87
92

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

こちらの記事は、Lenovo様より特別章をいただきました!
image.png
https://qiita.com/advent-calendar/2020/lenovo_app

はじめに

個人開発・運営経験を基に、おすすめな開発手順・Tips💡をまとめました。
また、実際の成果物のキャプチャも随所で紹介しています

この記事を読めば、きっとあなたも個人開発したくなるはず
個人開発している人は、すぐに作業に戻りたくなる事、間違えなしです

また、手順通り進めれば、そこそこのサービスが出来るはずです!!

各ステップは、なるべく省エネになるように意識して書いています。
(理由は、「目指す理想型」にて)

目指す理想型

目指す理想型は、小さく繰り返すプラン②です
lifecycle.png
渾身のサービスを出しても、即クローズの場合もあるので(プラン①)、
最低限動かせるサービスをリリースして、様子を観ます。(プラン②)
個人開発の強みは、最低限の基準を極限まで低く出来る事だと思っています。
一回のクローズにめげずに、根気強く頑張りましょう!!

それでは、本題スタートです。

#目次

STEP タイトル 内容
アイディアを探す 何から手をつけて良いのかわからない人は、ここから💡
作業という気合でアイディアを探す方法

▶︎ 小見出し
①-1 美味しんぼ法 ☆実例添付
①-2 他人のアイディアを見る
①-3 友達の話は、しっかり聞く
サービスを練り上げる 見切り開発を減らして、クローズ率を少しでも下げたい

▶︎ 小見出し
②-1 コンセプト良し悪し占い ☆占いフローチャート添付
②-2 サービスのコンセプトを話してみる
②-3 もっとサービスを練り上げる ☆実例添付
時間を節約できる箇所🤗 時短できる箇所は、しっかり時短したい。
時短ポイントを3つ紹介

▶︎ 小見出し
③-1 デザイン
③-2 機能の精査
③-3 使うツール・サービスを絞る
開発の進め方 開発着手前が大事なことを伝えたい

▶︎ 小見出し
④-1 開発着手前 ☆実例添付
④-2 開発中
ユーザの獲得方法 RTされるコツとDM作戦が大事なことを伝えたい

▶︎ 小見出し
⑤-1 SEO対策
⑤-2 SNS投稿作戦
⑤-3 DM作戦

コンテンツ

① アイディアを探す

一番最初に、サービスの核となるアイディアを探します。

アイディアがなく、何から着手すれば良いか分からない時はよくあります。
3つ探し方を紹介します。

①-1 美味しんぼ法

1. 他人のサービスを見る
2. いいなと思うサービスを探す
3. そのサービスを素因数分解する(どの要素がいいのか書き出す)
4. その類似サービスを探す
5. また素因数分解をする
6. 4.-5.を繰り返す。
7. 良い箇所を掛け合わせる
8. 要素を1つ変えて、サービスが成り立つか考える

イメージは、「美味しんぼ」です。
「美味しんぼ」の主人公が料理を食べた時に、具材を細かく言い当て・分析します。
そのようなイメージです

💡実例::美味しんぼ法を実践した例

「インフルエンサー×広告主のC2Cサービス」を作ったときの結果です。
(一部消えていたので、参考程度ですが)

  • 3.~6.を繰り返し、下記の表を作成
    縦セルは、思いついた時に追加し、空欄は後か埋める
  • 7.で各サービスの特徴・良い箇所を赤セルへ
  • 8.で競合に勝てそうなアイディア(B行)を作成
    スクリーンショット 2020-11-30 11.03.47.png

①-2 他人のアイディアを見る

他人のサービスが見られるサイトを紹介します。

サイト名 紹介
Product Hunt
The best new products in tech.
毎日かなりのサービスが投稿されています。
個人開発者から大手サービスまで、おそらく世界最大の投稿サービス
スマホアプリもあるので、暇な時に見るのがおすすめ
BetaList:
Discover and get early access to tomorrow's startups
UIが綺麗
個人開発は少なく、スタートアップが多いイメージ
Startup Lister 投稿数が少ないが、その分シンプルで見やすい。
まずはこのサイトを見てみるのがおすすめ
Service Safari こちらも投稿数が少ないが、日本語サイトなので、ピックアップ。

