本記事は 個人開発 Advent Calendar 2020 の 7 日目の記事です。
前日は @UedaTakeyuki さんの 個人開発でも気軽に使える Copy Protection サービスをつくりました でした!
はじめに
こんにちは あずきしろもち(@azukisiromochi) です。
ここ数年は色に関わる Web サービスを公開してきましたが、今回はそれではなく、僕が個人開発を始めたばかりの頃……それこそ駆け出しプログラマーだった頃に作ったアプリを公開して感じたことを紹介します。
そのときに『とある事』をやらかしてしまったのですが、その際のアプリレビューが個人的に面白かったのでまとめてみました。
これから個人開発をしてみたいと思っている人のきっかけや、励みになればと思い書きましたので、楽しんでもらえると嬉しいです!
公開したアプリ
現在も公開中の Android
アプリですが、『 画面消女 ~こんなときに画面消灯しないでよ~ 』というものです。
Android 1.X
の終わりから 2.X
の始めのころに開発したアプリで、自分が不便だなと感じた
- 簡単操作で画面が消灯しないようにしたい
- 同じく簡単操作で画面消灯する設定に戻したい
を実現したものです。
ちなみに、僕は今でも愛用中ですw
やらかしたこと(その1)
このアプリですが比較的好評で、「ポケ○ンGo」がリリースされたときはスリープモードにしたくない需要が増え、たくさんの人に使っていただきました。
ところが 2017 年 4 月……、それは起こりました。
開発用メールアドレスに多数の次のようなメールが届いていたのです。
端末アップデートしたら起動しなくなった
……
原因
これは Android
あるあるですが、バージョンアップのたびに使えない機能が出たり、追加でなにか実装しないといけなかったりがあり、それを対応していなかったためにアプリがクラッシュしていたようです。
対応
徹夜です
所感
当時はあたふたしてしまいましたが、今となっては慣れたものです。
(対応サボって 2 回ほどストアから削除されたことがあるのでw)
Android だけではなくプログラミング言語、フレームワークは日々進歩していますので、デベロッパーである僕達もサボらずについていかないといけませんね!
(またストア削除される自信あり!!)
やらかしたこと(その2)
こっちがメインです。
この記事のタイトルにもした「アプリ名『焼き鳥』事件」です。
ことのいきさつ
Android
端末のメニューに表示されるアプリの一覧を見たことがあるでしょうか?
大抵の人が見たことがあると思いますが、このようにアプリの省略名が表示されます。
当時の僕のアプリは『 こんなときに画面消灯しないでよ 』という名称で、長ったるいものでした。
当然、アプリ一覧画面ではアプリ名は途切れ『 こんな… 』と表示されていたのです。
※画像の『カレンダー』が『カレン…』と表示されているような感じですね
徹夜の対応に疲れていた僕は、
「このなっがいアプリ名なんとかならんかな…………。おっ! いいこと考えた!!」
と、思いつきでアプリ名を変えたのでした。
起こったこと
(徹夜の方の)バージョンアップ対応を終え、ストアへの公開も完了。
使ってくれている人の反応を見ようと、ストアのレビューに目を向けました。
ぎゃぁああーーーー!!
えらいこっちゃです!
徹夜明けの働かない脳みそで見たこれらレビューは、本当にこたえたのを覚えています 🤮
中には「ウイルスかと思った」といったものもあり、さすがに遊びすぎたなと反省しました。
※レビューは再レビューすると古いものが消えてしまうため、残っているもののみ利用しました。日付が前後していることがありますが、ご了承くださいませ
そんななかでも
というような意見もいただきました。
さらに、さらに!
わかってくれる人いたぁああーーーー!! 1
もう感情の振れ幅がすごかったですw
ことのてんまつ
けっきょくアプリ名を変えました
レビュー欄がプチ炎上状態になりコメントを返す対応に追われている中、僕は次のようなコメントを書きました。
コメントありがとうございます。 アプリ名は文字数が多いためランチャーで途切れてしまうので、アイコンのキャラにちなんだ略称(?)に変更しています。 あまり評判が悪ければ直しますね(^_^;) #略称募集でもしてみようかな
アプリ名を募集しちゃいましたw
(ぜんぜん懲りてない)
すると、別の方がレビューで
こうして『画面消女』が誕生したわけです!w
おわりに
「けっきょく何が言いたかったの?」という声が聞こえてきそうですが、伝えたかったのは 個人開発は使ってくれるユーザーとの距離が近い ということです。
自分が使いたいものを作っているような僕みたいな開発者は、アプリ名も気軽に変えてしまいます。(←いや、お前だけだろ)
それに対してユーザーは、ダメと言ってくれるし、良いとも言ってくれます。
開発者はそんなレビューに一喜一憂しますが、忘れてはいけないのは 自分のアプリを使ってくれている人がいる こと。
それも、レビュー欄でアプリ名が決まってしまうくらい身近な距離に。
とてもじゃないですけど、企業で開発をしていてもこんな体験はできません。
これから個人開発をしてみたいなと思っている人、してみたいと思っているけど踏み出せないでいる人、一度アプリを公開してみてください!
自分の『好きや使いたい』を形にしたら、きっと同じ『好きや使いたい』を持った人に刺さるはずです!
酷いレビューがあると悲しい気持ちになります。
でも、嬉しいレビューがあると蘇ります!
10 個の酷評よりも、 1 個の良いお言葉で蘇るんです!!
だって開発者ってそういうものでしょ!?
じゃじゃぁああーーーーん!!(おわりの効果音)
さ~て明日のアドベントカレンダーは?
技術要素もなく稚拙な文章に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
アドベントカレンダーはまだまだ続きます。
さて、明日のアドベントカレンダーは……
@soshi1822 さんの 気象業務支援センターから防災情報を受け取りサービス化した件 です!
お楽しみに~!!
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アプリのアイコンに使っているゲームのキャラクターは、作中で焼き鳥のネタがあるのです ↩