はじめに
前回:SAP Business Application StudioでFioriアプリを作成、deployを行う
前回に引き続き、SAP BTP環境での作業手順をまとめていきます。
目次
- SAP Business Application StudioでFioriアプリを作成、deployを行う
- Launchpad Serviceの作成
- Launchpad ServiceからBTPに公開したFioriアプリにアクセスする
本記事では「2.Launchpad Serviceの作成」「3.Launchpad ServiceからBTPに公開したFioriアプリにアクセスする」について記載していきます。
Launchpad Serviceの作成
Launchpad Serviceの作成
対象のサブアカウントへ遷移し、メニューから「Services」>「Service Marketplace」を選択します。
Service Marketplace内から「Launchpad Service」を押下します。
「Create」を押下し、ServiceとPlanを設定してLaunchpad Serviceを作成します。
作成後、以下のようなポップアップが表示された場合は「View Subscription」を押下するとInstances and Subscriptionsに遷移します。
「Instances and Subscriptions」に遷移し作成されたLaunchpad Serviceを開くと、以下の通りエラーとなります。
これはLaunchpadの権限が付与されていないことによるエラーのため、権限の付与が必要です。
Launchpad権限の付与
メニューから「Security」>「Users」に遷移し、権限を付与したいユーザを選択します。
Role Collectionsタブ内の「...」を押下し、「Assign Role Collection」を選択します。
以下の権限にチェックを入れ、「Assign Role Collection」を押下します。
・Launchpad_Admin
・Launchpad_External_User
再ログイン後にLaunchpad Serviceを開くと以下のような画面が立ち上がります。
※Service MarketplaceにLaunchpad Serviceがない場合
メニューから「Entitlements」に遷移します。
Entitlements内に「Launchpad Service」があるかを確認し、ない場合は「Configure Entitlements」を押下し、さらに「Add Service Plans」を押下して、Launchpad Serviceを追加します。
追加されると、Service Marketplaceに表示されるようになります。
Launchpad ServiceからBTPに公開したFioriアプリにアクセスする
アプリを追加
前回のSAP Business Application StudioでFioriアプリを作成、deployを行うでデプロイしたアプリが表示されるので、追加するアプリにチェックを入れ「追加」ボタンを押下します。
「マイコンテンツ」タブを選択し、追加したアプリが表示されていればアプリの追加は完了です。
※デプロイしたアプリがコンテンツエクスプローラに表示されない場合
デプロイした内容が更新されていない可能性があります。
メニューから「プロパイダマネージャ」を選択し、「アクション」内の「コンテンツ更新」を押下してください。
「最終変更/バージョン」の日時が更新されたら、再度コンテンツエクスプローラを確認するとアプリが増えているかと思います。
終わりに
Launchpad Service内で設定する各アイテム(グループ、カタログ、ロール)については、また別の記事でまとめようと思います。