慣れてきたら、機能がしっかりしているProduct Huntのみで良いと思います。

①-3 友達の話は、しっかり聞く

他業種の友人が入れば、業務について根掘り葉掘り聞くようにしています。
その結果、いくつかサービスに結びつきました。
テストユーザになってくれる点も有り難いです。

💡 Point
(専門知識・業務フロー)x(IT技術)の観点を意識して話を聞くと、アイディアが浮かび易い
ex: 弁護士 x 機械学習 → 類似判例検索エンジン

↓のサービスは弁護士の知り合いとの話がきっかけで出来たサービスです。
新卒, Webサービスを作ってみた話

他にも保育士や土地管理業者など様々な人の手を借りつつ、サービスは作っています。

② サービスを練り上げる

アイディア出しをしているうちに、いくつかサービスのイメージは出来ていると思います。
その中で、可能性の高いサービスを見つけて、さらに磨きをかけるステップです。

②-1 コンセプト良し悪し占い

自分がいつもやっているフローです。
A4.png

自身のアイディアに当てはめて、考えてみて下さい。

②-2 サービスのコンセプトを話してみる

誰かにコンセプトを話してみることをおすすめします。
きちんと言語化できるかは、早い段階で確認した方が良いです

💡 Tips
開発終盤で、コンセプトが弱いことに気づくことは多々あります
この段階で、類似サービスとしっかり違いを出せるか検討する時間を取った方が良いです

この段階で没案になる可能性は高いです。。
ダメでしたら、またアイディア探しに戻ります

②-3 もっとサービスを練り上げる

収益を考えるなら、もう少しサービスを練り上げます
下記の項目をさらっと紙に書き出せるか試してみることをお勧めします。

項目 回答
サービスの全体像
解決出来ること
ビジネスモデル
ビジネスモデル(お金の流れ中心)
利用方法
市場の規模
収益構造

書き出している時に疑問点・類似サービスも見つかるので
STEP②には時間を書けるようにしています

ビジネスコンテストではないので、ざっくりやってみるのお勧めです。

💡 実例::C2Cサービスを作成したの例

(縦長になってしまうので、横で)

サービスの全体像 解決出来ること ビジネスモデル ビジネスモデル(お金の流れ中心) 利用方法 市場の規模 収益構造
全体像.png 解決できる事.png ビジネスモデル.png ビジネスモデル(お金中心).png 利用方法.png 市場規模(小中高生).png 収益構造.png

③ 時間を節約できる箇所🤗

③-1 デザイン

デザインは、費用対効果が高いので買う。
綺麗なコードが買えますし、何より安いです。
→「design template premium」でぐぐるべし

テンプレートが買えるサイトを一つピックアップします
WordPress Themes & Website Templates from ThemeForest

自分は、こちらのサイトで買いました。

  1. creative-tim
  2. materializecss

③-2 機能の精査

個人開発で即クローズは多々あります。
使われない機能に費やす時間は勿体無いので、実装する機能を一回精査します。

No. 問いかけ 問の意図
1 運用でカバー出来ないか サービス立ち上げ初期はそこまで人は来ません。
最初はお問い合わせベースで、件数増えてきたら機能実装でも良いはず
2. 今の段階で、本当に必要か No.1と似ています。
例えば、決済画面。
会員数0で決済画面を作る必要があるのか。
段階リリースをして、手応えを感じてからでも良いはず
3 ネイティブアプリである必要があるか リリース(審査)で時間がかかってしまうので、
特にネイティブである必要がなければ、webサイトで良いはず
手応え感じたら、側ネイティブを作って行く選択肢もあり
4 代用出来るSaaSがないのか フルスクラッチで作成すると時間がかかるので、
出来る限り利用できそうなSaaSを見つけて、フリープランで試せないか探します

毎回使うのはこの辺り
VPSの代りにfirebase, 決済サービスStripe。firebaseはCronが設定出来るので、NoSqlで表現しづらい機能が実装できる。

③-3 使うツール・サービスを絞る

個人開発では、企画・開発・マーケティングまで幅広く担当します。
学習コストもかなり膨らんでくるので、極力ツールを減らし、時短を狙う

ツール

ツール名 ざっくり説明 参考リンク
エクセル 絶対絶対必須。
基本全部これで完結(Macであれば、Numbers)
プライベートPCはスペック低いので、いろいろなアプリを開かない。
調査からWBS,不具合管表までシートで分けて、1ファイルにまとめてます
↓シートはこんな感じimage.png
-
Sketch 図作成ツール。
エクセルで出来ないことは、スケッチでやっています。
記事の中の資料もスケッチで作っています
学習用記事の該当箇所
IntelliJ IDEA
WebStorm
超高機能なIDE
大抵の機能がデフォルトで備わっているのが、Goodです
https://www.jetbrains.com/ja-jp/

