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Sigfoxの2019年を振り返る(下半期)

Last updated at Posted at 2019-12-23

上半期の振り返りはこちら:Sigfoxの2019年を振り返る(上半期)

ここでは、2019年下半期を振り返りたいと思います。
※敬称は略させていただいています。
July ~ August ~ September ~ October ~ November ~ December

July

NTT-Com「Things Cloud」がマルチLPWAに対応

NTTコミュニケーションズのIoTプラットフォーム「Things Cloud」がLoRaWANに加え、Sigfoxにも対応。Sigfoxの場合は、SigfoxクラウドとThings Cloudが直接連携するモデルとなるため、デバイスパートナーとしての負担が少なく連携できます。(こちら)

ひずみセンサーを活用した地下工事現場での異常監視ソリューション

ひずみセンサーを活用したソリューションを展開しているCACHが地下工事現場での異常監視ソリューションを発表。人手不足解消もありますが、地下工事現場では、目視確認しづらい場所が存在しており、安全に監視できるというメリットもあります。(こちら)

おたりスマートソンプロジェクト

2018年に実施した学生向けIoTアイデアコンテストで出た学生アイデアが、長野県小谷村協力の元、KCME、東京電機大学が社会実装へ。安価な水田水位監視システムを学生が開発し、社会実装ができる環境はすばらしいですね。(こちら)
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August

監視カメラにSigfox通信機能 -TOA-

TOAの屋外ドーム型カメラ「タウンレコーダー」にLPWAモデルがラインナップ。Sigfox通信を使って機器の状態確認や、機器異常発生時にメール通知ができるようになります。
以前、多くの監視カメラはネットワークにつながっていないという実情もあり、今後、「何かが起きた時」につながる仕組みが重要になってきそうですね。(こちら)
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アルプスアルパインがSigfox社とパートナーシップ

物流業界に向けたIoTトラッカを開発、ソリューション展開しているアルプスアルパインがSigfox社とパートナーシップ協定を締結。今後、Bubbleビーコンに対応した屋内位置情報ソリューションも展開してくことに。(こちら)

UnaBiz社からUnaMKRがリリース

シンガポール・台湾のSigfox OperatorであるUnaBiz社から、LITEONモジュールを搭載した海外シームレスローミングが可能な開発ボード"UnaMKR"がリリース。Arduino MKRとのピン互換があり、海外ローミング技術は、Sigfox Monarch Technologyを使ったものです。(こちら)に使用方法をまとめています。
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SONY ELTRES

ソニーネットワークコミュニケーションズが自社開発のLPWA技術を使ったサービス「ELTRES」を2019年9月30日から開始。
SigfoxとともにLPWA業界を活性化できればいいですね。

September

ラグビーワールドカップが開幕

あまり関係ないですが、日本・フランス共に決勝トーナメントまで勝ち上がりました。

沖縄県国頭郡本部町水納島で水道検針の商用化開始

沖縄通信ネットワーク、オーシーシーがアズビル金門製の水道スマートメーターを用い、水納島での水道自動検針の商用化を10月から開始することを発表。
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Eutelsat IoT衛星サービス

欧州衛星通信会社大手のEutelsatがIoTに特化した衛星通信サービスの立ち上げをリリース。Sigfoxとのパートナーシップのもと、陸上ネットワーク(Sigfox 0G Network)と衛星ネットワークのハイブリッドサービスを計画。(こちら)
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後日、SigfoxからもWebinarが開かれています。SigfoxのWebinar情報はこちらにあります。衛星に関しても、オンデマンドで見れるようになっています。

October

技適未取得機器を用いた実験等の特例制度

総務省から、「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の省令改正が出されました。Sigfoxデバイスに関しても、一定の技術規格を満たしていれば、技適未取得の海外製品を日本国内で試験目的で使用できるようになります。(こちら)

November

Sigfox CONNECT 2019

シンガポールでSigfox CONNECT 2019が開催。今年は、

ミツウロコCSとNECのLPガス実証結果発表

ミツウロコCSとNECが名古屋市で2018年10月から2019年9月にかけて実証していた「LPガスの検針業務自動化および配送業務効率化に関する実証実験」の結果が公開されました。従来のガス残量の予測に基づく配送に比べて、配送回数・平均配送業務時間ともに約3割削減(こちら)

GSEドーリーの位置管理に

TIACT(東京国際エアカーゴターミナル)が羽田空港内のドーリーにSigfoxデバイスを装着することで、任意のタイミングでドーリーの位置情報を把握する目的で、IoT Trackerを導入。(こちら)
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December

Atlas wifi サービス開始

Wi-Fiアクセスポイントの情報をもとにIoT端末向けに位置情報を提供するサービス"Altas wifi"が正式サービスインしました。GPSが届かない屋内でも位置情報が提供できるサービスであり、物流分野でのユースケースが出てきています。三菱商事とNTTが株式取得したオランダHERE社の技術を使っています。(こちら)
Atlas wifiとData Advanced Callbackを用いた技術まとめも書いています。

IoTアイデアコンテスト2019開催

今年もKCCS主催学生向けIoTアイデアコンテストが開催。プロトタイプ部門では「家庭用IoTごみ箱で高齢者のゴミ出し支援」、アイデア部門では「電子トリアージ・タッグの高度利用」が
最優秀賞を獲得。(こちら)
是非次回は、Sigfox Universities Challengeと絡ませられればいいかもですね。

さて、私にとっての来年は、IoT衛星サービスの実証実験というところが、大きな目標になっています。
皆様にとっても、良い1年が迎えられるよう祈っております。

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