はじめに
凡人が2週間で統計検定2級に合格できたのでその勉強法を書いていきます.
筆者のスペック
- 偏差値50くらいの大学4年生
- 高校数学も結構あやふやでCとかPとかの公式は忘れていた
- 2年前に統計学の授業は取っていたがあまり覚えていなかった...
やったこと
- 統計WEBを1周読む
- 1つ過去問を解いてみる
- とけたろうさんの動画を見て,問題パターンを覚える
- 残り期間で過去問を周回
勉強時間は1日3時間程度,テスト3日前くらいから6時間程度やっていたので学習時間はおよそ50時間だと思います.
使った書籍
使った本はこの過去問集だけです.2021年6月の過去問はこちらに載っていた(※2022年9月現在)ので2017~2019年の本にしました.
詳しい勉強方法について
1. 統計WEBを1周読む
統計検定2級の必須知識が全部詰まってる統計WEBを1週間弱で読み終えました.完璧に理解しようとせず,「ふーん,こんなのがあるんだな〜」くらいで大丈夫だと思います.練習問題は,出来そうだが解くのが面倒(分散を計算しなさいとか)な問題は飛ばし,全然分からない問題だけ復習して次に進みました.
2. 1つ過去問を解いてみる
ここで一つ注意点があって最初に2021年6月の過去問を解くのだけはおすすめしません.2021年6月の過去問は難易度バケモンなので,ある程度知識がついてから挑戦することをおすすめします.
私は2019年6月の問題を解いて46%でした(11月のは少し解いてあったので6月の問題を解きました).ここでは,試験の形式等を体験してみるという点が1番大きいので点数は気にしなくて大丈夫です.復習したら次のステップに進みましょう.
3. とけたろうさんの動画を見て,問題パターンを覚える
とけたろうさんが最初に「この動画全部覚えたら2級受かるって聞いたんですけどマジっすか?」って言ってるんですがマジです.この動画,1時間もあるので全部見るの億劫になってしまう人がいると思うんですが,逆にこの動画に出てくることを全部覚えるだけで受かると言っても過言ではありません.例えば,母平均$\mu$の区間推定は3パターンに分類することができ,それさえ覚えれば間違えることはありません.
私は見ているだけでは覚えられなかったので動画を見ながら紙にまとめました.また,紙に書くだけではなく,それを暇なときに音読して暗記していました(結構おすすめの勉強法です).
4. 残り期間で過去問を周回
3を終えたところで1週間が経過していたので発破を掛けるために1週間後に受験日を設定して過去問の周回に入りました.過去問の結果は以下の通りです.
- 2019年6月:46% (16/35)
- 2019年11月:65% (23/35) ※最初の10問くらい解いてあったので点数高め
- 2018年11月:64% (22/34)
- 2018年6月:64% (22/34)
- 2017年11月:73% (25/34)
- 2017年6月:86% (30/35)
ここで重要なのが,解いた日に必ず復習することです.これをするとしないとでは理解度が全然違うので絶対にしてください.1周終わった時点で試験日3日前くらいだったので最終的には3周ほど解いたと思います.
余談ですが2017年まで解き終わり,復習も終わって暇だったので2021年6月の過去問に挑戦してみたのですが以下のような結果になりました.
- 2021年6月:68% (24/35)
2017年6月で86%取れていたので大丈夫だろうと思っていた私ですが,正直肝が冷えました.それくらい難易度が高い問題だったので最初に解くのはおすすめできないというわけです.
CBT試験について
正直CBTだからと言って過去問と難易度の差は感じませんでした.過去問で平均6割を超えていれば大体受かるんじゃないかなといった所感です.PCの文字が若干読みずらくて問題の解読に少し手間取った印象はありますが,さほど影響はしないと思います.私が受験した会場では水性ペンとラミネート加工された計算用紙2枚が支給され,足りなくなったら交換してもらえるという方式だったので交換する際は計算の見直し等が出来なくなる可能性があることには注意が必要かもしれないです.
まとめ
統計検定2級に合格できて良かったです.いつか準1級にも挑戦したいです.
お世話になった記事を以下に載せておきますので参考にしていただけると幸いです.
[追記] 準1級に合格しました。(記事)