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基本情報技術者試験の攻略法[令和5年度版]

Last updated at Posted at 2022-12-08

curroです。2022年10月、普通校在学中に基本情報技術者試験に合格しました。ITとは無縁の、普通校の学生が受かるのですから、この資格の難易度は低いです。まあそれについてはこちらの記事をご覧ください。騙されるな!基本情報技術者試験の合格が別に凄くない理由 [高校生でも受かる]

さて、基本情報技術社試験も来年度から新制度へと大転換いたします。現在ネット上に散見されるような勉強法の記事や、合格法の記事は新制度へ対応しておらず、もう過去の情報です。新制度にあった対策をしなければなりません。

そこで今回、令和5年度以降の基本情報技術者試験の攻略法について解説いたします。やる気と時間が十分にあり、この記事の通りに学習を進めれば合格はほぼ間違いないでしょう。

午前試験は8割知識

令和5年度から、午前試験は試験時間が150から90分になり、出題数が80から60問へと変わります。変更前までは問題一つにかける時間が1.875分(2分弱)だったのに対し、新制度では1.5分(1分半)となります。

一問にかける時間が微妙に減りますので、問題の難易度が格段に上がったりすることはないでしょう。

したがって、午前試験に関しては出題形式に大きな変化はないと推定できます。

とすると、午前試験に関しては今まで通り定番のキタミ式の参考書で基礎を固めつつ、過去問道場で問題を回していくことが最適です。

学習の進め方と過去問道場を使うタイミング

キタミ式の参考書は、午前問題の各範囲が分野ごとに分かれており、全部で20分野ほどあると思います。各分野を1日1分野のペースでやっていけば、20日で一周できます。

またキタミ式の参考書は各分野がさらに細かいパートに分けられており、パートの末尾には練習問題があると思います。1周したら、今度はこの練習問題を1日5分野分取り組んで、復習をします。(ここで、間違えた問題はチェックしておいてください)わからなかった問題はその用語などが説明されている箇所のページに戻って習得していきます。1日5分野なので、4日で全ての練習問題を解くことが出来ます。(練習問題は、一周目の時点でも解いてください。)

それが終わったら、今度は上の復習時にチェックした問題を全て解きます。一周した時点でわからなかった問題だけを解くので、1日で終わると思います。とするとここまでで、25日かかることになります。

それも終えたら、過去問道場で適当にいつの年かの過去問を80問全て解いてみてください。自分の現時点の実力がわかると思います。

ここで、合格基準である60%を超えていたら上出来、50%前後なら問題なし、40%前後なら理解が足りていません。僕の言う通りに学習を進めていれば、そうなることはないと思ってはいますが‥

過去問を一年分解いて実力がわかったら、午後問題の学習に移りたいところです。過去問を解いた結果が50%前後以上だった場合は、午後問題の学習に移って大丈夫です。

なぜ合格基準である60%に達していなくても大丈夫なのか

基本情報技術者試験において、午前問題を理由に不合格になる人はあまりいません。ほとんどの受験者は、午後問題が解けずに不合格になります。午前問題は、知識を問う問題が多数なので短期間の学習で余裕です。一方午後問題は、基礎知識と合わせて文章を読み解く読解力・理解力、アルゴリズムを理解できる論理的思考能力が問われます。これらは、短期間で身につきません。入念に対策をして、正答率が上がっていきます。落ちる人は、午前問題を気にし過ぎているから落ちるのです。今後の試験でもそれらが変わることはないでしょう。

午後試験の対策とは

午後問題は新制度になり、これまで5問の大問が出題されていたものが20問の小問へと変更されました。また試験時間も150分から100分に変更。一問あたり5分で回答する必要があります。

上にも書きましたが、午後試験では、長文を読み解く読解力と理解力、アルゴリズムを理解する論理的思考能力が問われます。しかし、新制度に変わって午後問題の出題形式も変わりました。これといった長文問題は出ない可能性も高いですが、それでも理解力などはやはり必要です。

具体的な対策
具体的にどのような問題が出題されるかというと、情報セキュリティ系と擬似言語系の二つです。

情報セキュリティに関しては基礎知識が重要で、それらは午前問題の学習時にある程度身につけていると思います。対策としては過去の午後問題の情報セキュリティの分野を一通り解いておけば問題ないと思います。出題形式は違いますが、押さえておくべき基礎知識に差はありません。

擬似言語系に関しても、情報セキュリティと同じように過去問の演習が有効な対策になると思いますが、プログラミングの基礎を知っていなければかなりキツイです。擬似言語で押さえておくべき基礎については後ほど解説記事を出しますが、実際に自分でプログラミングをしてみることが得点UPにつながります。言語はjavascriptがいいでしょう。

午後問題の参考書について

午後問題の参考書については正直、なくてもいいと思っています。詳しくはこちらの記事で。令和5年度以降の基本情報技術者試験に合格するために参考書は1冊(キタミ式)のみで充分

ただ、もし不安があれば午後問題専用の参考書を買っても良いと思います。「出るとこだけ!」シリーズが個人的にはおすすめです。(どの参考書を買うにしても必ず新制度に対応しているものを購入してください。旧制度の参考書が安く売られていることがありますが、もう使い物にならないから安いだけです。)

また、過去問集などの過去問を集めてそれに解説を加えただけの参考書は不要です。解説などネットで検索すればすぐ出てきます。みつからない場合僕に質問してきても大丈夫です。

午前も午後も一通り学習を終えたら

ここまできたら、試験の当日まで、問題をひたすら解き、わからない問題があれば解説を見ることの繰り返しです。これによって、最初は午前問題で50%程しか取れていなかった人も、80%近く取れるようになってきます。

この日は午前、この日は午後というように日単位で並行して学習をするようにしましょう。忘れないようにするために。

午前問題、午後問題それぞれの対策にかける期間

午前問題は、基礎知識習得に25日、過去問演習に約15日、全体の総復習に約10日〜20日かけましょう。

午後問題は、情報セキュリティに関しては約15日、擬似言語系に関しては約30日かけましょう。これらには、過去問演習の時間も含まれます。

勉強時間はさほど重要ではありませんが、これだけ時間をかけて質の高い学習ができれば、99.9%合格できます。

※これらの時間は目安です。必ずしもこれの通りにやる必要はありません。自分の各分野ごとの理解度に応じて選択してください。

まとめ         成せばなる

ここまで基本情報技術者試験に合格する方法について解説してきました。「基本」とある通り、誰でも受かる、簡単な試験です。方法を間違えなければ、必ず合格できます。是非こちらの記事の通りに、学習を進めていってください。

こちらの記事において、ご不明な点あればコメントください。

また、Twitter等もフォローよろしくお願いします。

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