※用語はなるべく、Oracle® Databaseリファレンス 12c リリース1 (12.1) より抜粋しております。
###■公式チェックリストより出題範囲
■DBCAの使用によるOracle Databaseの作成
・DBCAを使用してデータベース作成スクリプトを生成する
・DBCAを使用してデータベース設計テンプレートを管理する
■試験内容 チェックリストから除外されたトピック
-Database Configuration Assistant(DBCA)を使用してデータベースを作成する。
-DBCAを使用してデータベース・オプションを設定する
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###要点
DBCAはデータベースを作成するためのSQLスクリプトを作成できること。
スクリプトの役割、名前
データベースを作成する手順、作成する際に設定する項目(キャラクタセットなど)は出題されないと思われる。
スクリプトは覚えることは少ないので確実に覚えよう。
データベーステンプレートは、それぞれどのような目的で使用するか、他のテンプレートと比べてどのような利点があるかを把握しよう。
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###■DBCAを使用してデータベース作成スクリプトを生成する
####orainstRoot.sh
orainstRoot.shはインベントリポインタファイル(/etc/oraInst.loc)を作成する
インベントリポインタファイルはインベントリの場所と管理グループが書かれたファイル。
####root.sh
root.shはoratabの作成とOracle用の環境変数を変更するスクリプトoraenv,coraenvのコピーを行います。
oratab:Oracleソフトウェアを格納するディレクトリがデータベースごとに書かれています。
###■DBCAを使用してデータベース設計テンプレートを管理する
####データベーステンプレート
目的別に事前定義されたデータベース定義で、新規データベースの作成に使用できる。
●汎用またはトランザクション処理:トランザクションを処理して、データを中期的に保存する。
●カスタムデータベース:多目的データベースで利用する。
●データウェアハウス:データを長期間保存し、読取り操作でそれらを取得する。
■汎用またはトランザクション処理・テンプレートの特徴
-**多数のトランザクションを同時に実行する環境に適したデータベースを作成するテンプレート。**可用性や、同時実行性、リカバリ可用性が重要視される。
■カスタムデータベース・テンプレートの特徴
-**各種設定を個別に行うテンプレート。**データベースの作成に時間がかかる点に注意
■データ・ウェアハウス・テンプレートの特徴
-**大量のデータに対して複雑な問合せを実行する環境に適したデータベースを作成するテンプレート。**速い応答時間や高い可用性が求められる検索処理に適したデータベース構成になる。
####テンプレートの追加
【重要】3パターンの内容をしっかり把握すること。
●既存のテンプレートを使用:既存のテンプレートをコピーし、初期化パラメータや、記憶域パラメータ、カスタムスクリプトなどを変更する。
●既存のデータベースを使用(構造のみ):既存のデータベースの構造情報(データベースオプション、表領域、データファイル、初期化パラメータなど)を保存する。
スキーマ定義やデータは保存しない点に注意。
●既存のデータベースを使用(データおよび構造):構造情報と物理データファイルの両方を保存する。データベースファイルはバックアップとして保存され、保存する位置は指定することができる。
(ファイルパスについては、OFAを使用するか、既存のファイルパスを指定できます)
出題例:DBCAのテンプレートに関する説明として正しいものを2つ選択しなさい
→既存のデータベースファイルのファイルパスはOFAを使用するか既存のファイルパスを維持するかを選択することが出来る
→既存のデータベースを使用(データおよび構造)を使用して、テンプレートを作成する場合、ソースデータベースはローカルのデータベースを使用する
【理解】
・既存のデータベースを使用したテンプレート作成ではソースデータベースはローカルにある必要がある
・ファイルパスはOFAまたは既存のファイルパスを選択できる
・既存のデータベース(構造のみ)を指定した場合、スキーマ定義やデータは保存されない
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###データベースの削除
【重要】
データベースを削除するには、データベースはオープンされている必要があります。
さらに、DROP DATABASE文の条件として、データベースをRESTRICTモードでマウントしておく必要があります。
以下が同時に削除されます。
・データファイル
・オンラインREDOログ
・制御ファイル
・初期化パラメータファイル