リモートワーク・育児・「無駄な実験をやる」時間確保・学習・早起き。
平日毎朝 9:00-10:00 という時間にそれらを一挙解決することを目指す「もくもく会」を続けています。そろそろ1ヶ月半となるので、振り返り + 宣伝です。
Marpで面白がって作ったフライヤー画像です。「もくもくタイム」と言うのも、某もぐもぐタイムに引っ掛けたダジャレです。参考: Markdownでスライドを書こう - Marp用テンプレート - Qiita、カーリング女子日本代表「もぐもぐタイム」生かし金メダルへ! | NHK | 北京 冬季オリンピック・パラリンピック
きっかけ
ソフトウェア開発には実験が欠かせません。無数のくだらない実験と失敗の上にほんの一握り輝く成果が生まれてそれが売れる機能になることは、本当にあります。その無数のくだらないことを儲からない、くだらない、としていると成果も生まれません。
失敗をただの失敗としていると意味のあることしかやれなくなってしまいます。意味はなくても次につながることを試す「自由な」余地を「勤務時間内で」やりたい。それを「合法的に」と表現しました (これを思いついたのは休日なので既に勤務時間外で半分勤務しているわけです...)。
「20%ルール」というのは、かのGoogle の
業務時間の内の 20% を「普段の業務とは異なる」業務( Google においては新規事業立案 ) にあてて良いという制度
の話です。批判的な見方の方からは 120%ルール などと言われたりもするようですね。自由な時間確保は開発者永遠の悩み。とりわけ育児エンジニア。それはハードルの高い悩みでもあります。それでも、勤務時間内でもなにかしたいじゃないですか? 20%ルール、スカンクワーク、勉強時間確保 ...。
参考: 「女性こそエンジニアになるべきだ?」デブサミウーマン登壇記録 - Qiita
スカンクワークとは、本来やるべき業務以外の自主的活動 - Qiita
ならば活動実績を先に作ってしまえ。 下心多き気持ちからはじめました。書き出してみるならば以下です。
- リモートワークの寂しさ をなくしたい。「気軽」に話したい。知り合いを増やしたい
- とりわけせっかく早くから始業する 育児エンジニア勢 の朝の時間の寂しさ をなくしたい
- 早起きを何文もお得にしたい。どうせなら朝の時間を有効活用したい
- そしてできることなら「楽しく」時間を確保したい
「お約束」
開発内にコミュニティ活動を共有するカレンダーがあります。当もくもく会は以下を掲げています。
平日朝のもくもくタイム / 初見さんも一見さんも是非どうぞ / チャンネルは以下
#****_mokumoku
9:00-10:00 にoViceにただ集合する。
場所は焚き火付近: (URL)
「それだけ?」それだけです。
ルールはそれだけ 顔見せる見せない話す話さない、途中参加、内容も自由 ただただ各自のやりたい作業を黙々とおこなう……
ただ作業しながら適当な雑談を振ることがあります ひとりごとに近いこともあります 今日はMTG多いなしんどいななど愚痴っても良きです
ただただ集まることでオフィスで一緒に作業している感が味わえたら良いな~~~ そんな時間です ゆるくやりましょう(発起人も遅刻したりします)
「ユルすぎないか?」良いのです。それが続けるコツです。楽しいところに人は集まります。健康経営にも役立つ、効果的なランチタイムの使い方 “Lunch & Learn” とは | Worker's Resort 世界のワークカルチャーから働き方とオフィス環境を考えるメディア などという例もあります。
1. リモートワークの寂しさ をなくしたい。「気軽」に話したい。知り合いを増やしたい
2. とりわけせっかく早くから始業する 育児エンジニア勢 の朝の時間の寂しさ をなくしたい
3. 早起きを何文もお得にしたい。どうせなら朝の時間を有効活用したい
4. そしてできることなら「楽しく」時間を確保したい
告知した
告知しました。告知場所は育児中社員の「papamama」Slackチャンネルです (余談: このチャンネルも当方発起) 。
