はじめに
こんにちは、社会人8年目で元ITコンサルのふるすです!
今年7月、社内公募を通じてDevRelへ異動しました。
私の異動の経緯については、こちらの記事を読んでいただけますと嬉しいです!
私たちの開発部門には、新卒社員や中途社員向けのオンボーディング課題があります。今回、私もその課題に挑戦し、多くの学びがあったため、この体験を皆さんに共有したいと思い記事を書くことにしました。
オンボーディング課題
オンボーディング課題には以下のような種類があります。それに加え、社内ツールに慣れるための課題や新たに加入したメンバー向けの課題も提供されています。
- デザインクリティーク
- Javaの動画学習 & グループワーク
- 追加機能開発課題
WHIのオンボーディングについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
- 2022年、3大がっかりだった開発オンボーディングを皆で楽しくした話
- WHIの開発オンボーディングに迫る!Vol.1 オンボーディングのこだわりポイントとは?
- UI/UXチームのアンナさんによるデザインクリティークのご紹介記事
今回は「追加機能開発課題」に焦点を当ててお話しします。
追加機能開発課題とは?
簡単に言うと、「既存の連絡帳アプリケーションにどのような機能を追加すればより良いものになるかを考え、実際にその機能を実装してみよう」というものです。
私はJavaの実装経験がありませんし、最後にプログラミングしたのは新卒研修以来です。。果たしてほかの業務をしながら課題、できるんだろうか…
それでも、非エンジニアとして開発チームの業務の理解を深めるために、この課題を最後までやり遂げることを決めました…!
カタログを作るぞ
既存の機能は以下のようになっていました。
- データ登録、削除、編集機能
- 排他制御
これに新たな機能を加えるためには、まず「利用者の想定」を明確にする必要があります。コンサルタント時代、私は常に「この機能はお客様のどんな課題を解決できるのか?」を考えて仕事をしてきたので、カタログ作成はそんな私にとってとても楽しい作業でした!
わたしが作成したカタログ最終版を簡単にまとめるとこちらのとおり。
1. 利用ユーザー
- スマホでSNSを活用し、「推し活」を行う人々
- 特にSNS上でグッズ交換をしている方々
2. ユーザーの課題
- 複数のコンテンツを追いかけることで、「誰とどこでどのように知り合ったのか」がわからなくなる
- 推しの数は10〜25コンテンツが最多というデータもあった
(参考情報)
- 推しの数は10〜25コンテンツが最多というデータもあった
- グッズ交換をしたことがある人の中で、SNSを通じて行っている人は60%以上
(参考情報) - 複数の人とSNSでグッズ交換をすると、追い切れずタスク漏れが発生する
- 漏れが生じると、取引がスムーズに進まず、双方に不利益が発生する
3. 解決方法(本アプリのメリット)
- 連絡先が整理されている状態を理想とする
- ジャンルタグを追加することで、自ら情報を紐づけられるようにする
- ステータス管理を行い、タスク漏れを防止する
学んだこと
-
ユーザーの課題を解決するにはどうしたらいいかを第一に考え、吹っ切れろ
「これは連絡帳アプリと言えるのか?」という迷いが発生したり、「カタログってこんなんでいいのかな?」だったりといまいち思い切れなかったが、先輩や上長からフィードバックを受けて吹っ切れたらユーザーが本当に使いやすいアプリが見えてきた。 -
やはり根拠は大事
なぜそれが課題なのか、なぜ解決しないといけないのか…の前提となる根拠の部分がデータとしてあると強い自信になるし、当然ながら説得力が増す。 -
適切なスコープにしよう
カタログを書いているうちにいろんな機能を実装してみたくなってしまった。でも自分の力量がわかっていないのにあれもこれもと手を出し始めたら収集がつかなくなる。しっかりと優先順位をつけてまずは必須の機能から順番に片づけていこう(これはプロジェクトマネジメントに全く同じことが言える…今までさんざん言ってきたこと)。
ここまでお読みいただきありがとうございました!