概略
現在では、DevOpsのベスト・プラクティスを実現する重要な要素として、また、Infrastructure as Codeの観点からサービスをDockerで構築することがスタンダードとなっています。但し、今までは開発プラットフォームが主にWindowsだったため、中々コード化したインフラ構築の学習や開発が手元(ローカル環境)でできないのが現状でした。しかし、WSL2の登場によりWindwos上でもより本番環境に近いLinux環境でのサービスを試せるようになり、Dockerも試せるようになりました。
本章ではWSL2上に複数のDockerコンテナを起動し、動作を検証します。
環境イメージは下記の通りとなります。
- 本番環境に用意するべきサーバを全てローカルで起動する。
- DBのデータ等、コンテナがダウンしても保存しておきたいデータはDockerホストにマウントし、永続化する。
- 全てのサーバはDocker及び、docker-composeでコンテナとして管理し操作する。
使用した環境
Windows11 Pro Insider Preview
Intel Core i7-8650U
実装RAM 16.0 GB
目次
アーキテクト技術者・構成管理者・リモート開発者のためのローカル開発環境構築ガイド
3. Docker in WSL環境構築
3.1. Docker / docker compose インストール・初期設定
3.2. Docker環境構成検討
3.3. DockerによるMySQL(RDBMS)サーバ構築
3.4. DockerによるGo言語(AP)サーバ構築
3.5. DockerによるNginx(Web)サーバ構築
3.6. docker-composeによる簡易オーケストレーション
2.2. gitインストール・設定 < 前 **3. Docker in WSL環境構築** 次 > 3.1. Docker / docker compose インストール・初期設定