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LinuC 202受講後のメモ

Last updated at Posted at 2023-09-10

約2年振りの投稿となりましたが、最近ようやくLinuCの202に合格したので、その際の苦労話や対策方法を軽く残しておこうと思います。

学習内容

LinuCの101から201までの間は、過去に投稿した学習方法で勉強して受講していましたが、それほど苦戦することなく1発で合格していました。

具体的には以下の流れで学習していました。

1.参考書を購入し、重要な部分を多色マーカーでマーキングしながら読み進める
2.参考書のマーキングした箇所を重点的に読み直す
3.ある程度覚えたらPing-tを利用し問題を解いていく
Ping-tの自由演習モードではその場で回答を確認できるが、答えではなく解説をよく読み理解を深める
4.ある程度問題の正解率を高めてから模擬試験を実施

202の受講においても上記の流れで進めていました。
しかし初戦は不合格・・・

敗因

不合格となってしまった原因ですが、まず一番に出題範囲の圧倒的多さが挙げられます。
201の受講時は1ヶ月程度の学習でも合格できていたため、202も1~2ヶ月程度あれば合格できるだろうと舐めてかかっていた私ですが、全く足りませんでした。
出題されるジャンルの多さもさることながら、1章毎のボリューム自体も非常にヘビーであり、私の能力では1章毎で1ヶ月は必要なほどでした。

二点目は似たような意味なのにコマンド毎にオプションの記述や指定方法が異なるものや、設定ファイルの名前や書式が統一されていないことが多いためごっちゃになりやすい点です。

例えばnamedの管理コマンドrndcにおいて、強制終了させるサブコマンドはhaltですが(haltはLinuxのシャットダウンコマンドなので比較的わかりやすい)、postfixの管理コマンドによるサブコマンドの場合はabort(なぜ?)であったり、Squidのユーザ管理コマンドのsquidclientのオプションで、パスワードを指定するオプションが-pではなく-wだったり(これは-pがポート番号を指定するオプションに割り当てられているため)、設定ファイルにおいても大抵はファイルの拡張子が.confとなっているのですが、Postfixの場合は.cfとなっている(configの略?)等、間違えて覚えてしまいそうなものが多かったです。

以上のことから、従来の参考書で基礎を固めてからPing-tを解いていくという方法だけでは限界がありました。
そこで私は参考書とPing-tに加えて別の学習方法で受講に挑むこととしました。

学習方法

まず1点は、参考書とPing-tを解く際に自由演習モードで見ることができる解説に掲載されているオプション等の一覧表をExcelに写し書きを行い、とくに覚えにくいオプションに関しては太字や赤文字等にして徹底的に抑えることをしました。
自分でオプションや意味を自分なりに覚えやすく工夫しながら書いていくことによって1回目の受講時に比べてだいぶ覚えやすくなったと思います。

2点目ですが、実機に触れてみることです。
実は私は202合格まで業務以外ではあまり実機は使ってませんでしたが、仮想環境等にnginx等試験で出題されるソフトウェアをインストールして触ってみることでより理解が深まるはずです。
不明点をmanコマンドやソフトウェアの公式ドキュメント等で確認することで試験対策だけではなく今後の業務で利用する機会が発生した際に絶対に役立つはずですので、大事なことだと思います。

3点目に試験対策の問題集に、Ping-t以外の問題集も併用することです。
人によってはPing-tだけでも合格出来る方もいらっしゃるようですが、Ping-tだけだと段々と問題の回答そのものを覚えてしまうため、異なる問題集も併用した方がいいです。
おすすめはスピードマスターという書籍で、問題や回答だけではなく、解説もしっかりと掲載されているのでPing-tと同様に問題を解くのと知識を深めるという2つの学習が可能です。
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4点目は、これは正直あまりオススメできないですが問題集を自分で作成して解いていくという方法です。
というのも、Ping-tだけだと出題される問題数に限界があるため、また少々難解なオプション等の暗記に利用するため私は自分で問題集を作ってしまいました。
なぜこれがあまりオススメできないかと言いますと、たしかに自分で作成することによって作成時に覚えづらかった内容を覚えやすくはなりましたが、問題集の作成自体にすごく時間をかけてしまったため、その時間を学習に充てるべきでは?と自問自答してしまいました・・・
結果的に問題集も約にはたちましたが。

私はこれでようやく202の合格が叶い、Level2の認定ができました。
202受講を目指す方のお役に立てれば幸いです。

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