7月開始→10月内定承諾:短期で新卒エンジニア就活を終わらせた戦い方
― 面接を起点に回す短期就活ループ ―
はじめに
こんにちは。情報系学部の学部3年生で、新卒エンジニア就活をしていました。
僕はいわゆる就活ガチ勢と比べるとかなり遅いスタートで、
- インターン応募開始:7月
- 本選考開始:9月
- 内定承諾:10月
と、就活は約3か月で終了しました。
この記事では、
「就活を効果的に・短期間で終わらせるために何を考え、何をやったか」
を、再現性を意識して共有します。
想定読者は
- 理工系/情報系学部
- 新卒エンジニア就活中(またはこれから)の学部3年生
です。
就活全体のスケジュールと数字
まずは事実ベースで。
スケジュール
- 7月:インターン応募開始
- 7〜9月上旬:約2か月インターン参加
- 9月中旬:本選考開始
- 10月中旬:内定承諾
応募数
- インターン:約40社
- 本選考:約8社
大きな前提
- 自己分析・企業研究は事前に完成させない
- 面接を起点に振り返りと改善を回す
- 企業研究は面接2時間前だけ
これが、短期就活の前提条件です。
コア戦略:短期就活を可能にした「改善ループ」
僕が一番効果があったと感じているのは、次のループです。
- 面接(実戦)
- 録音
- 文字起こし
- AIで分析
- 次の面接で1点だけ改善
なぜこのやり方が短期向きなのか
- 弱点は早く知れた方がいい
- 面接は最速・最濃度のフィードバック
- 改善点を1点に絞ることで成長が早い
- 並行選考でも混乱しにくい
面接対策:面接の練習は面接
やったこと
- すべての面接を録音
- 録音を文字起こし
- AIに以下を分析させる
- 自分はどんな人間に見えているか
- 回答の癖・弱点
- 次回の改善ポイント
録音して気づいたこと
- 「えー」「あー」など無意識の口癖
- 話が長くなる癖
これらは自分ではほぼ気づけません。
録音の副次効果
- 逆質問メモを取らなくていい(後で聞き返せる)
- ポッドキャスト感覚で移動中に聞き返せる
- 瞬発的な反省 → 俯瞰的・長期的な振り返りが可能
企業研究:企業は良いことしか言わない
面接で気づいたのは、企業の言葉は基本ポジティブということです。
実際の例
- 「裁量権ありますか?」→ 全社「あります」
- 「年功序列ですか?」→ 全社「違います」
なので、言葉を鵜呑みにしないことが重要でした。
客観情報で見ていたポイント
利益率・人件費
- 利益率が低い会社は、構造的に人件費を抑えがち
- 個人の裁量よりも「構造」を見る
IR情報・業界特性
- 業界の立ち位置
- 競争環境
- 事業の主導権がどこにあるか
組織構成での見極め
僕は以下のような組織は合わないと判断しました。
- インフラ/FE/BEの分業が強すぎる
- 職能が固定されて横断しにくい
逆に、
- プロジェクト単位で横断的に動ける
- 役割が流動的
こうした組織を好みました。
自社開発 vs 請負開発
自社開発
- 何を作るかを自分たちで決められる
- 意思決定が社内にある
請負開発
- 主導権は顧客
- 期限・予算・仕様の制約が強い
自由度・裁量を重視していたため、請負企業は基本的に除外しました。
評価制度は必ず確認する
見ていたポイントは以下です。
- 何を評価しているか
- 評価項目の中身
- 評価方法(数値化/ポイント制/定性)
- どうすれば評価されるかを説明できるか
ここが曖昧な会社は、ミスマッチが起きやすいと感じました。
イベント参加は短期就活の近道
参加したもの
- 技術系イベント
- サポーターズ主催イベント
- 逆求人イベント
成果
- 逆求人イベントで出会った企業から
- 本選考に進み
- 内定承諾まで至ったケースあり
意外と重視されていたこと
- 技術力よりも
- 課題設定力
- 思考プロセス
- 挫折経験
- 感情コントロール(ソフトスキル)
自己分析は一度では終わらない
方針
- 毎日はやらない
- 感情が強く動いた時だけ
AIの使い方
- 達成感:なぜ嬉しかったかを分解
(ユーザー反応/数字/アイデア実現など) - 違和感・悔しさ:なぜ合わないかを言語化
- 根本原因を特定する
おまけ①:おすすめの逆質問
後日追加
おまけ②:おすすめプロンプト
後日追加