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兼業主婦ですが、なにか?〜自ら作った時間と努力は裏切らない〜

Last updated at Posted at 2021-12-09

本記事について

G's ACADEMY Advent Calendar2021の10日目の記事。

プログラミングを学ぶために入学した、G’s ACADEMYに在学中の時間管理についての話。

読んで欲しい方はこんな方


「やりたいことが大きくあるわけじゃないけれど、このままではだめだと感じている」
「今の会社を辞める気はないけど、このままでは不安…」
「自分のチカラで何かを変えたい!」

自己紹介

福岡生まれ福岡育ち。
靴の販売員から真逆のことに挑戦したいと思い、BtoBマーケ&セールスに足を踏み入れる。
その後、化粧品通販会社へ入社。現在はデータサイエンス&事業企画を兼務。
21年4月、G's ACADEMY 福岡 DEVコース入学、同11月卒業。
夫と4歳の息子の3人暮らし。

入学時に決めたやめること

私が受講したDEVコースでは毎週土曜日に講義が行われる。

受講生は仕事をしながら通う方が中心で、私を含め同期の多くは仕事をしながら通っていた。

G’s ACADEMY DEVコースでは1つの講義につき、週に1回つ課題を提出するルールがあった。
入学前後の説明会では課題に週30時間程度の時間を確保するよう説明された。

講義の写経なら数時間でこなせる課題かもしれない。

しかし、課題は毎回オリジナリティのある作品を作ることが求められていた。

週30時間ということは1日4時間の確保が必要だ。


私は時間確保のため、やめることを3つ決めた。
1つ目は家の掃除。

それまでやっていた拭き掃除をやめ、ロボット掃除機を購入した。

2つ目は洗濯物を干すこと。

洗った洗濯物を乾燥機に投げ込んでボタンひとつおすだけになった。

3つ目は仕事に対する完璧主義をやめた。

ちょっと何言ってるかわからない、という方が多いだろう。

完璧主義をやめると言っても、手を抜く・サボる、という意味ではない。

私の仕事の1つに自社の購買動向や市場動向のレポーティングがある。

G’s入学前はアウトプットの精度にこだわり、その分時間もかけていた。

入学後は質から量にこだわりを変え、細切れでもとにかく完了させることを意識し、


精度7割くらいでもスピードを重視した。

やめることを決めた理由


私が入学時にやめることを決めていた理由は2つある。

1つは言い訳をしたくなかったからだ。

仕事、家庭、育児、体調など、できない理由を並べればいくらでもあるだろう。

しかし、できない理由を並べたところで何も生まれない。なんの問題解決にもならない。

どんなに仕事や家庭が大変だろうが、絶対に仕事や家庭を言い訳しないと決めていた。

もう1つは当社の人事制度だ。
当社は女性向けの化粧品通販会社で社員の8割は女性だ。

しかし管理職の男女比率が9:1という矛盾があった。
当社は一例で、福岡には未だ旧来型の文化が根強く残っている会社が存在する。

女性の待遇格差だけでも時代に逆行しているが、泣きっ面に蜂のようなことが起きた。
G’s入学の半年ほど前に人事制度変更があり、時短勤務社員の給与が引き下げられたのだ。

給与改定後の半年間、育児や介護をしながら働く女性社員が次々に退職に追い込まれた。

私は人事制度改革の1つとして、時短勤務社員の給与の引き上げを提案していた。

しかし、当時の人事責任者から返ってきた言葉はこうだった。

「女性は毎日残業して、男性より成果を出して初めて一人前。時短社員は0.5人にも満たない」

昭和のお父さんのような言葉が返ってきた。
私は激しい怒りと共に、絶対に結果を出し、性別や勤務時間に関係なく活躍できることを証明したい。

自分の手で何かを変えたい。誰もが認める成果を出し、見返してやりたい。そう思った。

元々作りたいものがあったというのもあるが、その2つの出来事が私の心に火をつけた。

G’sに在学中の半年だけは何がなんでもコードを書き、何か必ず成し遂げたいと自分に誓った。
そんな思いから、拭き掃除をやめ、洗濯物を干すのをやめ、完璧主義をやめた。


平日のタイムスケジュール


スクリーンショット 2021-12-09 2.25.45.png
家事の時間と睡眠時間をプログラミングの時間に変えた。
平日は5〜6h/日、週末は10h/日、40〜50h/週の時間を確保した。
当然、家族からの不満や反対はあった。

「半年は耐えて」何度もそうお願いした。
とにかく、周囲になんと言われようが絶対にやり遂げようという気持ちで走っていた。

周囲になんと言われようと最初に決めたのは自分。やめてしまったら何も残らない。
この半年間だけは全力で向かっていこう。
家族への罪悪感を感じた時はそう自分に言い聞かせていた。

半年間の成果

私はG'sで学んだことを一日も早く仕事に生かすべく、自社アプリの改善提案を行った。
私の提案は採用され、問い合わせフォームにチャットボットを実装し、
月当たりの問い合わせ数を1/3に削減することができた。
プログラミングだけでなく、人事制度の規定改訂を提案し、在宅勤務の定常化の承認を得ることができた。

自社アプリに実装したチャットボット
スクリーンショット 2021-12-09 22.52.47.png

おわりに

兼業主婦の私でも、絶対に諦めないやり遂げたいという強い気持ち
やりたいことをやるためにやらないことを決めたおかげで、成果に繋げることができた。
転職も悪くはないが、今いる会社を改革するのも、なかなかやりがいがあると思う。
誰でも何かを始めてすぐは気持ちが熱いが、時間の経過と共にどうしても冷めていく。
自分はなんのために時間を使うのか、常に自分へ問いかけて欲しい。
そして、やることを決めるだけではなく、やめることも決めて欲しい。
自ら作った時間と努力は裏切らない。

G’s ACADEMYに関して詳しくはこちらから!
https://gsacademy.jp/

この記事には書ききれない裏話をします!
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OPEN G's ~福岡の働き方をもっと自由に~ ジーズで変わった!自分らしい働き方とは?
※このイベントは終了しました。
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G's ACADEMYの卒業制作で作ったものについてはこちらから!
https://qiita.com/broccolibroccolibroccoli/items/b7b03e2651450262f594

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