結論
AWSのサービスが違う。
Application Migration Service エージェント→ Application Migration Service(MGN)
Application Discovery Service エージェント → Application Discovery Service(ADS)
違いについて
Application Migration Service(MGN)エージェント
- 目的: オンプレミスのサーバーをAWSに移行するためのレプリケーション
-
動作:
- MGNエージェントをオンプレミスのサーバーにインストール
- データをリアルタイムでAWSにレプリケート
- AWS上でEC2に変換し、カットオーバー
- 使用タイミング: AWSへのサーバー移行を行う際
- エージェントのインストール: 必須(Windows/Linuxサーバーにインストール)
Application Discovery Service(ADS)エージェント
- 目的: オンプレミス環境のインベントリ(ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク情報)の収集
-
動作:
- ADSエージェントをオンプレミスのサーバーにインストール
- OS、プロセス、ネットワーク情報、リソース使用状況を収集
- AWS Migration Hub にデータを送信し、移行計画を立てるための分析に使用
- 使用タイミング: AWS移行前の調査・分析
- エージェントのインストール: オプション(エージェントレス方式も可能)
まとめ
No | 項目 | MGN エージェント | ADS エージェント |
---|---|---|---|
1 | サービス | Application Migration Service | Application Discovery Service |
2 | 目的 | サーバーのAWS移行 | オンプレミス環境の調査・分析 |
3 | データの送信先 | AWS (EC2) | AWS Migration Hub |
4 | 必要なエージェント | 必須 | オプション(エージェントレスも可能) |
5 | 収集情報 | ディスク・メモリ・CPUの変更をリアルタイム同期 | OS、プロセス、ネットワーク、リソース使用率 |
6 | 主な利用タイミング | AWSへの移行時 | 移行計画のための調査 |
結論
- 移行のためにサーバーのデータをAWSにレプリケートするなら → MGNエージェント
- 移行前にオンプレミス環境の調査・分析をしたいなら → ADSエージェント