他のツールは使っていません。

サービス

サービス名 ざっくり説明 参考リンク
Googleアナリティクス アクセス集計 アクセス解析担当が必ずやってるGoogleAnalytics設定のまとめ【2018年版】
Firebase
Heroku
サーバの代わり。
ドメイン設定も簡単に出来る。SSL設定も。
公式サイトががわかりやすい。
FirebaseHeroku
FreeLogoDesign ロゴ自動作成ツール 他にも色々あるみたいなので。
https://liskul.com/logomaker-29137

git等は割愛です

④ 開発の進め方

④-1 開発着手前

1. 思いつく機能を書き出す。
2. 必須な機能を絞る(参考: ③-2 機能の精査)
3. 機能の優先順位を決定
4. 開発順番を考える
5. スケジュールに落とし込む
    1. 開発順番が早い順に機能を書き出す
    2. 実装をイメージして、一段階深掘り
    3. ざっくり日数見積もり
    4. 見積もり結果を踏まえて、どこで初回リリースするか決める

💡 「5. スケジュールに落とし込む」の実例

C2Cサービスを作成した時の予定表を使います
1. 思いつく機能を書き出す。~4. 開発順番を考えるは、できた状態を仮定しています。
その上で5. スケジュールに落とし込むを進めます。
5.1~5.3で出来上がる成果物を添付しました。

ステップ 5-1.
開発順番が早い順に機能を書き出す
5-2.
実装をイメージして、一段階深掘り
5-3.
ざっくり日数見積もり
成果物 スクリーンショット 2020-11-30 12.49.16.png image.png 青セルは実施予定日image.png

④-2 開発中

予定表通り進めて、必要に応じてスケジュール変更を繰り返すのみ
開発中に出てきそうな疑問をQ&A形式で紹介します。

No. 質問  自分の意見
1 バグに気づいた。いつ対応するのか クリティカルの場合:即対応
そうではない:メモだけして後回し

自分は不具合管理表を作っていますimage.png
2 二回目以降のリリースはいつするのか 機能は出来次第、リリース
バシバシリリース
github Actionを使うとデプロイが楽です
3 スケジュールがのズレが出て、エクセル手動で更新するのが大変 土日はバッファにして、開ける。
次第に見積もれるようになるはずです
4 単体テストは書くのか 不要。シナリオテストを作るのみ作成。
自分もjunit, jestで単体テスト書いていたが、コスパ悪い気が。
(もちろん書いた方がいいが、時間との相談)
5 開発に遅れが出てきた 生活リズムが崩れていないか確認!!
会社員は、出社前に時間を取ることをおすすめします。
残業でいつ帰れるか見えないので..
💡 Tips
ウェブサービスを作るなら、スマホに最適化を。
立ち上げ初期は、9割スマホからのアクセス。その後、しばらく7割程度に落ち着く
(あくまでも体感)

⑤ ユーザの獲得方法

SEO対策

一応導入するが、今はそこまで時間はかけない。(追々対応する。
下記のサイトを参考に、キーワードをよしなに作る。

SNS投稿作戦

RT伸びやすいようにコツを紹介

1. サービス概要が分かる画像を添付
2. 読み飛ばされないように、改行は沢山使う
3. シンプルに
4. 「-----」、絵文字等でもっとシンプルに
5. 最後に何をして欲しいかを一言で

DM作戦

最低限の機能の実装が終わったら、一回開発をストップ & 検証フェーズへ

DMを送って、受信者の反応を見て
クローズするか、もう少し開発継続するか決めています。

意外とやっていない人多いので、DM作戦お勧めです。
返信率は、ざっくり50%~70%くらいです。
(スパムのように送ってしまうとまずいので、その辺りは考慮が必要です)

終わりに

まだまだ書きたい事があります。。

後半、疲れが出てしまいました。
特に、集客パート。
開発続けるか、クローズするかのKPI表についても書きたかった

今後アップデートしてきます
変更通知送るので、ストック?いいねして頂ければと思います。

個人開発やっていて思うことは、楽しいです!

以上!!

87
92
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
87
92

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?