💬 「最近パソコンが不安定…」「突然アプリが落ちる」
そんな時、再インストールする前にまず見てほしいのが
👉 「信頼性モニター(Reliability Monitor)」 です。
🔍 信頼性モニターとは?
信頼性モニターは、Windowsに標準搭載されている
パソコンの安定度を「グラフ」で可視化する診断ツール です。
パソコンで起きた以下のようなイベントを自動で記録し、
日ごとに「安定性インデックス(1~10)」で評価してくれます。
| 分類 | 内容の例 |
|---|---|
| 💥 重大なイベント | アプリのクラッシュ、ブルースクリーン(BSoD) |
| ⚠️ 警告 | ハング、応答なし、ドライバの問題 |
| ℹ️ 情報 | 更新プログラムのインストール、システム変更 |
📊 グラフを見れば、「いつから調子が悪くなったのか」が一目でわかります!
🧭 開き方
方法①:コントロールパネルから
コントロール パネル
└ システムとセキュリティ
└ セキュリティとメンテナンス
└ 信頼性の履歴の表示
方法②:検索バーから
タスクバーの検索窓に
信頼性モニター
または
Reliability Monitor
と入力 → Enterキーで直接起動できます。
🖥 画面構成の見方
開くと、下図のようなグラフが表示されます👇
(Canvaなどで図を作成して貼ると良い)
グラフの見方
- 横軸:日付(または週ごとに切り替え可)
- 縦軸:安定性インデックス(10が最高)
- 赤×印:重大エラー(アプリやWindowsが落ちた)
- 黄⚠️:警告(応答なしなど)
- 青ⓘ:情報(更新・インストールなど)
🧩 クリックで詳細を展開すると、
その日に発生したエラーの「原因」「アプリ名」「時刻」まで表示されます。
🧩 実際の活用例
例①:アプリのクラッシュ原因を特定
ある日突然Excelが落ちるようになった場合:
- 信頼性モニターを開く
- 赤い「×」のアイコンの日をクリック
- 「アプリケーションのエラー」項目に「EXCEL.EXE」と表示されていれば該当
- 「技術的な詳細の表示」をクリックすると、障害モジュール(アドインやDLL)を確認可能
➡ 特定のアドインを外す/更新を削除 などの対処に役立ちます。
例②:Windows Update後に不安定化したケース
「更新プログラムのインストール」イベントと、
「アプリケーションのクラッシュ」が連続して記録されていたら、
更新が原因の可能性が高いです。
➡ 更新のアンインストールやシステムの復元を検討しましょう。
📤 レポートを保存する方法
信頼性モニターの内容はエクスポートできませんが、
次のようにして報告書として残せます👇
- 画面右上の「レポートの保存」ボタンをクリック
-
.xml形式で保存可能(Excelでも開けます) - または スクリーンショット+メモで日ごとの変化を記録するのもおすすめ
💡定期的に記録しておくと、トラブル発生前後の変化を比較できます。
⚙️ 関連ツールとの使い分け
| ツール名 | 主な用途 |
|---|---|
| イベントビューアー | 詳細ログ(時刻・プロセスIDなど)を確認 |
| タスクマネージャー | 現在の負荷や応答をリアルタイム監視 |
| 信頼性モニター | 「過去の履歴」を視覚的に確認(初心者向け) |
👀 「イベントビューアーは難しい…」という方は、まず信頼性モニターから始めましょう!
🧩 まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | PCの安定性をグラフで可視化 |
| 特徴 | アプリのクラッシュ履歴・警告を日付ごとに確認 |
| 開き方 | コントロールパネル or 検索バー |
| 活用例 | 不安定化の時期・原因アプリを特定 |
| 類似ツール | イベントビューアー(詳細確認用) |