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【DataMagic】データ加工やってみた!CSVファイルの日付データを加工

Last updated at Posted at 2025-12-18

はじめに

DataMagic は、色々な機能を備えています。

機能・概要一覧
機能  概要
マッチング 入力ファイルのレコードと、共通する項目名をキーにした複数のマッチングファイルのレコードを結合し、一つのデータセットとして出力する
マージ 入力ファイルとマージファイルを連結して、入力マージデータとして取り扱えます。入力マージデータに対しては、データ加工前に重複行の削除やソートする
出力先振り分け 抽出条件に沿って、出力ファイルを振り分ける
数値項目演算 出力項目が数値タイプの場合、入力項目同士や任意の値との演算式を指定し、その演算結果を出力項目の値として出力する
データ抽出 入力データから、指定した条件に合致したデータのみを抽出する
項目入替 入力データの項目を入れ替えて、別のフォーマットで出力する
項目結合 複数の項目を結合して、1つの項目として出力する
項目分割 単一項目を分割して、複数の項目として出力する
全角半角 「カナ」「英数字」および「記号」を、半角から全角、全角から半角へ変換する
出力フォーマット指定 日付型、数字文字列型の入力項目を出力する際に、フォーマットを指定する
入力ソート 入力ファイルの形式がCSV、フォーマット、Excelの場合は、データ加工の前にソートする
属性変換 入力データを出力データに変換する際に、数値タイプを任意の数値タイプへ変換する
日付項目演算 日付データに対して、演算や西暦⇔和暦の変換を指定し、その結果を出力項目の値として出力する
関数 入力項目の値を関数で処理し、その処理結果を出力項目の値として出力する
マッピング 入力ファイルから出力ファイルへのデータの流れや加工、変換ルールを定義し、異なるデータ形式間での項目の対応関係を設定する
動的指定 データ加工の実行時にコマンドの引数に指定した数値や文字列を、条件や出力情報に使用できる
ユーザ出口変換 データを加工するときに、項目単位で独自の変換を設定するために、ユーザ出口プログラムを独自に作成できる
データ挿入 レコード内の任意の項目にユーザ指定の任意の値を挿入できる
仕様書出力 データ加工の処理と設定内容を仕様書としてExcelファイルに出力できる
チュートリアル データ加工の設定を対話的に実行して、DataMagicの基本的な操作方法を習得できる
カスタムエラー カスタムエラー条件を使用すると、データの形式は問題ないが、意図しないデータ(例 別の事業所のデータ)を検出したときにデータ加工をエラーにできる
ステップ実行 入力ファイルの読み込み、抽出、およびデータ変換時に発生した、設定とデータの整合性が取れていないことに起因するエラー(システムエラーや設定値不正ではないもの)をスキップする
コード変換 1バイトコード間、または2バイトコード間で、文字コードを変換する

今回の課題

【DataMagic】データ加工やってみた!日付の入力フォーマット ってなんだろう では、フォーマット形式の日付タイプと「日付の入力フォーマット」の関係について確認してみました。

がぁ、そもそも〝日付データ = 日付タイプ〟 とは限らない訳で。

日時のデータでも、数値や文字列として格納していることも。

特に、Mainframeで扱うファイルは、いかにレコード長を押さえて多くの情報を格納するかを考えるので、数字で表現できる情報はパック10進数(Pタイプ)にすることも少なくない。

実は、ある 有力筋 から以下の情報をGet:bangbang:

DataMagicの「日付の入力フォーマット」機能は、ファイル形式や日付タイプか否かに関係なく、以下の処理で参照する入力データには全て適用されます。

  • 日付演算
  • 出力フォーマットに日付を選択

と言うことで、今回はこの情報 :arrow_up: の裏どりをやってみます。

入力データ

〝ファイル形式や日付タイプか否かに関係なく〟ですが、【DataMagic】データ加工やってみた!日付の入力フォーマット ってなんだろう のエラー画像に『日付文字列に変換できませんでした。』と言われているので、そもそも〝日付文字列に変換できる〟ことが前提 :thinking:

ってことは、日付文字列 :fast_forward: 日付データに変えられる項目タイプは、以下の黄色のラインに :o: が付いている項目(と思われる)。

Qiita_018-01.jpg

流石に全部試すのはご勘弁 :no_good_tone1: いただき、
今回は〝フォーマット形式以外〟の代表格:CSV形式 で検証してみます。

CSV形式用データ
"令和07年01月01日"
"R7年1月1日"
"2025/01/01"
"25/01/01"
"2025/1/1 18:15:45"
"2025/1/1 6:15:45 pm"
"西暦2025/01/01"
20250101181545

レイアウト情報

今回は、入出力共に ID省略 で検証します。

データ加工

1.入力ファイルエリアの編集

入力設定

入力形式=CSV、漢字コード種=SHIFT-JIS

以下で説明する項目以外の設定は、初期値を採用します。

レイアウト

ID:
省略
区切り文字、囲み文字 は共に初期値 で設定
ファイル名:
入力データをコピペして作った検証用日付データのファイルを指定

Qiita_019-01.jpg

上記を設定後、プレビュー をクリックすると、日付タイプの場合はこの時点でエラーになっていましたが、今回はCSV形式なので、内容は同じでもデータはキャラクタとして扱われ、そのまま表示されます。

Qiita_019-07.jpg

2.出力ファイルエリアの編集

出力設定

出力形式=CSV、漢字コード種=SHIFT-JIS

以下で説明する項目以外の設定は、初期値を採用します。

レイアウト

ID:
省略
区切り文字、囲み文字 は共に初期値 で設定
ファイル名:
出力ファイル名を指定

Qiita_018-08.jpg

3.抽出条件の設定

初期設定のまま使用

4.関係線の設定1〔抽出条件と出力ファイル〕

抽出条件のアイコンを選んで、出力ファイルのアイコンの上にドラッグ&ドロップし、アイコン間の関係線をつなぎます。

5.関係線の設定2〔入力項目と出力項目をマッピング〕

下図のように、入力項目と出力項目を 1 対 1 で関係線を結び、
出力項目の出力フォーマットを 赤枠内 のように編集

  • 形式 = 日付
  • フォーマット = 時分秒付きで好きなフォーマットを指定

Qiita_019-02.jpg

6.データ加工処理

すべての設定が終わったので、 最後にIDを登録して、現在表示されている内容で、データ加工を実行します。

すると、下図の「日付文字列変換エラー」になりました。

Qiita_019-03.jpg

そこで、【DataMagic】データ加工やってみた!日付の入力フォーマット ってなんだろう の2.オプションの設定 と同じように、日付の入力フォーマットを登録すると、出力フォーマットの設定通り出力されました。

Qiita_019-04.jpg

補足

本編では〝出力フォーマットに日付を選択〟の検証をしましたが、もう一つ。

〝日付演算〟でも、日付の入力フォーマットの登録があると

Qiita_019-05.jpg

勿論、日付の入力フォーマットの登録が無いと

Qiita_019-06.jpg

こちらは「日付演算エラー」になりました。

以上です。

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