AWS Application Discoveryとは?
オンプレ資産情報を収集するツールです。
AWS Migration Hubに統合されており、収集した情報をAWS Migration Hubで確認でき、そのまま移行管理にも使用できる。追加のオプションでは収集した情報をKinesis Data FirehoseからS3へ送信し、Athenaで分析することも可能。
導入するには?
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ディスカバリーエージェント(エージェント型)
- 対象サーバーにエージェントをインストールして、詳細なメタデータやプロセス情報を収集
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エージェントレスコレクター(エージェントレス型)
- ネットワーク経由でVMware環境から情報を収集し、インストール不要
何が違うの?
項目 | ディスカバリーエージェント | エージェントレスコレクター |
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インストール要否 | 必要 | 不要 |
対応環境 | オンプレサーバー全般 | VMware環境のみ |
情報の詳細度 | 詳細な依存関係やプロセス情報 | 環境全体の基本的な情報 |
使用ケース | 詳細な移行計画や依存関係分析 | 初期の環境調査や概要把握 |
具体的に何が取得できる?
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ディスカバリーエージェントで取得可能な情報
- OS情報(バージョン、構成)
- プロセス情報
- ネットワークトラフィック
- ディスク使用状況
- アプリケーション依存関係
- CPU使用率やメモリ使用量
- サーバーの稼働状況
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エージェントレスコレクターで取得可能な情報
- 仮想マシンの一覧
- ホスト情報(CPU、メモリ、ストレージ)
- 仮想ネットワーク構成
- 仮想マシンの基本属性(OS、IP、名前など)
- リソース使用状況の概要
- VMwareハイパーバイザーの情報
結局どっちを使うべきか?
- VMware環境のみであれば、基本的にエージェントレスコレクターを使用
- より詳細な情報やプロセスレベルのデータが必要な場合はディスカバリーエージェントを併用
参考資料