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Bot Framework Composer で チャットボットをノンコーディング開発 (1) ひとまず EchoBot 編

Last updated at Posted at 2019-11-06

2020/5/20 追記
Bot Framework Composer v1.0 でデスクトップアプリ版が利用可能になりました。デスクトップアプリを利用した最新版の Bot Framework Composer の動作を確認するには、こちらの記事を参照してください。
Bot Framework Composer GA! デスクトップアプリでチャットボットをコードレス開発(1): Todo テンプレートで挙動確認

Bot Framework Composer は、Bot Framework をベースとしたチャットボットアプリを GUI で作成するツールです。ダイアログの作成や LUIS や QnAMaker を利用した自然言語処理の組み込みをノンコーディングで作成できます。

今回は Bot Framework Composer を利用してチャットボットをノンコーディングで開発する手順を紹介します。

Screenshot-Composer-overview.png

準備

手順

Bot Framework Composer のインストール~起動

Bot Framework Composer のフォルダー (※Zip でダウンロードした場合は展開しておきます) を任意のディレクトリーに配置します。ここでは C:\YOUR_REPO というディレクトリーに配置しています。
コマンドプロンプトを起動し、yarn install コマンドでインストールを行います。

cd C:\YOUR_REPO\BotFramework-Composer-stable\Composer
C:\YOUR_REPO\BotFramework-Composer-stable\Composer>yarn install

以下のようなメッセージが表示されて必要なコンポーネントのダウンロードとインストールが行われて、Done と表示されればインストールは完了です。(5~10分程度時間がかかります)

[1/4] Resolving packages...
[2/4] Fetching packages...
[3/4] Linking dependencies...
 : (中略)
[4/4] Building fresh packages...
 : (中略)
Done in 1230.67s.

yarn build コマンドでビルドを行います。(こちらも多少時間がかかります)

C:\YOUR_REPO\BotFramework-Composer-stable\Composer>yarn build

以下のようなメッセージが表示され、Compiled successfully と表示されたらビルドは完了です。

yarn run v1.19.1
$ node scripts/begin.js && yarn build:prod
 : (中略)
Compiled successfully! Run "yarn startall" to start the web application & test runtime.
Done in 464.11s.

yarn startall コマンドで Bot Framework Composer を起動します。

C:\YOUR_REPO\BotFramework-Composer-stable\Composer>yarn startall

以下のようなメッセージが表示されたら、指示通りにブラウザーから http://localhost:3000 にアクセスします。

$ node scripts/update.js && yarn start
 : (中略)
$ node build/server.js


Composer now running at:

http://localhost:3000

Bot Framework Composer の画面が表示されたら、Bot の作成に入っていきます。
20191116_02.png

基本の EchoBot 作成

Bot Framework Composer 画面の右バナーにあるサンプルを使って、基本となる EchoBot (おうむ返しBot) を作成してみます。EchoBot をクリックします。

20191116_03.png

Bot の設定ダイアログ画面で、情報を入力します。

  • Name : お好きな名前を入力
  • Description : 必要に応じて説明を入力
  • Location : デフォルトで ユーザーのドキュメントフォルダ(C://users/YOUR_NAME/Documents)/Composer になっています。お好みで変更します。

20200331_01.png

設定ダイアログ画面右下の [Next] をクリックすると、テンプレートから EchoBot の雛形が作成されます。

Language Understanding (LUIS) を使った自然言語処理を組み込む際は右側の Language Understanding バナーから設定します。今回は LUIS は使用せずそのまま (None) にします。

画面右上の [Start Bot] をクリックして、作成した EchoBot を起動します。

20191116_05.png

画面右上に Test in Emulator と表示されるので、クリックして Bot Framework Emulator を起動し、作成した EchoBot のテストを行います。

20191116_06.png

Bot Framework Emulator が起動したら、EchoBot にメッセージを送信します。入力した文字列がオウム返し(Echo)されたら、作成OKです。

20191116_07.png

EchoBot のソースコード確認

Bot Framework Composer で作成した EchoBot のソースコードを確認します。Bot Framework Composer を展開したフォルダー\MyBots(EchoBot名) に作成されています。

C:\YOUR_REPO\BotFramework-Composer-stable\MyBots\YOUR_BOTNAME

こちら C# のソリューションファイルになっていますので、BotProject.sln から Visual Studio で開きます。

20191116_08.png

Bot ProjectTests の 2つのプロジェクトが作成されていることが分かります。
Visual Studio からビルドして起動し、テストすることももちろん可能です。

20191116_09.png

Bot Framework Composer の終了

Bot Framework Composer を使い終わったらシャットダウンしておきます。Bot Framework Composer を起動したコマンドプロンプトで Ctrl+C を入力して終了します。

次回起動する際は、同様にコマンドプロンプトから Bot Framework Composer のインストールフォルダーにアクセスし、yarn startall コマンドで起動します。

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