5
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

PostgreSQLAdvent Calendar 2020

Day 17

GCP Cloud SQL for PostgreSQL v13 をお触りしてみた

Last updated at Posted at 2020-12-16

本エントリーはPostgreSQL Advent Calendar 2020の17日目です

本記事のテーマ

前年 のアップデートと、2020/11/06 にリリースされた v13 でインスタンスをお触りしてみました。
※2020/12/13時点の記事です

アジェンダ

  1. 昨年からのアップデート
  2. インスタンス起動してみた
  3. かる~くv13の更新を確認してみた
  4. まとめ

昨年からのアップデート

  • 昨年記事を書いた時点ではv11.1でした。
  • 今年の記事を書いている時点では、v12.4を含め、v13.0まで利用可能でした
  • CloudSQLのリリース情報はこちらから確認できます
  • リリース情報の2020/11/06の記事で、v13のリリースがアナウンスされました。
  • なので、今回はv13でインスタンスを起動してみました。
  • 昨年までは、CloudSQLはPostgreSQLのリリースの追従が遅めだなぁと感じていました。
  • 本家のv13リリースのアナウンスから、約1.5ヶ月で追従しています。
  • 新しいバージョンの検証など、クラウドサービスで行えるようになると、かなり楽になるだろうなぁとは思いますが、その点ではまだまだ期間がかかっていると思います。

昨年は、個人アカウントの無料枠で検証しましたが、無料枠は1年間なので、切れちゃってました:sob:
会社から自己啓発用ということで、個人プロジェクトを貸与いただけることになり、本記事では思いっきり使い倒そうと!

がっつりGoogle Cloudを使い倒す(必要がある:zipper_mouth:)会社なので

しかしながら、deepな検証を行うことも出来ず(私のスキルでは思いつくヨシもなく)、お触り程度に利用しました。

インスタンス起動してみた

インスタンスを起動するまでの操作は、昨年と差はございません。

Cloud SQL での各データベースエンジンで選択できるバージョンです
 
PostgreSQLで選択できる各バージョンです
 
PostgreSQLアンカンファレンスで、初心者も登壇できる!的なグダグダでお話したときに、お声が出ていましたDBパラメータですが、Cloud SQLではデータベース フラグと記されています。
 

マネージドサービスですから一部設定できないものもあります。ドキュメントはこちら
SUPERUSER権限を必要とする操作やEXTENSIONに関することなどが使用できません。
GCP CloudSQL と 標準PostgreSQL の差はこちらに纏められてます。

AWS 4core/16GByte/SSD100GB
CloudSQL 4core/24GByte/SSD100GB
これが最近の標準なの?大きい(古スタックエンジニア/oldType)
aws/RDSの↑を確認してたら、ちょっとびっくり:scream:

個人利用じゃ無理じゃね?:sob:
会社貸与のプロジェクトだけど、ちょこっと**お触り**するだけなので、小さめのインスタンスに変更して作成しました  

ゆる~くv13の更新を確認してみた (Cloud Shell)

今回は、ゆる~く更新内容を確認してみます。
ゆる~くなので、Cloud Shellからpsqlで確認してみます。
Google Cloud で提供されるCLI gcloudコマンドのsqlオプションにより、psqlを起動できます。
コンソールの→ Cloud Shell を選択すると画面下部にコンソールが開きます。
 adv2020-006.jpg
新しいウィンドウを開くで別タブにコンソール画面が開きます。
 adv2020-007.jpg

確認の仕方について

いつも迅速な対応を行われて、すごく参考にさせていただいているこちらを参考にさせていただきました。
更新情報から、確認が簡単に行なえ、v13固有の情報を選択しました。

確認した内容

  • ストリーミングベースのバックアップの進捗状況を報告するpg_stat_progress_basebackup システムビューが追加されました。

いつだったかの、postgreSQL アンカンファレンスでお話がありました件ですね。

postgres=> select * from pg_stat_progress_basebackup;
 pid | phase | backup_total | backup_streamed | tablespaces_total | tablespaces_streamed
-----+-------+--------------+-----------------+-------------------+----------------------
(0 rows)
postgres=>
  • ANALYZE の進捗状況を報告する pg_stat_progress_analyze システムビューが追加されました

こちらも、postgreSQL アンカンファレンスでお話がありました。

postgres=> \dv+ pg_stat_progress_analyze
                                         List of relations
   Schema   |           Name           | Type |     Owner     | Persistence |  Size   | Description
------------+--------------------------+------+---------------+-------------+---------+-------------
 pg_catalog | pg_stat_progress_analyze | view | cloudsqladmin | permanent   | 0 bytes |
(1 row)
postgres=>
  • 無効なページが WAL によって参照されている場合でもリカバリが継続できるようになりました
postgres=> show ignore_invalid_pages;
 ignore_invalid_pages
----------------------
 off
(1 row)
postgres=>

確認結果のまとめ(v12.4 と比較してみました)

前述の通り、v13を確かに確認できました。
adv2020-008.jpg

v12.4の確認結果がこちら。もちろん、v13からの更新なので、すべてエラーになりました。
adv2020-009.jpg

まとめ

  • AWS/RDS は 2020/12/13 現在、v13に対応してませんでした。 Google Cloud 推しとしては:relaxed:でした
  • ほんとにv13になってるの?ってかる~く疑問を持ちました。単にバージョン表示で確認するのではなく、更新情報から選択して確認するのもまた、更新されてる感を体験でき、更新差分を読んで見る機会にもなりました。
  • コロナ渦で大変な状況ではあります。地方在住だと、今までカンファレンス聴講は、都市圏へ一泊することになっていましたが、今年はオンラインカンファレンスが沢山開催され、地方と都市の差がなくなったと感じた一年でした。

明日は 猫拉麺神@nuko_yokohama さんの投稿です。  

最後に

課金が気になる:sunglasses:
v13とv12.4の2インスタンス分です

給料天引きになっていないことを祈ります

adv2020-010.jpg

5
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?