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Udemyを宣伝するために社内Slackでクイズを投稿している話

Last updated at Posted at 2025-12-06

はじめに

私は現在、SIer企業の人材教育部門で仕事をしています。
Udemyは会社補助で講座を購入できるようになっているのですが、教育部門としてはできるだけこの制度を利用して社員にUdemyを受講してもらいたい…!という気持ちがあります。

そこで今年試したのが、Slackで Udemyにまつわるクイズを投稿する という施策です。

なぜクイズなのか?

Udemyを利用には、まず 「学習を始めるきっかけ」 を作ることが重要です。ですが、現実には「忙しいから後回し」「講座が多すぎて選べない」という声が多く、なかなか自発的な受講につながりません。そこで考えたのが、 クイズという“軽い入り口” を用意することです。

クイズの強みは以下3点です。

  1. 心理的ハードルが低い
    「講座を1時間見る」より「30秒で答える」方が圧倒的に参加しやすい。Slackなら通知で目に入り、リアクションでサクッと回答できるので、学習の第一歩として最適です。

  2. 知識のチラ見せで興味を引ける
    クイズの問題文は、Udemy講座の内容を切り取ったもの。問題を見た瞬間、「これ面白そう」「知らなかった!」という気づきが生まれ、講座リンクをクリックするきっかけになります。

  3. ゲーム感覚で楽しい
    正解したらリアクションがもらえる、ランキングをつけるなど、ちょっとした遊び要素を加えるだけで、学習が義務から娯楽に近づきます。これが継続のカギです。

→「学習文化を作るためのスモールスタート」に適した仕掛けです。

実際にやったこと

以下のような投稿を定期的にSlackに投げています。

スクリーンショット 2025-12-06 011941.png

ポイント①:選択肢を絵文字で用意

4択問題に絵文字をつけることで、投稿に対するリアクションだけで参加できるようにしています。
:one: / :two: / :three: / :four: のリアクションはクイズ投稿直後に私がつけてますので、ワンクリックで参加できる仕組みになっています。

ポイント②:答えと関連講座をスレッドに投稿

スレッドを開くと答えと関連講座をすぐに確認できるようにしています。

スクリーンショット 2025-12-06 012102.png1

Udemyクイズをやってみよう!

さて、ここまで読まれている方はきっと「Udemyクイズ、やってみたい…!」という気持ちに駆られていることでしょう。
そんな方のために、実際に出題したUdemyクイズを紹介します!
※Qiita上なのでスレッドではなく折りたたみで答えと関連講座を隠しています

1問目

■問題
上司と部下が行う1on1ミーティングにおいて、部下を知るためにする質問の組み合わせとして有効なものを1つ選んでください。

■選択肢
:one: ホビーQ / モチベーションQ / タスクQ
:two: ホビーQ / モチベーションQ / ナラティブQ
:three: タスクQ / ナラティブQ / ビジョンQ
:four: モチベーションQ / タスクQ / ビジョンQ

答えと関連講座はこちらをクリック

答えは :four: モチベーションQ / タスクQ / ビジョンQ」 です!

それぞれの「~Q」の単語は講師独自のネーミングではありますが、講座内では具体的な質問パターンも紹介されているため、すぐに実践へ移せる内容となっております。
効果的な1on1を実施されたい方にお勧めの講座です。業務で1on1を担当される方は是非ご検討ください。

関連講座

部下・新人をいち早く成長させる人材育成法/Z世代が思わず動き出したくなるサクセスパスコーチング『教える技術/育む技術』

2問目

■問題
AIにやりたいことを伝えて、対話しながらコードを生成していくプログラミング手法のことを何というか。

■選択肢
:one: Vibe Coding(雰囲気やその場のノリで開発する)
:two: Order Coding(人間のオーダー通りにAIが開発する)
:three: Slack Coding(ゆとりをもって開発する)
:four: Casual Coding(カジュアルに開発する)

答えと関連講座はこちらをクリック

答えは :one: Vibe Coding」 です!
技術について詳しくなくても、雰囲気で指示を与えればコードが完成していく…。AIコーディングではまさにそのような体験ができます。
技術者としては恐ろしくもある反面、ユーザーへ価値を届けるスピードを上げられる可能性を感じられる技術です。
「Gemini CLI」というAIツールを使えば、無料枠だけでも柔軟なVibe Codingを体験できます。簡単なアプリだったらすぐに作れるようになっちゃいます。エンジニアの自由研究(?)として、体験してみてはいかがでしょうか?
とはいえ、ゼロから始めるのには少し勇気がいりますね。以下講座の動画でサクッと入門してしまいましょう!

関連講座

【無料ではじめる】Gemini CLI x Vibe Coding入門 - プログラミング未経験から作れるマインドマップ

3問目

■問題
オブジェクト指向におけるSOLID原則に含まれるものはどれか。

■選択肢
:one: デメテルの法則
:two: 依存関係逆転の原則
:three: 驚き最小の原則
:four: KISS原則

答えと関連講座はこちらをクリック

答えは :two: 依存性逆転の原則」 です!
SOLID原則はオブジェクト指向において、保守性・拡張性・再利用性の高いコードを書くための指針です。
以下の5つの原則で構成されており、それぞれの頭文字をとってSOLIDと呼ばれています。

  • 単一責任の原則(Single Responsibility Principle)
  • オープンクローズドの原則(Open/Closed Principle)
  • リスコフの置換原則(Liskov Substitution Principle)
  • インタフェース分離の原則(Interface Segregation Principle)
  • 依存関係逆転の原則(Dependency Inversion Principle)

原則の名前はわかりましたが、それぞれがどういった意味かを知るためにはサンプルコードを含めた解説を知ることが有効です。
以下の講座では、サンプルコードを見ながら解説を聞くことができますので、イメージをしながら学ぶことができます。
5つの原則を学んで、よりきれいな設計ができる開発者を目指しましょう!

関連講座

オブジェクト指向の原則1:単一責務の原則とオープンクローズドの原則
オブジェクト指向の原則2:リスコフの置換原則と継承以外の解決方法
オブジェクト指向の原則3:依存関係逆転の原則とインタフェース分離の原則

効果

クイズによって明確な宣伝効果があったのかというと、正直よくわかりません:joy:
昨年度よりもUdemyの受講数は増えてきています2ので、単純接触効果といった意味でも受講のきっかけにはなっているんじゃないかと思います。

まとめ

学習を始めるのに対して、腰の重い人はどうしても出てきてしまいます。
そういった人たちに向けてクイズという簡単に参加できる要素を提供することは1つの「学習を始めるきっかけ」になるかもしれません。
知り合いや同僚に対して学習教材を進める際は、ぜひクイズの利用を検討してみてください!

おすすめUdemy講座(再掲)

クイズで紹介したおすすめ講座のリンクをこちらにも記載します。
手っ取り早くおすすめを知りたい人はこちらからアクセスしてみてください。
※おすすめ理由はクイズを問いて確認してくださいね!

  1. ちなみにこちらの講座は昨年のアドベントカレンダー記事で紹介しています!

  2. 劇的に増えたということはないです。なのでたまたまかもしれない。

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