【コード変更1行】既存のChatGPTアプリをGemini 2.5 Proに切り替える、OpenAI互換APIが最強すぎた
Tags: Gemini, OpenAI, API, Python, Node.js, LLM, 個人開発
はじめに
こんにちは!
「最新のGemini 2.5 Proを試したい…でも、自分のアプリはもうOpenAI (ChatGPT) のAPIフォーマットで作り込んじゃったし、今さらコードを書き直すのは面倒だな…」
多くの開発者がそう思っているのではないでしょうか?
Geminiの公式SDKとOpenAIのSDKでは、リクエストやレスポンスの形式が全く異なります。モデルを切り替えるためだけに、認証からデータ構造のハンドリングまで、すべてを書き直すのは悪夢ですよね。
この問題を根本から解決するため、この度**「ハ吉米API (Hajimi API)」**を個人開発しました。
このAPIは、OpenAIと全く同じリクエスト形式でGemini 2.5 Proを呼び出せる、驚異的な互換性を持っています。
どれくらい簡単か?コードを見れば一目瞭然
百聞は一見に如かず。
もしあなたがPythonのopenaiライブラリを使っているなら、変更は本当に1〜2行だけです。
変更前:通常のOpenAI API呼び出し
from openai import OpenAI
# これは普段使っているコード
client = OpenAI(
api_key="sk-xxxxxxxxxxxxxxxxxxx",
)
chat_completion = client.chat.completions.create(
model="gpt-4o",
messages=[{"role": "user", "content": "こんにちは!"}]
)
変更後:「ハ吉米API」を使ってGemini 2.5 Proを呼び出す
from openai import OpenAI
# ⚠️`api_key`と`base_url`を書き換えるだけ!
client = OpenAI(
api_key="【あなたのハ吉米APIキー】",
base_url="【https://hajimiapi.xyz/v1/ のようなあなたのAPIのBase URL】"
)
# ⚠️`model`名はあなたのAPIが指定するものに変更してください
chat_completion = client.chat.completions.create(
model="gemini-2.5-pro", # ← Geminiのモデルを指定
messages=[{"role": "user", "content": "こんにちは!"}]
)
print(chat_completion.choices.message.content)
これだけです。
client.chat.completions.create(...)以下のロジックは1行も変更する必要がありません。
既存のOpenAIエコシステム(LangChain, LlamaIndexなど)の資産をそのまま活かしながら、バックエンドのLLMをGeminiに差し替えることが可能になります。
「ハ吉米API」の使い方
ステップ1:APIキーを取得する
まずは公式サイトからユーザー登録を行い、APIキーを取得します。
無料の試用枠があるので、すぐにこの互換性を体験できます。
➡️ 公式サイト: https://hajimiapi.xyz/
ステップ2:既存コードのclient定義部分を書き換える
✅ Python (openai ライブラリ) での実装例
from openai import OpenAI
import os
# 1. APIキーをあなたのものに設定
api_key = "【ここにあなたのAPIキーを入力】"
# 2. (重要) base_urlをハ吉米APIのエンドポイントに設定
# ⚠️このURLが正しいか必ず確認してください!
base_url = "https://hajimiapi.xyz/v1"
client = OpenAI(
api_key=api_key,
base_url=base_url
)
print("Gemini 2.5 Proへの問い合わせをOpenAI形式で開始します...")
try:
chat_completion = client.chat.completions.create(
# 3. (重要) model名をあなたのAPIが要求するGeminiモデル名に設定
# ⚠️このモデル名が正しいか必ず確認してください!
model="gemini-2.5-pro",
messages=[
{
"role": "user",
"content": "日本で一番高い山は何ですか?その標高も教えてください。"
}
],
temperature=0.7,
)
# レスポンスもOpenAI形式なので、既存のコードがそのまま動く
print("回答:", chat_completion.choices.message.content)
except Exception as e:
print(f"エラーが発生しました: {e}")
✅ Node.js (openai ライブラリ) での実装例
import OpenAI from 'openai';
// 1. APIキーをあなたのものに設定
const apiKey = '【ここにあなたのAPIキーを入力】';
// 2. (重要) baseURLをハ吉米APIのエンドポイントに設定
// ⚠️このURLが正しいか必ず確認してください!
const baseURL = 'https://hajimiapi.xyz/v1';
const openai = new OpenAI({
apiKey: apiKey,
baseURL: baseURL,
});
async function main() {
console.log('Gemini 2.5 Proへの問い合わせをOpenAI形式で開始します...');
try {
const chatCompletion = await openai.chat.completions.create({
// 3. (重要) model名をあなたのAPIが要求するGeminiモデル名に設定
// ⚠️このモデル名が正しいか必ず確認してください!
model: 'gemini-2.5-pro',
messages: [
{
role: 'user',
content: 'Qiitaの記事タイトル案を3つ、面白く考えてください。',
},
],
});
// レスポンスもOpenAI形式なので、既存のコードがそのまま動く
console.log('回答:', chatCompletion.choices.message.content);
} catch (error) {
console.error('エラーが発生しました:', error);
}
}
main();
まとめ
「ハ吉米API」を使えば、
- 圧倒的な移行コストの削減:既存のOpenAIベースのアプリケーションのコード変更が最小限に。
- 柔軟なモデル選択:バックエンドをGPT系からGemini系へ、リスクなく迅速にテスト・切り替えが可能に。
- 最新モデルへの高速アクセス:GCPの複雑な設定なしで、すぐにGemini 2.5 Proの性能を試せる。
という、開発者にとって非常に強力なメリットを享受できます。
「あの機能、Geminiで試したらどうなるだろう?」と思ったその瞬間に、数行の変更で試せる手軽さを、ぜひ体験してみてください。
無料トライアルで、このシームレスな体験をすぐにテストできます!
- 公式サイト & APIキー取得: https://hajimiapi.xyz/
最後までお読みいただき、ありがとうございました!