IBM i サービスと従来のCLPによる運用・操作は完全に同一な機能を網羅していません。

image.png

不足している機能はCLPを補完的な利用が必要な場合もあると思います。
一方で、これはIBM i サービスの方が絶対楽というのもいろいろ出てきました。

例)
IBM iのIFS(統合ファイルシステム)のファイルサイズを調べたい
QSYS2.ACTIVE_JOB_INFO テーブル関数
SYSTOOLS.FIRMWARE_CURRENCY ビュー とファーム更新情報サイト
SYSTOOLS.Defective_PTF_Currency ビュー 適用済みPTFの更新有無確認
SYSTOOLS.DELETE_OLD_SPOOLED_FILES プロシージャー
SYSTOOLS.COMPARE_FILE 表関数①Db2テーブルの比較
SYSTOOLS.COMPARE_FILE 表関数②ソースPFの比較
SYSTOOLS.RELATED_OBJECTS 表関数

最初はなー、という声が聞こえてきそうですが、SQLかんたんです。ぜひチャレンジしてみてください♪

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