今年を振り返る「なんかかく」アドベントカレンダー 18 日目です。転職して 2 年と 2 か月が経ちました。40 代が新人になったら、仕事は盗んで覚えるか、教えてもらうか ではキャッチアップにどう立ち向かっているかを考えてみましたが、はじめての転職は結局どんなもんだったのか個人の感想を述べてみようと思います。
2022.10 に転職した
表の記録はこちら: 自ら機会をつくりだし自らを変える発信 #ポエム - Qiita
一方で「60 日後に退職する芸人」という投稿を社内 Slack の times という個人チャンネルで 60 日間投稿していました。涙ぐましい。
更にその裏の裏でもこんなメモを残していました。どんだけ伏線張っているの。
退職した - yamada_n's blog
社内日記を社内Slackの自分のチャンネルで毎日投稿していた 前半はその日その日のほぼ日記のペースで誰々と話したとかこういう話したとか、辞めるのはこういう理由だとか書いてたんだが、営業日外も含めて60日というカウントで始めてしまったため土日祝もわざわざネタを考えて投稿する羽目に笑
いま思い出してももう戻りたくない最悪に最高の職場でした。転職する前と後で何がどう変わったか。あるいは変わらなかったか。
結論
異動も赴任も転職も似たようなもんでした。思えば私、前職でも 3 年位ずつで仕事飽きて移動しているし、海外赴任していたので…。しかし私の中の成功法則というか、状況を楽しめる法則は最近まとまりつつあります。
- 勢いで手挙げちゃう。
- → (ドキュメント読む) なるほどわからん
- → (環境揃えてみる) やっべ全くわからない
- → (助けを求める) 言われた通りにやってるはず…たぶん…
- → (でもなんか違う) やばいおこられる…
- → (もっかいググる) まさか
- → うおおおお!動いた!
です。
転職する前と後
色々良かったなということや変わらないなということそれぞれ、以下列挙です。
フルフレックス vs いわゆる 9 じ 5 じ
意見が分かれるところですが、もともと朝方勤務だったこともあり、楽に働いています。きっちり朝 9 時に始業して夕方 5 時半に終業します。自分は楽です。
フルリモート
有難いことに相変わらずフルリモートです。突発的に自宅の作業やこどもの対応が必要な場合、ありがたいです。来年したの子が小学生になったら、週イチくらいで出社したいとも思います。走り続けて 1 年が経ったということと私のリモートワークは最近どうなのかということ 2024 冬 #ふりかえり - Qiita
補正されたバイアス
転職することで、自分の中のバイアスが補正されました。例えば:
- 定時にあがっていい
- 定時後のチャットは見なくていい
- 助けを求めていい
- この仕事は一人でやるのは大変だから、手伝って!と言っていい
- これはこちらの仕事じゃない、と言っていい
- これはそちらでやってもらえますか、と言っていい
- 休みたかったら理由が無くても休んでいい
良いじゃん。
再認識
でも相変わらずこれがうれしいです。
- すごい人、とんがった人が多い組織はたのしい (多ければ多いほど楽しい。当然いまは最高に楽しい)
- かつ考え方の合う人と働くのがたのしい
- つまり会社の文化ってだいじだね
転職することで外側から「会社」を見ることができるようになりました。「あ、この点でこの会社はすごかったんだな」「相変わらずすごいな」ということに気づきました。10 年勤続したときにもらった似顔絵フィギュアはなかなかエモかった。載せないが。
結果、世界が広がった
シンプルに、関われる人が増えました。人間、刺激を受けるのはヒトです。
でも変わらない、お仕事の仕方
でも思えば、私のキャリアに共通する「何かを始めるときの頭の中」ってこんな感じなんだとわかりました。再掲。
- 勢いで手挙げちゃう。
- → (ドキュメント読む) なるほどわからん
- → (環境揃えてみる) やっべ全くわからない
- → (助けを求める) 言われた通りにやってるはず…たぶん…
- → (でもなんか違う) やばいおこられる…
- → (もっかいググる) まさか
- → うおおおお!動いた!
この「動いた!」がとてつもなく楽しいからこそ、私はこの仕事を続けていられるのだと思います。この楽しさに気づかせてくれたのも前職でした。というか異動を経験してもこの感覚だったし、赴任した時もそんなもんだったなと。何しろ赴任したら人間関係どころか日常コンビニに行くことすら新発見の連続でしたもんね。このスタイル、結局変わってないですね。とりあえず手を挙げると美味しいことに出会えると思っています。笑
年次関係なく相手をリスペクトしたいと思う
最近良いなと思った考え方。手を挙げるか迷ったら「これ私にできますかね?」と先輩に聞いてしまって、先輩に判断を丸投げしてしまえば、自分は全力で取り組めるという趣旨のハック。それいいね、と思っています。そして所詮先輩も、調べてるだけなのです。
先輩エンジニアに聞くとするやろ?で、答え返ってくるよな。わかってたなら出し渋ってないで教えてくださいよ。って思うじゃん。裏でググったりしてるの出してるだけなんやで。
すごい人はすごいのではない。ウラですごく頑張ってるだけなのだと、教わる立場、教える立場両方を経験すると気づきます。
まとめ
結論としては転職して良かったです。まだまだ現職は楽しくなりそうです。前職にもお世話になりました。自分のキャリアの中で今でも行動指針となるものを学べたのはやはり、新卒で入社した前職です。
私の場合は 40 代にしてはじめての転職 だったわけですが
- 今後どうしたいの
- ベンチャー、大企業 に関わる軸があるとしたら何なんだろうとかは考えるが、体力とも相談。ともかく健康でいないといけないと身を引き締める。
- 巨大な組織を変えることには相変わらずあこがれる。自治体とか、教育現場とかまだまだ問題解決の宝庫...
- 純粋に、推し を広めることをしたい...
まあつまり環境が前も今も性に合ってれば、勢いで手を挙げればどうにかなるってことだな。それは異動も赴任も転職も似たようなものかもしれません。そんな年末です。以上です~