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「どんな問題がアプリの評価を下げるの？」

（※今回はAndroidのPlayストアに対して調査を行いましたが、同じことがiOSのApp Storeに対しても言えると思います。）

ストアの評価でよくこういう感じのコメントを見かけます。
＝＝＝
　★☆☆☆☆「こんなアプリもういらない！」
＝＝＝
この問題にどう対応したら良いのでしょうか？

こんにちはー！
クラウドソーシングテスト「あれれサーチ」の運営を行っています。
「何を提供したら皆さんにつかってもらえるのか」
日々悶々と考えています。
考えるだけでなくヒアリングもよく行いますが、課題解決を形にするのはなかなか難しいものですね。

さて突然ですが、どんな問題がストアの評価を下げるのか気になりました。
『ストアの評価が「低い」原因まとめ』
みたいなのがきっとあるだろーとおもって探してみました。

ありませんでした。はい。
（有料ではある？のかも）

分けたほうが分かりやすいと思ったので【前編】と【後編】の2回でお伝えしたいと思います。

このまとめがあれば
・何がアプリの低評価につながるか分かる　→何から修正すればいいのかすぐにわかる
・修正する優先順位が分かる　→いままでチームで検討していた時間が格段に減る
てなること間違いなしです！
ぜひ皆さん使ってくれるとうれしいですm(_ _)m

ストアの評価が「低い」原因まとめ

・売上TOP上位5アプリ
・無料TOP上位17アプリ（ゲーム除く）
　（共に2015/4/5現在）
　数にして約300コメントを対象に調査。

●売上TOPアプリの低評価とコメントの関係

売上TOPアプリに対する低評価は、課金アイテムやルールに対するものなど、そのアプリだけに関係する内容が大半。
なので、ある程度で集計をやめました。
代わりに無料TOPの低評価コメントを集中的に分析しました。

無料TOPアプリ（ゲーム除く）の低評価とコメントの関係
（※情報は一部掲載。全情報は『ダウンロードページ』に置いてます。ご自由にどうぞ）

↑この内容は、有料や課金アプリ、無料アプリ問わず当てはまる内容ばかりでした。
（※緊急度や、評価される頻度は【後編】に書きます）

ストアの評価なんて気にする必要あるの？
そもそも、ストアの評価が低くても、課金率にもDL数にも影響がないのならストア評価なんか低いままでいいですよね。

なので、ストアの評価が与える効果について調べました。
結論としては評価4以上を目標にするのが良いと思います。
以下、ストア評価に関する情報を紹介。

先日4/9に　Google Developer Summit Tokyo 2015　が開催されました。
私たちも参加してきました。

そこで発表された内容
「★2つと★3つの間で収益性に9倍の差、
　★3つと★4つの間で4倍の差」
（※★2と★4では36倍差ですね！）

のちに「ここ」に資料公開とのこと。
私たちも直接聞きましたが、GDSTokyo2015参加者のツイートがtogetterにまとめられています。

収益性はアプリによって違うのでこの値を真に受けるのはナンセンスですが、
課金金額に大きく影響するのは間違いないでしょう。
（Googleさん、この辺のデータをちゃんとまとめて公開してほしい）

「アプリマーケティング研究所」に掲載されたNagisa社の講演記事では、アプリの評価とダウンロード率の関係がリアルな数字とともに公開されています。
この記事によると
「★4.5と★2ではダウンロード率が30％変わる」
大きいですね！

私たちも有料TOPと、ゲーム以外の無料TOPアプリ各20の評価を調べてみました。

有料TOP 20のアプリのうち
評価4以上は14コ（7割）
評価3.5以上は20コ（10割）

無料TOP 20のアプリ（ゲーム以外）のうち
評価4以上は12コ（6割）
評価3.5以上は18コ（8割）

ランキングの高いアプリは評価3.5以上は当たりまえにとってきていますね。
ということで、目標としては評価4以上を目指すのが良いのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか？
皆さんのお役にたつ情報になっていればうれしいです。