はじめに
先日、AWSの認定資格であるソリューションアーキテクトアソシエイト(以下SAA)を受験し、無事に合格することができました。
CLF合格時と同様に、自分の振り返り用、及び同じような初学者の方の参考用として、
- 実務未経験初学者が、
- このくらいの事前知識で、
- こんなふうに学習すると、
- このくらいの点数が取れる!(かも)
といった観点でまとめてみたものになります。
※最速合格ヒャッハー的なテクニック記事ではなく、あくまでレベル感の参考にするための記事になります!
結論:実務未経験の初学者がAWS認定SAAに合格するまでにやったこと
主に以下の2つを試験日まで繰り返しました。
- Udemy模擬試験を解く → 復習する → 内容を小分けにしてアウトプット
- Web問題集を解く → 復習する → 内容を小分けにしてアウトプット
時間の割合は、1が7割、2が2割ほどです。
残りの1割として別のこともやりましたが、そちらは主ではないので「やったことの詳細」の中に記載しました。
ここから先は、以下のような流れで整理してあります。
だいぶざっくりしている部分もありますが、必要な部分だけ参考にしていただければ幸いです。
試験結果
結果 | |
---|---|
得点数 | 754 / 1000 点 |
テスト本番で使った時間 | 120 / 120分 |
かなりギリギリでした。解いた感触としてはもっと手応えがあったので、結果を見た時はヒヤッとしました。
学習内容 | |
---|---|
メイン教材 | Udemy:2講座 |
サブ教材 | Web問題集+公式問題 |
総学習時間 | 96時間 |
※SAA取得前にCLFを取得していますがその学習時間は含んでいません。
事前知識
-
実務経験
- なし
-
プログラミング学習期間
- 9ヶ月
-
資格
- AWS認定クラウドプラクティショナー(以下CLF)
- ITパスポート
-
AWS以外の知識
- HTML/CSS
- PHP
- Laravel
- JavaScript
- Git
- サーバー(Linux)
- セキュリティ
- ※それぞれ入門書1-2冊分を写経した程度
やったことの詳細
学習内容の内訳は、
- メイン教材(Udemy):7割
- サブ教材(Web問題集):2割
- その他(ハンズオンなど):1割
といった感覚です。
事前に網羅的な予習はせず、
Udemy → 復習 → 整理/アウトプット → Web問題集 → 復習 → 整理/アウトプット → Udemy...
というサイクルを試験日まで繰り返しました。
メイン教材 -Udemy講座-
-
【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問) | Udemy
- メインの学習教材。この問題を2周しました。
- 試験時間は120分ですが、わからない問題をダラダラやっても仕方ないので60分制限で毎回やってました。
- 得点率はこんな感じ。
模擬試験番号 | 1回目 | 2回目 |
---|---|---|
1 | 63% | 87% |
2 | 63% | 80% |
3 | 66% | 87% |
4 | 55% | 84% |
5 | 63% | 78% |
6 | 44% | 80% |
サブ教材 -Web問題集-
-
- 登録することで200問まで無料で解くことができます。
- 解説もわかりやすくてよかったです。
- 1問ごとに解説を見ることができるのでスキマ時間での学習が進みます。
-
【AWS資格】無料WEB問題集&徹底解説 | ソリューションアーキテクト(SAA)
- 掲載されている問題は全て無料で挑戦できます。
- 日本語が一部怪しいのですが、無料なので十分です。めちゃめちゃありがたかったです。
- 1問ごとに解説を見ることができるのでスキマ時間での学習が進みます。
- CLFでも利用しました。
アウトプットについて
アウトプットについては、Botサービスを使い、整理した内容をTwitterで自動で呟くようにしました。
この形式を選んだのは、
- 以前に整理した内容を自動で自分が振り返れる仕組みにしたかった
- 出来るだけ知識を小分けに整理したかった(理由としてはこちらの「最小情報原則」を参照)
- 人に伝えることも意識する
という理由からです。
ただ、2や3については、あまり意識しすぎるとそもそもアウトプットできなくなってしまうので、頭の片隅に置いておく程度にして、まずはアウトプットを行い、理解が間違っていたことに気付いたり、「今ならもっと上手く整理できる」と思ったものについて、Botの内容を修正する形で運用していました。
やっていく中で、「いつ時点の情報か」ということや、情報のソースを載せることにも意識が向いてきたので、勉強というよりは情報発信の練習としていい機会になりました。
その他参考
-
【2022年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問) | Udemy
- こちらはUdemyのCLF試験用の講座ですが、難易度がSAAレベルの問題130問が含まれています。
- CLF受験時にこちらは購入していたので一度解いてみましたが、問題の雰囲気がSAAとは異なるため、参考程度の使用に留まりました。
-
AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得 | Udemy
- ハンズオンで理解を深めるための教材として利用。
- 設定内容を問う問題の後に「あ〜あの設定はここでやるのか」みたいな感じで実感するのに役立ちました。
- 内容としてはかなりわかりやすくて親切なので理解が深まりますが、試験対策なら模擬問題の方が有効でした。
振り返り
-
Udemy2周+得点率80%でギリギリといった結果。
- おそらくあと1-2問落としていたらアウト。
- 本番は試験時間120分フル活用で見直し時間なしという受験アンチパターン。
- 考えたら解けそうな問題に釣られた感じが否めない
- 時間には厳格にやっていったほうがよさそう
- ただ勉強した内容はためになることが多かったので満足。
- 前回のCLF、今回のSAAでは、「知識として身につけること」を意識していたが、次はがっつり試験と割り切って挑戦してみるのも面白そう。
終わりに
そもそもSAAを受けようと思ったのは、CLFの勉強をする中で、「AWSってこんなにいろんなことができるのか!」と感じたことがきっかけでした。
実務未経験で取得する意味なんてあるのかと考えたりもしましたが、興味本意で始めた割には、世の中のサービスのインフラ構成について知るいい機会になり、挑戦してよかったと思える試験でした。
最後に、世の中にはすごい人がいます。この記事でレベル感を把握できたら、こちらも参考にどうぞ!
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