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GGAを終えて

Last updated at Posted at 2021-11-14



G’s ACADEMYではGGAという卒業LTが行われる。

LTでは自分の企画・開発したプロダクトのアウトプットをする。


私が企画・開発したのは、化粧品容器の回収BOXだ。

エンジニア経験者の同期と一緒に2人でチームを組み、共同で開発を行った。



私は化粧品通販会社に勤めている。

当社では、容器回収やリサイクルする仕組みがなく、
消費者へ販売した後の化粧品容器が行方知れずになっていた。

直近で証券会社が出した化粧品通販会社のESGの取り組み状況を見ても、

当社は「現状も取り組んでおらず、今後も取り組む予定がない」と書かれていた。

私はこの状況を改善したいと思い、今回のプロダクトの企画した。


7月中旬に企画書とプロトタイプを提出し、そのタイミングでチームを組んだ。


技術選定時は生言語で作るか、フレームワークを使うかでとても悩んだ。

生言語で開発するか、フレームワークを使うか、サーバは?DBは?何を選べばいいのか本当に悩んだ。

そんなときメンターの橋本さんから言われたことは「後3、4回作り直すつもりで選んだらいい。

自分のできる言語、できる範囲は限られている。まずできる言語でやってみる。
その後、違う言語で書き直すのが良い」
そうアドバイスをもらった。

私はサービスサイトにLaravel、node、回収機にRaspberrypi、LINEのMessaging APIを使うことにした。

(後で+GoogleAppScriptを使うことになる)



開発は思うようにはいかなかった。

サービスサイト実装時はLaravelの環境構築がうまくいかず、

講義の復習、Udemyで学習しながら、実装した。
講義もUdemyも10回以上動画を見直した。
回収機側の開発では、RaspberryPiが起動しなくなり、
初期化を何度も繰り返した。
GoogleSpreadSheetに01を返すだけなのに、実装に2週間かかった。
deployフェーズでは環境変数の設定に1週間かかった。

とにかく形にしなければ、という気持ちで毎日いっぱいだった。

朝起きてコードを書いて、仕事に行って、帰宅して深夜までコードを書いた。



開発以外でも、企画の内容やビジネスモデルでかなり悩んだ。

お金にならないのではないか、ほんとうに役に立つのか…毎日頭の中でぐるぐるしていた。

リサイクルや回収選別事業者に電話やメールで連絡を取る中で、
回収段階で容器の汚れやゴミの混入による、焼却の問題を改善したいという課題を聞けた。

ただし、輸送コストはかかってしまうため、
現職の化粧品会社ではコストが合わないということでNGをくらった。

どうしようか途方にくれていたとき、商品開発部の部長から容器メーカーの紹介を受けた。
光がさしたと思った。
(現時点では交渉段階だが、実証実験に進めるよう交渉を進めていく)


そんな感じで色々あったが無事に卒業制作を提出し、すぐにLT資料を作成した。


東京の先輩からセレクションというGGA出場の権利を得るためのLTがあると聞いていた。

セレクション当日はGGAより緊張した。手も声も震えた。

それでも、当事者の当事者にしか伝えることができないLTをしよう。
このメッセージは当事者である私にしか伝えられない。
ここで終わりたくない、絶対にGGAまで行く。
そんな気持ちだった。
結果 、セレクションを無事通過し、GGAに出場することが決まった。


GGA出場が決まってからは、回収機のブラッシュアップを行った。

外装を整え、機能追加し、プロダクトのコーポレートカラーの緑の回収機が出来上がった。



GGAの前日はGGAを成功させたい気持ちと、
これからどうしていこうという気持ちとが混ざり合っていた。

明け方4時くらいまで起きていた。

登壇順が近づくにつれ、心臓が飛び出そうだった。

ステージに立つと意外と緊張していなくて、
とにかく「自分の気持ちを届けたい」という一心で話した。

結果は3位。とてもとても悔しい結果に終わった。


悔しさから当日の夜、G'sの先輩に聞いたアクセラに応募し、新規事業の支援団体へ連絡をした。

GGAは終わった。
しかし自分があきらめなければ、自分がつくりたいセカイはいつまでもつくり続けることができる。
GGAが終わって今日から次のステージが始まった。
私はこれからも走り続けていこうと思う。

メンターの橋本さん、共同開発社の小石さん、担任の岡田先生に心から感謝を込めて。

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