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OCIのシステム構成図をVSCode Draw.io Integrationで描く

Last updated at Posted at 2020-05-22

2020/5/24 おまけ追加

0. はじめに

pptで描く/編集することに慣れすぎてdraw.io入門に失敗したのですが、良い機会だったので再挑戦してみました。

前提

OS : Windows 10 Pro
VSCode : 1.44.2
Draw.io Integration : 0.4.0

1. 準備

インストール

  • VSCodeで拡張機能のマーケットプレイスを開き(「Ctrl + Shift + X」)、「Draw.io Integration」をインストール(試したときは0.4.0でした)。

  • ファイルを作成して、draw.ioの拡張子(.drawio、.dio)で保存すると、利用可能になるようです。

OCIアイコンのimport

残念ながらOCIのアイコンはデフォルトでは入っていないので、importします。
ライブラリは使えないようなので、Scratchpadで再利用する形にしています。

  • OCIマニュアルの以下のページより、好きな形式のアイコン集をダウンロード(私はsvgで試しました)
    https://docs.cloud.oracle.com/en-us/iaas/Content/General/Reference/graphicsfordiagrams.htm
    ※ ちなみに最近OCIのアイコンが変わりました。

  • View > Scratchpadで、Scratchpadをメニューへ表示

  • ScratchpadのEditアイコン(鉛筆マーク)をクリックし、必要なアイコン(あるいは全て)をDrag & Dropで取り込む
    image.png

※ File > Import from > Deviceだと1ファイルずつしか出来なさそうでした。また、直接draw.ioの描画画面?にDrag & Dropすると、アイコンの名前が無しで登録されてしまったので、上記の方法が良いと思います。
※ 「3. Export」のところで触れますが、draw.ioのデフォルトのテーマは「automatic」というVSCodeのテーマに合わせる設定になってます。VSCodeが黒テーマだったので、draw.ioも黒テーマになっており、何も考えず白色のアイコンを取り込んでしまいましたが、後で黒アイコンも取り込みました。

  • Saveで保存すると、Scratchpadメニューの部分にimportしたアイコンが表示され、使えるようになります。また検索窓で「oci」と打てば表示されるようになります。
    image.png

2. 描く

とりあえず描画してみる

とりあえず、適当に書いてみた(線をいろいろ書きたかった)。

image.png

とりあえずヒント無しで(ドキュメント等を読むことなく)、操作してみましたが、あまり困ることなく描くことができました。pptと比べて特別使いやすいと感じたのは、今のところ、線の描写でしょうか。図形からいきなり線を生やすことができるのは便利でした。
何に使うのかわからない機能もいろいろあったので、きちんと調べていけば、もっといい感じに使えるのかもしれません。

作業メモ

  • 図形を選択した状態で、文字を打てば図形の中に文字が書ける。左右・中央のテキスト位置は、テキスト選択時に、右側のメニュで調整できるが、上下位置は図形選択時に選択できる(一瞬戸惑った)

  • 複数図形選択して、同時に形を変更することは出来ない(同時に移動は出来る)

  • pptと同等のalign、distributeがある

  • 調べてわかったこと

    • 線が微妙に斜めになった時は、「Style」の「Simple」にするとまっすぐになってくれる
    • 文字
      • 線をダブルクリックすると文字を付けられる
      • アイコンは選択した状態で文字を打てば文字を付けられる
      • 何もないところでダブルクリックすると文字のみを作成できる
  • あとで調べる(ちょっと調べてわからなかったこと)

    • 直前の操作の再実行(OfficeでいうF4)

いろいろ調整してみた後

image.png

3. 描いたものをExport

(一番ハマった…)

Export出来ない

せっかく作ったのに、"Export"が見つからず、作った構成図を保存できない…?
と途方に暮れていたら、Qiita記事がありました(助かるー!)。
> VSCodeでDraw.io Integration使用時にエクスポートできないことがある問題への対処

しかし、Offline設定にするとScratchpadが使えなくなるようです(うーむ)。

色が変

ん??
image.png

黒背景表示に騙されていましたが、どうやら私が実際に描画していた各図形は"黒"枠線の"白"塗りだったようです。
(VSCodeのテーマに合わせて、draw.ioのテーマも黒ベースになっていました。図としては"黒"枠線の"白"塗りだったのが、テーマによって反転して表示されていたようです。ややこしい…)
※ 背景だけ明示的に黒にしてたので、左側だけ黒色、リージョン/ADの方は白と余計気持ち悪い配色に…

白アイコンを選んでしまったので、全部色を反転させて事なきを得ました。
image.png

が、やはりややこしいので、draw.ioのテーマをVSCodeのテーマに合わせる「automatic」ではなく、明示的に選ぶことにしました。Draw.io IntegrationのExtenstion Settingsから設定。
image.png

くやしいので、再度同じものを描いてみました。2度目はいろいろスムーズにできました。
image.png

保存したのは以下。
image.png

exportの範囲指定が出来ない

"Paper Size"というのが選べるので、てっきりそこで指定した範囲が余白含めてexportされるのかと思っていたのですが、上の画像の通り、純粋に図形が画像化されるようです(PDFだと違う模様)。

4. 総括

draw.ioについては、OCIについてもシステム構成図の描画に便利だなと感じました。

VSCode Integartionについては、現時点では、ociアイコンをScratchpadで使うためにOfflineで使用しなければいけない一方、Export時にはOnlineにしなければならない(その都度ファイルの再読み込みが必要)ので、ちょっと面倒ですね。

おまけ

Gitを使って、差分の確認もしてみた。
(下部の黄色い図形を追加)

image.png

以上

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