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yvmでyarnの複数バージョンを管理する

Last updated at Posted at 2020-08-30

yvmでyarnの複数バージョンを管理する

概略

Yarnのバージョン管理マネージャー「yvm」を通して、.yvmrcでyarnのバージョン情報を共有しつつ、自動で切り替わるように設定します。

Xcode→Homebrew→yvm→yarnの順番でインストールの手順で実施します。

自動切り替え最高。

リリース情報確認URL

動作確認済みバージョン

  • Homebrew(v 2.4.13)
  • yvm(v3.6.7)
  • macOS Catalina(v10.15.6)
  • terminal(zsh)

更新履歴

  • 2020/8/30 初稿

xcodeのインストール

インストール済みかどうか、ターミナルから確認します。

terminal
% xcode-select --version
↓
xcode-select version xxxx.

もし、インストールをしていない場合は、Xcodeのダウンロードページからインストールしてください。(時間かかります。)

すでにyarnインストール済みの場合は削除する

はじめに…yarn -vを実行して、yarnがインストール済みか確認します。

terminal
% yarn -v
↓
1.xx.x

インストール済みの場合は削除しておきます。本記事を見る方のほとんどはHomebrewを利用していると思いますが、各々のインストール方法に合わせて削除してください。

terminal
// Homebrewでインストールしている場合
↓
% brew uninstall yarn

// homebrew以外でインストールしたしている場合は、該当の方法で削除してください。
↓
- tarball:rm -rf "$HOME/.yarn"
- npm:npm uninstall -g yarn
- ubuntu:Sudo apt-get remove yarn && Sudo apt-get purge yarn
- centos:yum remove yarn
- windows:choco uninstall yarn

Homebrewをインストールする

Homebrewがインストール済みか確認します。昨日の自分は赤の他人です。
インストール済みの人は次の項へ移動してください。

terminal
// インストール済みか確認のために、Homebrewのバージョンを表示する
% brew -v

公式ドキュメントを参考にHomebrewをインストールします。
途中インストールユーザのパスワード入力を求められるので記載してEnterキーを押します。

terminal
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
↓
% Password:鍵マーク
↓
==> Next steps:
- Run `brew help` to get started
- Further documentation: 
    https://docs.brew.sh

インストール完了時に出てくるNext stepsに従って、Homebrewの動作を確認します。

terminal
% brew help
↓
Example usage:
  brew search [TEXT|/REGEX/]
  brew info [FORMULA...]
  brew install FORMULA...
...

色々と出てきたら、Homebrewのインストール完了です。

yvmのインストール

公式ドキュメントを参考に、Homebrewのbrewコマンドを使ってインストールを行います。

terminal
% brew install tophat/bar/yvm
% curl -s https://raw.githubusercontent.com/tophat/yvm/master/scripts/install.js | node

インストール完了後、一度ターミナルを再起動して、yvmのバージョンを確認します。

terminal
% exec $SHELL -l
% yvm version 
↓
v3.x.x

yvmのインストール完了です。

yvmを使ってyarnのインストール

はじめに、yvmを最新へアップデートします。

terminal
% yvm update-self

installコマンドでyvmでyarnの最新版をインストールします。

terminal
% yvm install latest

yarnのバージョンを確認します。

terminal
% yarn -v
↓
1.22.x

バージョンが表示されたら、yarnのインストール完了です。

yvmでyarnの他のバージョンをインストールしてみる

試しに、yvm v1.22.4をインストールしてみます。

terminal
% yvm install 1.22.4

listコマンドで、yvmへインストール済みのyarnのバージョンを表示します。

terminal
% yvm list 
↓
Installed yarn versions:
 - 1.22.4
 ✓ 1.xx.x (Global Default)

チェックマークがついているバージョンが、現在利用中のyarnバージョンです。

yvmでyarnの他のバージョンへ切り替えてみる

useコマンドで、先ほどインストールしたv1.22.4へ切り替えてみます。

terminal
% yvm use 1.22.4
↓
Now using yarn version 1.22.4

listコマンドで、チェックマークが移動していることを確認します。

terminal
% yvm list
↓
Installed yarn versions:
 ✓ 1.22.4
 - 1.xx.x (Global Default)

念のため、yarnのバージョンも確認。

terminal
% yarn -v
↓
1.22.4

OK。

.yvmrcファイルでyarnバージョンを共有する

yarnのバージョンを指定したいプロジェクトルートに、バージョンを書いた.yvmrcファイルを置きます。

.yvmrc
// .yvmrcファイル
1.22.2

プロジェクトルート(.yvmrcファイルをおいたディレクトリ)で、yarn -vを実行してみます。

terminal
% yarn -v
↓
Installing yarn v1.22.2 in /Users/.../.yvm
Downloading...
...
Installation successful
1.22.2

自動で指定バージョンのyarnがインストールされ、無事、yarnのバージョン情報が表示されました。

これで、yarn生活もシンプルに。やったね。

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