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watsonx Orchestrateのworkspace機能

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Last updated at Posted at 2026-04-08

はじめに

watsonx Orchestrateで2026年3月末にリリースされたワークスペース (workspace) 機能を試してみました。
現時点(2026年3月末)ではIBM Cloud上のテナントのみサポートされています。

ワークスペースってどんな機能?

  • 1つのテナント上で複数のワークスペースを作成することが可能です
  • ワークスペースごとに、エージェント、ツール、知識(knowledge)が管理されます
  • ワークスペース間のエージェントやツールなどのコピーも可能です
    • エージェントをコピーすると、そこに紐づくツールや知識もコピーされます
  • ワークスペースごとにアクセス可能なユーザーを分けることが可能です
  • 分析もワークスペースごとに分けて表示することが可能です

画面例:Agent Builderの左上からワークスペースの切り替えが可能
スクリーンショット 2026-04-08 17.25.12.png

こんなときに便利

  • 同じテナントで、本番も検証も行いたい。複数のユースケースを同時に試したい
  • エージェントやツールが大量にあるのでグループ分けして管理したい
  • ハンズオンワークショップを実施したい

ワークスペースの種類

watsonx Orchestrateでは2種類のワークスペースを定義することができます

  1. グローバル・ワークスペース
    デフォルトで作成されます。削除することはできません。
    基本的にすべての管理者 (Admin) 、ビルダー (Builder) がアクセス可能です
  2. プライベート・ワークスペース
    追加で作成することができます。削除することができます。
    アクセス可能なユーザーを制限する場合は、別途対応する必要があります。

作成できるプライベート・ワークスペースの数はご利用のライセンスによって異なります。
2026年4月時点では、PremiumおよびStandardで100個まで、EssentialsおよびTrialで1個のプライベート・ワークスペースを作成することができます。
最新情報は下記のようなwatsonx Orchestrateの製品ページを参照してください。
ライセンス情報

事前準備

ワークスペース機能を使用するためにはIBM Cloudの設定が必要になります。

  • トラステッド・プロファイルの設定を行うこと
  • ワークスペースごとに権限を分けたい場合は、ユーザー権限にした上でワークスペースごとにアクセス権を付与する必要があります

ワークスペースの作成 (GUI)

  1. Agent Builderのページに移動します
  2. グローバル・ワークスペースを表示します
  3. 右上の「ワークスペースの作成」リンクをクリックします
    スクリーンショット 2026-04-08 17.37.21.png
  4. ワークスペースの名前を入力し、「作成」ボタンをクリックします
    スクリーンショット 2026-04-08 17.46.58.png
  5. ワークスペースが作成できました。画面左上の選択肢でワークスペース間を移動することができます
    workspace_empty.png
  6. 必要に応じてメンバーを追加してください。画面右上の「アクセスの管理」ボタンから追加可能です。
    スクリーンショット 2026-04-08 18.04.14.png
    スクリーンショット 2026-04-08 18.07.23.png

ワークスペースとメンバーの追加 (orchestrate CLI)

  1. ワークスペースの作成コマンドを実行します
% orchestrate workspaces create -n <ワークスペースの名前>
  1. ワークスペースのリストを表示し、接続しているワークスペースを確認します
% orchestrate workspaces list                                                            
                                Workspaces                                
┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ Active ┃ Name                   ┃ Workspace ID                         ┃
┡━━━━━━━━╇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┩
│   ✓    │ Global workspace       │ 00000000-0000-0000-0000-000000000001 │
│        │ banking_demo_workspace │ d46eb554-e49f-4b49-87b6-xxxxxxxxxxxx │
└────────┴────────────────────────┴──────────────────────────────────────┘
  1. 作成したワークスペースに移動します。プライベート・ワークスペースに移動する場合はactivateを実行し、グローバル・ワークスペースに移動する場合はdeactivateを実行します
    a.プライベート・ワークスペースへ移動する場合
    % orchestrate workspaces activate <ワークスペースの名前>
    
    b. グローバル・ワークスペースへ移動する場合
    % orchestrate workspaces deactivate
    
  2. メンバーの追加はメールアドレスを指定して行います
    % orchestrate workspaces members add -u <メールアドレス> -r <ownerまたはeditor>
    

まとめ

これまではエージェントやツールの名前の先頭の表記を分けるなどして名前でユースケースを区別していましたが、ワークスペースを使用することで管理が簡単になります。

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