はじめに
スライド資料から音声付き動画を作成するツール「ai-slide-studio」をご紹介します
資料を動画化したいと考える場面はあるものの、実際に取り組もうとすると、原稿の作成、ナレーションの収録、音声と字幕のタイミング調整など、少なからぬ労力を要します。
きっかけは、Qiitaの記事を動画にしてほしいという依頼でした。
簡易に動画化できる方法はないかと考え、あわせてIBM Bob
を組み合わせて実現できないかを確認していく中で形になっていったのが「ai-slide-studio」です。
動画
本ツールのご紹介動画です。本ツールを使用して作成しています。
ai-slide-studioとは
ai-slide-studioは、手元にある既存のスライド(PDF、PPTX、画像など)をWebブラウザに読み込むだけで、ナレーションと字幕付きの解説動画を作成できるツールです。目安として、30分程度で一連の作業を完了できます。
現時点では社内の一部のメンバーに公開してご利用いただいている段階です。
制作の流れ(4ステップ)
特別な録音設備や複雑な編集ソフトは必要ありません。おおまかな流れは次の3ステップです。
①
スライドの投入
手持ちのPDFやPowerPoint資料を、IBM Bob (or Claude) のカスタム・スキル /ai-slide-narration で読み込みます。
原稿の自動生成
ClaudeやIBM Bobといった生成AIがスライドの内容を読み取り、読み上げ用の原稿案を作成します。文体(敬体・常体など)の指定や、ページごとの細かい調整も可能です。
② 音声の一括生成
ElevenLabsやGoogle Cloud Vertex AIなどの音声合成エンジンを用いて、日本語の音声をまとめて生成します。
③ 動画の出力
音声と字幕がそろった解説動画(WebM形式)が出力されます。タイムライン上での手動調整は基本的に不要です。
導入によって期待できること
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制作時間の短縮
手作業では1本あたり4〜7時間ほどかかっていた工程が、30〜60分程度に収まる例が多く見られます。工数としてはおおむね8〜9割ほど削減できる計算になります。 -
修正のしやすさ
資料の一部を修正したい場合も、該当ページのみを再生成すればよいため、2回目以降の修正はおよそ10分程度で完了します。 -
セキュリティ面への配慮
スライドや原稿、完成した動画は手元の環境に保存され、外部のAPIに送信されるのは生成に必要な画像とテキストのみです。社内利用の場面でも扱いやすい設計になっています。
活用が考えられる場面
部署を問わず、次のような用途での活用が考えられます。
- 研修・オンボーディング:新人向けの業務説明を動画化することで、講師の対応時間を削減できます
- 営業活動:提案資料を動画化しておくことで、説明者が不在の場面でも内容を均一に伝えられます
- 定例報告・社内周知:欠席者や海外拠点への情報共有に活用できます
- マニュアル:操作手順を音声解説付きの動画にすることで、文章のみの場合より分かりやすく伝えられます
姉妹スキルについて
ai-slide-studioの紹介動画で使用しているスライド資料自体も、以下の姉妹スキルを用いてAIが生成したものです。資料の作成から動画化までを、AIのスキル連携によってひと通り完結させる運用も可能です。
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browser-presentation
Claude CodeやIBM Bob向けのスキルで、トピックやアウトラインを渡すとブラウザで動作するスライドショー(HTML/CSS/JS)を自動生成します。生成したスライドはPPTXやPDFへの書き出しにも対応しています。
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pptx-skills-pub
IBM Bob向けのカスタムスキルで、自然言語の指示からPowerPoint(.pptx)ファイルを直接生成します。10種類以上のテーマと21種類のスライドレイアウトを備えています。
IBM Bobを組み合わせて、このような使い方もできるという一つの参考になれば幸いです。