早速 papamama 族が集まってくれました。正解です
1ヶ月半やってみた
良いところ
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顔を映す映さないすらおまかせにしているユルさが楽
- 顔を映す映さない、意外と気になりますね。ちょっとでもハードルが上がると続かない言い訳になりやすいです。でも「もくもく」するのに一旦顔は必要ありません。自由にやりましょう、です。
-
沈黙前提というユルさが楽
- 初対面でいきなり自己開示できる人ばかりではありません。それすらまずは強制ではありません。oVice上で控えめに佇んでいてくれれば良い。発起人が話を振れば良いかなあ、とそのくらいの気持ちで始めています。しかしありがたいのは面白がってくれた先輩、後輩、皆様が結構リピーターとして来てくれること。
-
でもリモートワークなのに定位置に誰か居る、一緒に作業しているという状況が良い
- 朝早くから働くしか無い育児クラスタの開発者。そうではないがもう少し朝から働きたい開発者。いずれもWelcomeです。習慣化です。普段と違うチームの人との繋がりもできます。
- 普段直接は話さないQAチーム。あるいは製品開発を超えて広報チームの方が来てくれたり。
- 共通のオンボーディングの話題から オススメ本 を教えていただいたり。
-
意外と「一つのこと」を集中突破できるのが良い
- これがもくもく会の醍醐味ですね。
-
何より無理なく続けられているのが良い
- 以上のことをまずは楽しくやるのが、続けられるコツです。以下声
- 「もくもくタイムが楽しい(つい雑談してしまってごめんなさい!)」
- 「もくもくタイムで前より少しだけはやめに勤務開始できるようになった気がする!(健康的な生活への第一歩...!)」
- 「もくもくタイムがにぎわっていてうれしい」
- 以上のことをまずは楽しくやるのが、続けられるコツです。以下声
スーパー猫の日 (2022.2.22)
過去のデブサミ
話題は
- ひなまつり
- Delphi
- 蝋人形
...
成果物は
- 記事集
- 社内用語集
- 読書録
- コミュニティ集
- オンボーディング施策準備
...
まだ改善できそうなところ、そして野望
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もうすこしテーマ性を持っても良いのかも?
- テーマ性やら達成目標などを掲げてコミットする式にしたら、なにがしか本を読むとかにも有意義な時間になりそう。
-
もうすこしアピールしても良いのかも?
- ひとまず1ヶ月半続けたのでこのタイミングでこの記事を書いてみました。興味を持つ人が増えたら良いな。
- やり方は色々ありそう
野望として、育児エンジニアの心の拠り所として育ったら素敵だな等。
何より「面白そうなところに人は(特に開発者は)集まる」。を信条に「私が」第一に楽しんでおります。
もくもく会は良いぞ
朝イチバンから勉強会、ストイックな時間確保は誘いづらいです。一方どうしてもそんな朝の時間すら有効に使わなければならない育児エンジニアはチャレンジが大きいです。
しかし
1. リモートワークの寂しさ をなくしたい。「気軽」に話したい。知り合いを増やしたい
2. とりわけせっかく早くから始業する 育児エンジニア勢 の朝の時間の寂しさ をなくしたい
3. 早起きを何文もお得にしたい。どうせなら朝の時間を有効活用したい
4. そしてできることなら「楽しく」時間を確保したい
すくなくとも 楽しい はニンゲン、良い習慣を続けられる最大の理由であり、そこがこの会のアピールポイントだと思います。
今日も3才児が「ほいくえんいかない」なんて言い出してですね... 等などという話題も、全く気兼ねなく笑ってつぶやけます(つぶやいています)。
というわけで、育児勢も、そうでない勢も、はたまたエンジニア以外でも oVice 是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。平日 9:00-10:00、焚き火付近、毎日やっております
以上です~