はじめに
Facebookから、Instagram Graph API と Instagram API Platformについてアップデートが行われるという発表がありました。
今回はその発表の内容をざっくり日本語に訳してみました。
ビジネス向けのInstagram Graph APIに3つの新機能が加わり、前からあった Instagram API Platformが2018年7月31日からの2年間でdeprecatedになっていくという話です。
※ media
などの用語については公式ドキュメントを参照してください。
Instagram Graph API: Features
詳しくは documentation を参照。
現在利用可能な機能
Insights
businesses が自身のInstagram business profileの価値あるメトリクスにアクセスし分析するのを助ける。
businesses がInstagram上のオーガニックコンテンツのパフォーマンスを理解し最適化できるようにする。
Comment Moderation
規模の相互作用を促進する。
businesses が彼らの media のコメントを通してより効率的にオーディエンスと関われるようにする。
新着機能
Content Publishing Beta
Facebook Marketing Partners と Instagram Partners だけが利用できる。
画像をフィードにキャプション付き(キャプション無し)で投稿する。
Business Discovery
business profiles の profile info や media を発見して読み込む。
Mentions
business がタグ付けもしくは@メンションされた public media を読み込む。
business がタグ付けもしくは@メンションされた media において、business の代わりにコメントを投稿する。
将来サポートされる機能
non-business profiles のための基本的な provissioning が、2019年初期にサポートされる。
Instagram API Platform: Deprecation
Instagram API Platform は3つのフェーズを経てdeprecatedとなる。
2018年7月31日まで利用可能なもの
- Follower List - ユーザーの、フォローしているユーザやフォローされているのリストを読み込む
- Relationships - ユーザーの代わりにアカウントをフォロー・アンフォローする
- Commenting on Public Content - ユーザーの代わりに public media 上のコメントを投稿・削除する
2018年12月11日まで利用可能なもの
- Commenting - ユーザーの代わりにオウンドメディア上のコメントを投稿・削除する
- Public Content - ユーザーの代わりにあらゆる public profile や media を読み込む
- Likes - ユーザの代わりに media のいいね・いいね解除を行う
- Subscriptions - media が投稿されたら通知を受け取る
2020年初期まで利用可能なもの
- Basic - ユーザーの profile info や media を読み込む
その他
- Instagram business profile のユーザーをサポートするアプリケーションは、Instagram Graph API へ直ちに移行することが推奨される
- 今回のアップデートに関する質問は Instagram Graph API Launch Q&A event で投稿できる。Facebookは 2018年2月9日まで回答を行う
- Facebook Graph APIは新機能のアップデートを発表した。詳しくはblogにて。
さいごに
non-business profile向けの一部の機能を使っているアプリケーションは、2019年〜2020年でAPIを乗り換えることになりそうな予感です。InstagramログインについてはInstagram Graph APIに移行すればいいんでしょうか?
Instagram API Platformついてはごっそり機能が無くなる(非推奨になる)という印象です。機能が使えなくなり、成り立たなくなるWEBサービスが出て来る可能性も・・・